風車の恋歌作品一覧

  • 公爵は仮初めの妻を逃がさない(上) ルーニカノベルス
    4.8
    君を妻と呼ぶなんて、大切に扱うなんて、してはならないのに。 家族を捨て、公爵の愛人になった母。その死の報せを受けて公爵家に赴いたミレーヌは、突然、公爵の息子オクタヴィアンと結婚するよう命じられる。正妻の息子であるオクタヴィアンにとって、憎い愛人の娘との結婚は耐え難い屈辱のはず。初夜、「君を愛することはない」と、オクタヴィアンに白い結婚を提案されたミレーヌは当然のことと受け入れた。だが彼は、態度こそそっけないものの、ミレーヌを公正に扱ってくれる。清廉な彼にこれ以上負担はかけたくないと、城の者たちの冷たい仕打ちに耐えるミレーヌだが……。 【目次】 序章 1章 白薔薇の下で 2章 望まぬ花婿、望まれぬ花嫁 3章 心の鍵を外す音 【著者】 藤波ちなこ 2014年『ためらいの代償』(ソーニャ文庫)で作家デビュー。近著に『風車の恋歌』(ソーニャ文庫)等がある。 鈴ノ助
  • 風車の恋歌
    4.5
    商人の娘・芹は、若君の乳母を務める母に呼ばれ、城へおもむくことに。 だがそこで芹に与えられた役目は、若君・知澄の側女となることだった。 母からの突然の命令に愕然とする芹。 知澄はそんな芹を、ある誤解からひどく詰り、乱暴に抱いてしまう。 互いの事情を知らぬまますれ違う二人。 それでも、知澄を慕う芹は、彼の歪んだ欲望を受けとめ続けていた。 一方知澄も、芹に対する激情は恋だと認め始めるが、 その矢先、二人は引き離されて……。

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