眠る湖シリーズ作品一覧

  • 終わりのない夏
    -
    ドナはひさしぶりに故郷に戻ってきた。十五年前、ドナは恋人マックのいとこジェイクにひそかに許されざる思慕の念を抱いていた。そしてある夜、偶然二人きりになったとき、思いのたけをすべてジェイクにぶつけたのだ。だが、その直後、マックが突然の事故で亡くなり、罪悪感を抱えたままドナは故郷を離れた。今、目の前にいるジェイクを見て、ドナの心臓は高鳴っていた。だけど、決してこの気持ちを口にすることはできない――あの夜に生まれた秘密を彼に知られてはならないのだから。
  • 終わりのない夏〈眠る湖III〉
    完結
    5.0
    15年前、いとこ同士4人の少年たちが湖で経験した悲しい事故--ひとりが亡くなり、残された3人はそれぞれ心に傷を負った。その犠牲者マックの恋人ドナが久しぶりに故郷に帰ってきた。ドナはマックの死に罪悪感を覚えていた。当時、彼女が本当に好きだったのはマックのいとこジェイクだったのだ。その想いをジェイクに伝えた直後、悲劇は起こった。15年が過ぎてもドナの心は変わっていない。けれど、この気持ちを再び彼に告げるわけにはいかない。だって、あの夜に生まれた秘密を彼に知られてはならないのだから。仲間の死を乗りこえようとする3人のいとこたちの軌跡を追った感動の3部作・完結編。
  • 恋に落ちたボス
    4.0
    今日こそはクーパーに仕事を辞めたいと言わなければ。カーラは強い決意を抱いて雇い主のもとに向かった。五年前からカーラは作家クーパーの個人秘書を勤めている。一年前に、彼を愛してしまったことに気づいたが、問題はクーパーにはその気はまったくないこと――決して、カーラを女性としては見てくれないことなのだ。ボスへの片思いなんてみじめすぎる。一刻も早く、彼から離れなければ。だがカーラは知るよしもなかった。本当はクーパーが、彼女を誘惑しようと計画していることなど。
  • 恋に落ちたボス〈眠る湖II〉
    完結
    5.0
    人気作家クーパーの個人秘書をしているカーラは、今日こそ辞めようと固く決意していた。なぜならクーパーをひと目見ると、カーラの聡明な頭脳はたちまち活動停止して、いけない空想でいっぱいになってしまうのだ。でも彼はそれに気づくデリカシーさえもっていない。カーラが彼の借りた古い家に着くと、クーパーの様子はいつもと違う。おまけに古家には噂どおり幽霊がでるらしく、女性のすすりなく声が聞こえる。何か重大なことが起きる…とカーラは直感した!?
  • 月の夜の誘惑
    -
    ある夜、広大なロナーガン家の敷地内にある湖で、マギーは一糸まとわぬ姿で泳いでいた。二年前から、マギーはここに住み込んで家政婦をしている。この家の当主は孤独な老人で、孫たちにも見捨てられたというが、マギーにとって、今や家族のような存在となっていた。天涯孤独だった私が、やっと居場所を見つけたんだもの……。そんな物思いにふけっていると、突然、木の茂みが動く音が聞こえた。男性だわ!私が気づかないのをいいことに、ずっと眺めていたのね。許せないほど卑劣な男――だけど、なんてハンサムなのかしら。いったい誰だろうといぶかるマギーに、男性は静かに名を名乗った。次の瞬間、マギーの体は震え始めた。
  • 月の夜の誘惑〈眠る湖I〉
    完結
    4.0
    天涯孤独のマギーが、裕福だが孤独な老人ジェレマイア・ロナーガンに助けられたのは、2年前だった。以来マギーは家政婦として働いていた。ある夜、広大なロナーガン家の敷地内の湖で、マギーは一糸まとわぬ姿で泳いでいた。そのとき突然、木の茂みの動く音がした。--男性だ!覗き見するなんて卑劣な男。許せない--だが男は恥じる様子もなく名をなのった。サム・ロナーガン。マギーの体が震えた。ジェレマイアを見放し孤独の底に沈めた冷血な孫の1人だった!

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