≪2020年4月号≫月刊 書店員すず木

このエントリーをはてなブックマークに追加
≪2020年4月号≫月刊 書店員すず木
お待たせしました!この道10年のプロ書店員・すず木です!
前月に配信された新作マンガで実際に読んで面白かったものの中から1作品を勝手に「今月の書店員すず木賞」としてご紹介!
少年・青年マンガ・少女・女性マンガからそれぞれ選出!!

※セーフサーチを中またはOFFにすると、すべての作品が表示されます。

新規会員限定半額クーポンプレゼント

今月の書店員すず木賞

少年・青年マンガ

      • 人の息子(1)

        人の息子(1)

        漫画家である鈴木旭のもとに、保育士時代の生徒である山本高嶺から手紙が送られてきた。鈴木は、懐かしく想い高嶺と出会い交流を深めていく。高嶺は、母親と離れ、児童養護施設で暮らしていた――。 他人の息子を育てることはできますか? 家族は、血が繋がってなくてもいいですか? 30代独身男と少年の、里親・...

        独身男性は里親になることができるのか…!?
        親とは、家族とは!?を考えさせられる物語です。
        漫画家の鈴木旭は、元保育士という経歴の持ち主。
        彼は保育士当時、雪の日に母親から置き去りにされ、児童相談所に引き取られた山本高嶺君の事がずっと心残りでした。
        そう、その出来事を漫画に描くほどに…。

        3年後、そのおかげで漫画を読んだ高嶺君本人からファンレターが届き、二人は再会を果たすのです!!

        母親に捨てられるというショックな出来事があったにも関わらず高嶺君は強くしっかりと成長しているように見えましたが、やはり心の奥深くに傷を残していました。

        そんなある日、旭は児童福祉士の秋山から「里親制度」の話を聞きます。
        旭は「自分が里親になれませんか?」と聞くも、「養育上の親」の条件を満たしていないからムリであると告げられます。
        「鈴木さんは山本くんのために生き方を変えられますか?」という秋山の言葉が胸に刺さる旭。

        思い悩んでいる旭に担当編集である重松が言った
        「誰かのために自分が変わっていくのって案外悪くないよね」
        という言葉をキッカケに旭は高嶺くんのために何ができるかを模索していきます。

        自分の周りから人がいなくなることに恐怖をおぼえる高嶺君。
        それでも弱音を吐かずいる健気さに思わず涙が出ます。

        家族じゃないし、友達でもない二人の関係。
        全く血の繋がりがないふたりは「家族」になれるのでしょうか…。
        いつの日か高嶺君が救われて欲しい…。その助けに旭がなって欲しい。
        そう思わずにはいられません。

少女・女性マンガ

      • カノジョは今日もかたづかない(1)【電子限定特典付】

        カノジョは今日もかたづかない(1)【電子限定特典付】

        値引き

        【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】「…毎日なんとかしなきゃって思ってるのに」やりがいのある仕事、社内の評価も上々。付き合って半年の恋人とも順調。ステキ女子として憧れられる・俵あいなの目下の悩み――それは、部屋をかたづけられないこと。一方、机の上はいつもキレイで他人の評価は気にしない、毎日...

        貴女の部屋は、理想の部屋ですか?

        部屋は心を映す鏡とも言います。
        この物語は部屋の状況を通して、働く女性の等身大の姿を描いています。
        「理想の自分」と「今の自分」にギャップを感じている方に是非読んでいただきたい作品です。
        どんなに仕事が忙しくても、メイクとファッションに気合を入れてキレイを維持する、一見女子力高めな俵あいな。
        しかし彼女の自宅は服や空き缶が散らかった汚部屋でした。
        「かたづけなきゃ…」と思いながらもどうにもできない日々。

        そんな彼女の憧れは、ベランダから見える同じマンションの窓際に観葉植物がかざられた部屋でした。
        「きっと片付いたお洒落な部屋に違いない。私もそんな部屋で生活がしたい…」
        そう思えば思う程、自分の部屋とのギャップに打ちのめされてしまうのです。

        仕事も上手く回せない。
        仕事が終わらないから彼氏とのデートもドタキャン。
        部屋が散らかっているから彼氏に立ち寄ってもらうこともできない。
        そんな状況に心が限界を迎え、家の前に立ち尽くしてしまうあいな。

        その状態の彼女を救ってくれたのは、苦手だった同僚の深川でした。
        なんと憧れだったあの観葉植物のある部屋の住人はの彼だったのです…!!

        深川のアドバイスの甲斐もあって自分の自分の生活ペースを築こうとするあいなでしたが、付き合っている彼との関係に陰りが…!?

        心が荒んでくると部屋が荒れてくる。
        部屋が荒れてくると心が荒んでくる。
        そんな卵が先か鶏が先か論争にも陥りそうな「かたづけ」ですが、みなさんも思い当たる節があるのではないでしょうか。
        キレイな部屋で生活したいけれども、毎日仕事に追われ片づける気力がわかない…そうしている間に部屋はどんどん散らかっていく…という状況、私はよくあります…!!

        「キレイな部屋」は「理想の自分」
        「散らかった部屋」は「今の自分」を表しているのだと思います。

        しかし、あいなが「今の自分」を隠し、付き合っている彼氏に見せている姿は「理想の自分」。
        会社で「理想の自分」を見せていたはずの深川に見られたのは「今の自分」と、捻じれた状況に陥るのです。
        好きな人の前では「理想の自分」でいたい気持ちは解りますが…。それって無理しているということで、どこかで歪が生じますよね…。

        要領よくできない自分に苛立ちを感じながらも、理想の部屋で理想の生活をするために必死に足掻くあいな。
        彼女が今後、どう「理想の自分」に近づけるのか見守ってあげてください!!

こちらもオススメ!!

惜しくも今月の書店員すず木賞からは漏れたものの、オススメの作品をご紹介!!

書店員すず木

2005年より電子書籍サイトの仕事に携わる、この道10年以上のプロ書店員。
年間に読むマンガの冊数は2000冊以上。
「面白いマンガを多くの人に読んで欲しい」をモットーに、オススメのマンガをご紹介します。

最近の書店員すず木:みなさんお元気でお過ごしですか?私は元気です。こういう時だからこそ、お家で楽しんでいただくために面白いマンガをご紹介していけるよう頑張ります!!

新規会員限定半額クーポンプレゼント