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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
ページを開くと、一番最初に「この恐ろしい本ができるまで」というタイトルが出てくる。
この本を読んでいると、まさに「恐ろしい」という感想を持つ。なぜかと言うと、「現実はそんなに甘くない!」という事を統計やアンケートからまざまざと見せ付けられた気分になるから。
この本が一番言いたいところは、「現代女性は自分の将来像を自分の母親と重ねてはいけない」というところだと思う。
高度経済成長期に結婚した夫婦モデルは、父親は外で働き生活費を稼ぐ、母親は就職した会社で結婚相手を見つけ、職場結婚をしたら専業主婦になり、子どもがある程度大きくなったらパートに出る。というものだった。日本の会社も今ほど不安定ではなく、一度社員になったら年功序列制で給料は上がり、終身雇用で将来も安泰だった。だからほぼ父親の収入だけで一家が十分暮らせていた。
でも今の時代、このモデルは通用しなくなってきてる。現代男性が結婚相手に選ぶのは、共に生活費を稼いでくれる女性。更に、結婚する時点で、自分と同水準の収入がある女性。
そんな男性達の希望とは逆に、現代の女性は、正規雇用社員になれずに派遣社員やアルバイト生活をしている人も多く、思ったような収入を得られていない人が増えている。そして生活水準の高い男性と結婚して、自分の生活水準を向上させる事を望んでいる。
この男女間の考え方の差は、これからますます未婚率を上げていくと本では語られる。
この本でモヤモヤ女子と名づけられる、現代女子の6割は、モヤモヤのまま、「稼げず」「産めず」にいる。
最終的にこの本に出てくるアラフォー女子達から、現代を生きるモヤモヤ女子に対してのアドバイスは、結婚してもしていなくても「自活力」を付けなさいという事だ。まずは稼げる女子が増える事で、社会も潤い、女性の社会的地位も今より高くなり、何より結婚を女性が自分で選べる時代になるという。
現代に生きる女性ならみな、興味を持つ内容だと思う。
男性もこれを読んでみたら、現代女性の持つ悩み、考えが分かるのではないかな。
Posted by ブクログ
フェミ系というか、社会における現代女子の生き方をめぐる考察本。いや、鋭いところをズバズバ切り込んでいて面白かった。ぬるくない議論は読んでて気持ちいい。
今の日本社会のしくみでは女子は仕事しようが結婚しようが出産しようが幸せに人生を歩める道筋がまったくない。それは事実だし、読んでると不幸な時代に生まれたかのような気もしてくるが、それって言葉のあやで、それ言ったらじゃあ幸せが保証されてる時代なんかかつて一度でもあったのか?と思ってしまう。
昔の価値観と次の価値観はいつのときも同じ時代の中でぶつかり合っていて、結局どっちも同じくらいハイリスクなら早めに次の価値観っぽいほうに移行してたほうがお得そう。なんとなくね。