千葉から秋葉原までママチャリで(!)通うオタクな主人公が自転車部に入部し、ロードレーサーとして、また人として成長していく姿を描く本作。
普通なら接することがないようなキャラクター同士がロードバイクを通して出会い、お互いに切磋琢磨し、チームとして成長する姿は見ていて胸が熱くなります。
また、この作品の良さは、ロードレースにおける得意分野がキャラクターごとに異なるところです。チームで一つのレースをこなしていく中で、各々が得意不得意を補い合って、レースをする姿はチームスポーツが好きな方の心にぐっと響きます。スポコンものが好きな方はぜひ読んでみてください。
そしてロードバイクが欲しくなります。ロードバイクで無性に走りたくなること請け合いです。
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熱いーー!!
段竹にかけてあげるセリフが今までのキャプテン彷彿とさせてグッときた。
オーダーか…それに御堂筋くんまでキャプテンとはあの頃の続きが出来そうで良い。
人と関わるようになった御堂筋は強そう。
坂道のリーダーシップ
坂道がキャプテンになって初のレースを制した。頼りなさそうな姿だが自転車に乗ると人が変わる。その姿に後輩な周りの人たちも引き込まれる姿は、カッコいい。この次の大会やインターハイが楽しみです。
Posted by ブクログ
「オーダーだ、山頂を獲れ!!」
と叫んだ坂道くんに、思わずウルッとした。
自ら掴み取っていく強さっていうのも必要だけど、役割を与えられることで強くなっていくってこともあるよね。
と、感じさせてくれる巻でした。
Posted by ブクログ
これだけ地元の人に応援されたら、プレッシャーにもなるだろうが嬉しいのではないだろうか。
厳しいけれど笑顔を向けてくれるキャプテンだけでなく
今泉と鳴子がついていて3人で一緒に勝つための作戦を考えるというのはとても頼もしい。
”くそ真面目”な坂道くんたちらしく、秘策はなくても
只管積み上げた練習がある。
そして坂道くんが練習した結果の台詞が
「オーダーだ、山頂を獲れ!!」はぐっときた。
新開はどうしてそんなに段竹を弱いと思っているのだろう。そうまで見下せる理由がよくわからない。
無名無名というが、部活なのだしそれまでにいろんな大会に出てきた人ばかりが集まる訳でもないのに。
インハイはこんな地方のレースとは違うなんて偉そうに言っているが、そのレースでも勝てなかった癖に。
段竹は星に願うのも、「勝たせてくれ」ではなく
「実力が出し切れますように」だった。
出し切れたら勝てる。それだけの練習を積み重ねてきたのだ。
御堂筋がキャプテンなのも個人的にはそこまで納得はいっていないのだが
坂道くんが喜んでいるし、御堂筋くんが仲間に頼る強さに気づけるとしたら期待したいところだ。