BL営業担当・スギノpresents 男が推す♂推しBL特集

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ブックライブBL営業担当・スギノです!
日ごろからBLマンガに親しみ、BLのトレンドを知るスギノが、実際に読んで面白かったBLマンガから、毎月【推しBL作品】を紹介していきます。
今月は5月病を吹き飛ばすようなステキBLを3作品紹介します☆

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今月のスギノ☆イチ推し作品

      • それを恋心と呼ぶのなら

        それを恋心と呼ぶのなら

        入試で見かけた天使は、泰誠の超ドストライクの好みの顔。思わずふらふらと近づきその場で...

        冗談かと思いきや…?ひとめぼれから始まる青春BL

        【カップリング属性】やんちゃ天然攻め×寡黙ツンデレ受け

        お客様の中に読後の爽やかなBLをお探しの方はいらっしゃいますか!
        素敵な青春BLの紹介ですよ!

        高校入試の当日、人ごみの中から顔がはちゃめちゃに好みの皇城(すめらぎ)(受け)を発見した泰誠(攻め)。
        「自分の理想が服着て歩いてるみたいだった」と一瞬で夢中になり、なんとその場で告白してしまいます!

        皇城の顔しか見ていなかった泰誠。
        告白した相手が男であることにすらそのあとで気付きます。

        当然その場では振られてしまいますが、入学式で再会。(よかったね!)
        まわりには「顔が好きなだけ」とごまかしつつも、泰誠は相変わらず皇城が気になる様子。
        そんな言い訳が、皇城には少し引っかかるようで…?
        ごく普通のB(ボーイズ)がL(ラブ)しているのを見ている感覚になれるこの作品。

        スタートこそぶっ飛んでいましたが、周囲にからかわれて素直になれないところや、特に応援するわけでもなく、むしろネタにしてイジってくる友人たちの空気感もリアルです。

        好きなのは顔だけではなくなっているのに、まわりにイジられると「自分はホモじゃない」と咄嗟に否定してしまう泰誠を見て、「どうせ本気で好きなわけじゃないんだ」と考えてしまう皇城。
        すれ違いが切ない…。

        なかばネタになっているこの関係が本気に転じたとき、
        相手は受け入れてくれないんじゃないか、友人ではいられなくなるんじゃないか、と考えてしまう一方「でも好きだからしょうがないじゃん!」と突っ走れてしまう若さも眩しい。


        まとまりきらない感情に振り回される様子がザ・青春ですね…。
        ご飯がすすみます!

        自分の感情に気付いたふたりがどのような答えを出すのか。
        爽やかな余韻を残すラストをぜひ見届けてください。

        ふたりのその後が収録されている番外編集『こいのこころのむこうがわ』もあわせてオススメ。
        素敵な青春BL、初夏のお供にいかがでしょうか!
      • オールドファッションカップケーキ

        オールドファッションカップケーキ

        寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、 それだけを好きで選んでいる自分に最近...

        感情移入の嵐!人生を感じるBL

        【カップリング属性】黒髪年下攻め×美人上司受け

        表紙とタイトルがかわいらしいこの作品。
        甘いだけではない魅力が詰まっています。

        職場の上司である野末さん(39歳)と部下の外川(29歳)が主役です。

        職場での野末さんは母性をくすぐるタイプの愛されキャラ。
        ところが、プライベートでは無気力な様子です。

        「なんだか最近、少し憂鬱だ。」

        物語のスタートを切るモノローグも沈んだ一言。
        朝のテレビで紹介されるパンケーキが気になるけれど、一緒に食べに行く年下の彼女を作ることも億劫で…。
        寝て、起きて、仕事をして…ルーティンワークをこなしていくだけの毎日。
        39歳独身男性のリアルを感じました…。

        外川はそんな野末さんを「女の子ごっこ」でアンチエイジングしていきます。
        一緒にオシャレなスイーツを食べに行ったり、スマホで写真を撮りあったり。


        外川と過ごすうちに毎日を楽しく過ごせるようになっていく野末さん。
        きらきら、うきうき、そんな気持ちが伝わってくるようで本当に可愛い。
        僕もそんな野末さんを見て元気をもらいました。

        「女の子だから楽しいとか、若いから楽しいとか、そういうことじゃなかったなって。」
        歩んできた人生を見つめなおして、自分の幸せを再認識する野末さん。

        そんな野末さんの様子を「脳味噌の老眼が治った」と表現する
        佐岸先生のワードセンスは、読者の人生にもヒントをもたらしてくれます。



        「女の子ごっこ」で仲を深めていく二人ですが、あるとき外川は野末さんに対してストレートに気持ちをぶつけてきます。
        しかし、上司と部下という関係・10歳の年の差・男同士という事実が野末さんの心にストッパーをかけてしまう。

        「まるで十代の頃のように、恋がこわい。」
        このやり取りが、なんとも切なくもどかしい。

        そんなふたりの結末は、ぜひ本編で。


        偶然にも今僕は外川と同い年。
        野末さんと同じ年齢になったときには、改めてこの作品を味わいたいと思います。

        カップルの関係性は甘めだけれど、どこかほろ苦い。
        素敵なリーマンBLです。

        読後には、野末さんと外川のそれからを描いた『オールドファッションカップケーキ with カプチーノ』もあわせてどうぞ。
      • FANGS (1)

        FANGS (1)

        クラブで吸血鬼に襲われ、かろうじて生き残ったものの吸血鬼に変異してしまった十九歳のエ...

        セクシーさ致死量超え!新世代吸血鬼BL

        【カップリング属性】年上男前攻め×わんこ受け

        セクシーに致死量があったら、間違いなく昇天していました。
        いやーあぶないあぶない!『FANGS』、おそろしいタイトルです。

        吸血鬼が存在する現代社会がこの作品の舞台。
        とある事件に巻き込まれ、吸血鬼化してしまったエン(受け)と彼を保護する吸血鬼のイチイ(攻め)が主人公です。

        ファンタジー要素の強い設定ですが、世界観が作りこまれているため、読んでいるうちに登場人物たちがどこかで本当に生活しているような気がしてきます。
        「招かれていない家には入ることができない」
        「鏡には姿が映らない」
        「日光に弱い」
        などなど、吸血鬼の特徴はしっかりもちながら、そんな彼らが現代の生活に溶け込む方法については作品独自の設定が用意されています。
        設定がよく練られているため、ストーリーに入り込みやすいです。

        それだけに、吸血鬼になってしまったエンの戸惑いや、自身の変化を受け入れきれない姿がリアルに感じられ、なんとも切ない…。

        イチイは吸血鬼が人間と共存するための支援を行う「FANGS」という組織に所属しており、エンは彼の仕事を手伝いながら様々なタイプの吸血鬼と出会うことになります。

        束縛に近い形でお互いを縛るもの・人間の女性と結ばれているもの・吸血鬼の伴侶を失ったもの…。
        それぞれ一筋縄ではいかない生き方をしている。

        永遠に近い時間を生きていくうえで過去や現在にどう折り合いをつけていくのか。
        エンをケアするイチイにもまた、隠された傷があるようで…?

        ストーリーで魅せ、キャラで魅せ、世界観で魅せ…。推しポイントが押し寄せてくる…。
        一味違ったファンタジーBLをお探しの方、是非チェックしてみてください!

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今月オススメの作品をご紹介!

BL営業担当・スギノ

学生時代は某テーマパークでゴンドラを漕ぎながら、大型書店の女性向けコーナーでアルバイト。
印刷会社勤務を経て現在ブックライブでBL出版社の営業担当。身長183センチ、元バレーボール部。
好きなマンガのキャラクターは跡部様(『テニスの王子様』)

男性目線で感じたBLの面白さを紹介したい!
「男が推す♂推しBL」が、新たなBL作品との出会いのきっかけになれたら嬉しいです!

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