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自分の土地を奪われた
自分の生きる場所を奪われた、福島の現実。
山岡の言葉が響く。
困難は重々承知していますが、是非、賛否両論を呼んだ、続刊の発行を期待します。
震災から10年近くになりますが、未だ原発事故の始末も出来ていません。半減期にもまだ20年ある。福島の方達は、今、どうなさっているのでしょうか。豊かな土地に、自然を大切に生きてきた文化の豊かさ。土地を奪われることの酷さ。それなのに、福島の方達は、本当に知ってもらいたかったことすら、伝えられなかった、ということですね。嘘やごまかしの上に、私達は、今、どんなものを子孫に残そうとしているのでしょうか。今、コロナで、あの時と重なる対応を感じています。原発とどう向き合うのかは、生きていく為に必用な土台をどう扱うのか、どう生きるかを考えること。この、社会変容の時代に、読み直したい本です。
Posted by ブクログ
「福島の苦しみの本質」とは、何か。
ということを強く、強く考えさせられる一冊でした。
福島の人たちは原発事故により、
土地や海、山、川など、生活のすべてを奪われてしまった。
それに対して私たちが何をできるか、
ということを考えさせられざるを得ない。
福島編
日本人に大きな傷を残し、衝撃を与えた3.11。
作者も深い思い入れを持って臨んだらしいが、表現が物議を醸してしまった。
長編のシリーズの中にあって、この問題をまともに記録できる漫画は、
食をテーマに持つこの作品ぐらいかもしれないので、意義はあるのだろうが、
番外編、というべき、というぐらい流れが変わってしまった印象がある。