松本尚久の作品一覧
「松本尚久」の「落語の聴き方楽しみ方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松本尚久」の「落語の聴き方楽しみ方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ナルホドソウイウコトカ。「落語」の最大の特徴を、「歴史」とは切り離された「時間」、語り手と聴き手とが回転木馬のように「同じ時間を生きる」ことにあるとして、歌舞伎や演劇、講談や能、アニメやコミックなどと比較しながら解説したとても興味深く、説得力のある一冊。
日本史の知識も時代劇への関心もさっぱりないにもかかわらず、うっかり「落語」にハマってしまった超初心者としては、かねがねこんなことでは「落語」を存分に楽しめないのではないか? というコンプレックスにも似た感情があったのだが、伝統芸能としての「落語」はいまひとつの過渡期にさしかかっていると著者が言う第8章「現代の落語」を読んで、ほんのわずか救わ
Posted by ブクログ
タイトルの通り、もちろん落語に焦点があてられているのだけども、能や人形浄瑠璃、歌舞伎、講談、漫画や映画、漫才、コントなどさまざまなハナシとの比較によって、芸の型を分類しその楽しみ方を紹介している。
落語の噺の中身についての紹介ではなく、落語とはそもそもどのような芸かという点について、学ぶことができる。
単純に聴いて楽しむだけではなく、その噺がどのような位置づけにあるのかという見方を持っていても面白いかもしれないな。
なるほど、こういう見方、聞き方、楽しみ方、視点があるのかと楽しんで読めた。
初心者の僕にとっては、まだまだそれぞれの芸についての理解が浅いので、ついて行けない部分も多かったけど
Posted by ブクログ
落語の周辺にあるさまざまな現象につき、落語以外を例示しながらわかりやすく示す解説本。面白い。
落語を全くみたことはない人はいないだろうし、落語に対する「イメージ」はほとんどの人がもっている。ただ、一般的にはそういう「イメージ」を整理するまでには至っていない。本書では文学やマンガなどを例に示しながら、「落語のイメージ」をわかりやすく解説している。
ぼく自身について言えば、演芸場に何度か足を運んだこともあり、「全くの無知」というわけではないつもりだった。だけど本書を読んで「なるほどなあ」と思い、そしてiTunes Storeで古典落語を何作もダウンロードしてしまいましたとさ。