作品一覧

  • 脳のなかの匂い地図
    4.5
    1巻880円 (税込)
    香りを感じる脳のメカニズムが、ついに見えてきた!食欲をそそるいい匂い、果実の爽やかな香り。食べ物や飲み物の「おいしさ」は、味とともに香りや匂いに強く影響される。このことは、食べたり飲んだりしているときに、鼻をつまんでみるとよく実感できる。匂いが消えると、味まで変わった気がします。花の香りやお香の香りなど、いい香りは心地良さや精神の安定につながる。逆に、いやな匂いがすれば、その場から逃げ出したくなる。しかし、香りを感じる脳のメカニズムは、長らく分からなかった。なにしろ、数十万種類もの香り分子を脳はいったいどのようにして感じるというのか、大きな壁が科学者の前に立ちふさがっていた。1991年に匂いを受け取る、匂い分子受容体が発見されてから、事態は急激に変わった。それから10数年、「脳のなかの匂い地図」が形となって大きな成果を上げ始めた。本書は、驚きと新発見に満ちたドラマをやさしく再現する。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 脳のなかの匂い地図

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    食欲をそそるいい匂い、果実の爽やかな香り。
    食べ物は匂いがあるから「おいしさ」も引き立つ。
    いい香りは心地良さや精神の安定につながる。
    いやなにおいがすれば逃げ出したくなる。
    しかし、香りを感じる脳のメカニズムは、長らく分からなかった。
    なにしろ、数十万種類もの香り分子を脳はいったいどのようにして感じるというのか、大きな壁が科学者の前に立ちふさがっていた。
    本書は、この謎を解き明かしてゆく近年の驚きと新発見に満ちたドラマを再現する。

    [ 目次 ]
    第1章 日常生活での嗅覚の役割
    第2章 におい分子受容体の発見
    第3章 脳へのにおい情報の入口
    第4章 脳のなかのにおい地図
    第5章

    0
    2010年07月13日
  • 脳のなかの匂い地図

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     アロマの関連で読みました。
    本書の内容は特にアロマに直接関係するわけではなく、嗅覚器官の働きについてです。
     本書の「おわりに」に "分かりやすくするために内容のレベルを下げることは、しませんでした" とあるように、非常に科学的な内容です。また、論旨展開についても科学的な考え方がスタンスとしてあるように思います。そのため、話がぶっ飛んだりせず、素人が理論の穴を突きたくなるような書籍と違ってよく納得できる内容でした。
     それでも一般の方に読めるように、ということもあり、事前知識がなくても読めました。
     におい分子の名前や、各器官のこまごまとしたところを覚えたいのでなければ、

    0
    2014年09月26日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!