作品一覧

  • チャイナドレス大全 文化・歴史・思想
    4.5
    中国語で「旗袍」(チーパオ)というチャイナドレスは、中国女性の「伝統服」だと考える人が多い。たしかに、中国では観光地の物産店やデパート、ショッピングセンターで、観光客向けのさまざまな旗袍を販売している。さらに、現代モードとして海外のデザイナーによるファッションショーもしばしば目にする。 しかし、中国の女性が日常的に旗袍を着ることはほとんどない。では、なぜ、国際社会で中国の「伝統服」というイメージを生んだのか。 チャイナドレスの起源は清朝時代の貴族が着た衣服である。清末期から民国期を経て、20世紀初頭に現在の形が誕生して、1920年代から40年代に国際都市・上海で大流行して一世を風靡した。その後、中華人民共和国が樹立し、文化大革命期、改革開放期へと中国社会と経済が変動したが、それに伴うチャイナドレスの変化、受容や否定の実態を描き出す。 台湾やマレーシアなどへと広まっていったチャイナドレスも追って現地で調査し、身体性、ジェンダー、セクシュアリティー、エスニシティー、サブカルチャーなどの視点から、チャイナドレスの多様性を検証する。 中国の近代化と服飾文化との関係、歴史的な移り変わりを多数の写真を添えて解説する。
  • チャイナドレスの文化史
    4.3
    中国の「民族服」であるチャイナドレスの起源は清朝時代の貴族が着装した衣服で、二十世紀初頭に現在の形が誕生した。一九二〇年代から四〇年代の国際都市上海で大流行して一世を風靡し現在も愛好されているチャイナドレスの文化史を、多数の写真を添えて解説する。

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  • チャイナドレスをまとう女性たち 旗袍にみる中国の近・現代
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 満族の清朝に起源をもつチャイナドレスは、清末期から民国期、文化大革命期、改革開放期へとどのように変化し、受容され否定されてきたのか、その女性史的・社会史的な意味は何か。史料を縦横に読み解いて、中国の近代化と服飾文化との関係を考察する。

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ユーザーレビュー

  • チャイナドレス大全 文化・歴史・思想

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後のところの少数民族のおそろいチャイナドレスの話が面白かった。男装とかそういうのてBLにつながるのかなあとも思ったり。ともかく、すごい。

    0
    2020年08月06日
  • チャイナドレス大全 文化・歴史・思想

    Posted by ブクログ

    面白かった。チャイナドレスの定義とか色々な話があったけど、一番驚いたのは中国では男装をする女性がよくいたという話。あと、漢服の話も興味深かった。

    0
    2025年11月16日
  • チャイナドレスの文化史

    Posted by ブクログ

    1920年代から40年代の国際都市上海で大流行して一世を風靡し現在も愛好されているチャイナドレスの文化史を、多数の写真を添えて解説されています。

    0
    2020年01月16日
  • チャイナドレスの文化史

    Posted by ブクログ

    チャイナドレスを軸に、近現代中国の服飾・文化・生活を俯瞰していく。
    著者は東北芸術工科大学専任専任講師で、専門は服飾人類学/東アジア比較文化論/近・現代中国史である。

    読んでいる自分自身はファッションにさほど詳しいわけでもなく(着ているものはいつもいい加減(^^;))、服飾の歴史となるともちろん門外漢なのだが、この本はおもしろかった。
    150ページ弱で比較的薄い本だが、写真や図版も多く、興味深く読めた。

    中国女性といえばチャイナドレスが思い浮かぶが、実はその歴史はそれほど古いものではないという。元になっているのは満州人の旗袍(チーパオ)。清朝政府が弁髪とともに服飾も満州風にしたがうよう強い

    0
    2011年11月23日

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