千葉から秋葉原までママチャリで(!)通うオタクな主人公が自転車部に入部し、ロードレーサーとして、また人として成長していく姿を描く本作。
普通なら接することがないようなキャラクター同士がロードバイクを通して出会い、お互いに切磋琢磨し、チームとして成長する姿は見ていて胸が熱くなります。
また、この作品の良さは、ロードレースにおける得意分野がキャラクターごとに異なるところです。チームで一つのレースをこなしていく中で、各々が得意不得意を補い合って、レースをする姿はチームスポーツが好きな方の心にぐっと響きます。スポコンものが好きな方はぜひ読んでみてください。
そしてロードバイクが欲しくなります。ロードバイクで無性に走りたくなること請け合いです。
感情タグBEST3
匿名
走り出すまで待つハコガクも呉の子の話も良い。
何より青八木を信じる気持ちが強いカブのところも良い。
カブが泣いてるところは何回読んでも泣いちゃう。本人目の前にすると言葉が出ないところも愛しい。6人揃った総北は強いよ。
Posted by ブクログ
何度もおまえの明るさに救われたんだ
お前と言うと、馬鹿にしてると解く人が現実には結構いる。
「お前」呼ばわりするな、と。
侮蔑の蔑称だと。
青八木の「おまえ」には、ただ一人の「おまえ」が含まれてる。
Posted by ブクログ
不覚にも涙が出てしまった。2年生になって2度目のインターハイに出場した「総北」。前年より明らかに弱いチームが、こんなに力を出すのかと思うと、泣けてきた。
Posted by ブクログ
過去話で少しは事情が分かるかと思いきや
とんだサイコパスなだけだった。
何年も付け狙って傷害事件を平気で起こせる人間を
「天才」という言葉で終わらせてほしくない。
鏑木は不言実行という言葉を知らないのだろうか。
不言実行をもじったのが有言実行なのに。
誰も突っ込んでいないので作者が知らないのかと
不安になってしまう。
広島を下した後は思いの外早くチームに追いつけた。
だがそれで安心ではなくて、全員揃ってゴールできる訳ではない。
だからこそ束の間の一緒に走る時間が尊い。
青八木さんの努力が観客にも鏑木にも
伝わっているところがとても良かった。