作品一覧

  • スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>

    スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻523円 (税込)
    私たちは本当に「自由が苦手」なのか? 新聞、雑誌、テレビのスポーツ報道は「オヤジ」である。少しセクハラっぽくて、組織を重視。感極まると熱く人生訓を語り始める。それだけではない、彼は周りにいる人たちを〈日本人〉に取り込もうと一生懸命である。スポーツ報道が発するメッセージを丹念に解きほぐし、新たな視点を提示する本。 第1章 本当はこんなに恐いスポーツニュース 第2章 女子選手に向けるオヤジな目線 第3章 スポーツニュースは“人間関係”に細かい 第4章 スポーツニュースは“国”をつくる 第5章 日本人メジャーリーガーが背負わされる“物語” 第6章 世界中で刷り込まれる“国民” 第7章 ワールドカップでつくられた“日本人” 第8章 イビチャ・オシムはなぜ怒ったか―むすびにかえて
  • ロールズ正義論入門

    ロールズ正義論入門

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    1996年から2005年までロンドンに留学し、ロールズの「正義論」を学んだ著者が、幾多のエピソードを交えつつ、従来政治学や経済学の分野で議論されてきた「正義論」を哲学の視点で解読する。

ユーザーレビュー

  • スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>

    Posted by ブクログ

    スポーツニュースや報道に関する不思議を元NHK記者が語ります。長年の経験から得た多くの疑問である事から説得力はあります。みなさんもぜひこの本を手に取り、違った視点でスポーツニュースを見てみてください。

    0
    2009年10月04日
  • スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>

    Posted by ブクログ

    スポーツニュースの根っこにある「おじさん視点」がわかりやすく理解できる。「なでしこジャパン」「アフリカ勢特有」など知らず知らずに常套句に陥りがちですが、そこに本質はないですね、確かに。

    0
    2009年10月04日
  • ロールズ正義論入門

    Posted by ブクログ

    ロールズの正義論の入門書に適した内容であると感じた。ロールズの正義論をほとんど知らない人でも理解できる内容であると思う。
    同じ内容が繰り返し述べられている部分が多いと感じたが、読み直しをしなくても良いという点においては良いのではないかと思う。

    0
    2022年05月05日
  • スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>

    Posted by ブクログ

     盛り上がっている方々には大変申し訳なく思うのだが、大きなスポーツイベントの時期における暑苦しさは何度経験しても慣れない。あらゆる媒体でお祭り騒ぎ。各々のトピックスでは他の政治経済社会などでよっぽどの出来事が起こらないかぎりトップ。

     もちろんスポーツ自体は見てもおもしろいしやってもおもしろい。選手は偉大だし応援したいし責任があるわけでもない。しかし「見ても見なくてもいいし応援してもしなくてもいい」という態度は表面的には許容されるが推奨はされないのはもちろん、場合によっては非難の対象となる。さらにこんな不満を大きな声で口にしようものなら人間性を疑われるか呆れられる。

     強制する空気の構造を著者のスポーツ取材経験を踏まえて論じているのが本書。少々被害妄想的な記述もあるが、大した見識を持ち合わせていない「なんちゃってファン」とは違ったスポーツに対する強い愛情が感じられる。スポーツは一例に過ぎない。多彩な形で現れる人間の欲求は、油断すればいつの間にか利用されるということ。これは間違いないのではないかと思う。

    0
    2014年06月03日
  • スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>

    Posted by ブクログ

    スポーツジャーナリストの玉木正之氏がNHKの「週刊ブックレビュー」で勧めていたので、森田浩之著『スポーツニュースは恐い——刷り込まれる〈日本人〉』(NHK生活人新書)を手に取りました。

    スポーツニュースの何が「恐い」のでしょう? スポーツニュースに接するとき、私たちはたいてい現実の憂さを忘れようとしており、意識は弛緩しています。スポーツニュースは、そんな私たちの無意識に、競技の結果やアスリートの人間ドラマに事寄せて、たとえば男女のあり方についての固定観念や、ステレオタイプな日本人らしさを刷り込んでくる、と著者は言います。たとえば次のような刷り込みです。

    ・男勝りの女性アスリートもやはり女。女らしい一面がある(なくてはならない)。彼女たちはアスリートである前に女であり、妻であり、母である。彼女たちが活躍できるのは夫の理解と支えがあるからこそ。

    ・日本チームの強みは努力、粘り、チームワーク、組織力にある(根拠も証明もなく当然視される断定)。

    ・「やっぱり日本人は日本がいちばん」という結論で落ち着く海外進出選手のニュース。

    ・ヒーローに必要なのは謙虚さ(謙虚さを確認するだけの、お約束のやりとりで終わる、無内容なヒーローインタビュー)。

    「あとがき」でタネあかしされていますが、この本は、デイスコース・アナリシス(言説分析)の手法でメディア・リテラシー(メディアの発する情報をうのみにせず、批判的にみていく姿勢のこと)の必要性を説いた本です。そう言うと小難しそうですが、分析されている言説(談話)が、毎日読むスポーツ欄の記事であり、スポーツ中継の実況アナウンスや選手のインタビューなので、スラスラ読めます。

    正直なことを言うと、たかがスポーツニュースに目くじらを立てなくてもいいじゃないかと、いささか斜に構えた姿勢で読み始めました。しかし読み進むうちに、スポーツニュースに批判的に接することの必要性がわかってきました。つねに疑心暗鬼で裏を読むということまではしなくとも(やりたくてもできません)、「危険」が潜んでいることを頭の片隅に置いておくぐらいのことは必要かもしれません。

    この本とは別の視点からですが、私がスポーツニュースに感じる問題は「手のひら返し」です。昨日の人気者が今日は鼻つまみ者になります。持ち上げておいて落とします。また、現実の複雑さから私たちの目を逸らしてしまいます。このあたり、送り手にその意図はなくても、スポーツニュースには私たちを、物事を深く考えることをめんどうくさがる、気分に流されやすい存在にしてしまう危険性が潜んでいるかもしれません。そういえば最近、政治や社会のニュースがスポーツニュース化しているような気がするのですが……。

    「こんなスポーツ中継は、いらない!」もぜひ、あわせてお読みください。

    0
    2013年02月22日

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