ShINC.PUBLISHING作品一覧

  • 映画と写真
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    20世紀の名作映画と写真との深い結びつきや関係に迫り映画鑑賞に新たな味わいや視点を提供する一冊 本書は、映画「ブレードランナー」や「ファニーフェイス」、「ローマの休日」など20世紀の名作映画と写真との深い結びつきや関係に迫ります。それを探ることで、写真メディアだけが有する魔力と魅力に再び気づき映画鑑賞に新たな味わいや視点を提供します。『映画』と『写真』各々のジャンルに切り分けられ突き進んできた20世紀的映像が、物語と想像力の中で接近し映画の中に着床している様子には震えます。その儚く危うい知的表現が、映画に奥行きと魅力を与え時代を超えた名作たらしめています。『映画X写真』で興奮度10倍! 【目次】 『はじめに』Film 1『ブレードランナー』Film 2『ブレードランナー2049』Film 3『パリの恋人』Film 4『欲望』Blow-UpFilm 5『小さな兵隊』Film 6『恐るべき子供たち』Film 7『トラベラー』Film 8『マディソン郡の橋』Film 9『殺人カメラ』Film 10『スモーク』Film 11『都会のアリス』Film 12『パリ、テキサス』Film 13『ローマの休日』『あとがき』『シンクの電子書籍』 【著者】 加藤正樹 1960年 愛知県長久手生まれ。青山学院英米文学科卒。編集プロダクション松岡正剛事務所入所『日本の組織』(第一法規出版)『情報の歴史』(NTT出版)などに携わる。1992年 中目黒駅前にて洋書アートブック専門店アートバード・ブックス(ART BIRD BOOKS)をオープン。主に絶版写真集やアートブックを中心に取り扱う。2012年 代官山蔦屋書店にてブックコンシェルジュとして勤務。2021年帰郷し、介護の傍らプロジェクトを構想中。
  • サイゴンの昼下がり
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    横木安良夫の文筆家としてのデビュー作。 1994年初めてベトナムを訪れた。悲惨な戦争の残骸を確かめに行くつもりだった。到着した深夜の闇に包まれたサイゴンはひっそりとしていた。そしてまだ暗い明け方、歓声で目が覚める。街頭の下、喜々として裸足でサーカーを興じる若者たち。そして訪れた朝のベンタイン市場。僕はベトナムが実は豊かな国で有ることを知った。本書(サイゴンの昼下がり)をきっかけに文章も書くようになる。小説「熱を食む裸の果実」講談社。ノンフィクション「ロバート・キャパ最期の日」東京書籍。横木安良夫。 【目次】 一・サイゴンの昼下がり 二・メコンデルタ・クルージング 三・ヴェトナムのニース、ニャチャン 四・姉と妹 五・居場所のないバレリーナ、ミ・ズエン 六・アオザイと安南の娘 七・僕と同世代のヴェトナム人 八・もう一つの歴史 九・戦争写真家ロバート・キャパと一ノ瀬泰造 写真解説 横木安良夫の電子書籍 ShINC.の電子書籍 【著者】 横木安良夫 1949年 千葉県市川市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。アシスタントをへて、1975年フリーランスとなる。広告、ファッション、エディトリアル、ドキュメンタリー、NUDE、写真集、コマーシャルフィルムなどあらゆるジャンルで活動。2015年からアマゾンKindle電子版写真集CRPプロジェクトを開始。300冊以上が出版されている。本書をきっかけに文章も書くようになる。写文集「サイゴンの昼下がり」新潮社。小説「熱を食む裸の果実」講談社。ノンフィクション「ロバート・キャパ最期の日」東京書籍。など多数
  • ShINC.MAGZINE-D/02
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    シンクマガジンデジタル版 ShINC.MAGZINE-D創刊第2号 立木義浩が高解像度カメラで東寺を撮影した「東寺遍照」はマイクロソフトのDeep Zoomで1億画素の画像を拡大して見ることができます。今号から連載が始まった加藤正樹のMind Treeは「スタンリー・キューブリック」。小学校から学校をサボっていた少年が世界の映画監督になるまでの知られざるエピソードを紹介しています。他、田口まき「秘密の庭」/ ShINC.Finds:遠藤文香「カムイ・モシリ」ShINC.Thinksは「写真集のマーケッティング」についてスーパーラボのホウキヤスノリが話しています。 【目次】 特集:立木義浩「東寺遍照」/ 田口まき「秘密の庭」/ ShINC.Finds:遠藤文香「カムイ・モシリ」/ ShINC.Thinks:ホウキヤスノリ 「写真集のマーケッティング」/ Mind Tree:加藤正樹「スタンリー・キューブリック」/ ShINC.Mate:五味彬「橘 裕子」 【著者】 五味彬 1953年東京生まれ。日本大学芸術学部卒。1977年渡仏、1983年に帰国後ファッション雑誌を中心に作品を発表。1993年日本人の体系の記録『YELLOWS』(イエローズ)を発表。写真家 写真編集者 ShINC.MAGZINE 主幹
  • 「葬式ごっこ」八年後の証言
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    1巻1,408円 (税込)
    1986年に東京中野区で起きた「葬式ごっこ」と呼ばれる日本で初めてのいじめ自殺事件のノンフィクション 1986年に東京中野区で起きた「中野富士見中学いじめ自殺事件」は「葬式ごっこ」という呼称と共にいじめの残酷さを物語る例として語り継がれている。著書は、いじめ被害者の手記、遺書などが多く紹介される。いじめの場に居合わせ、いじめに加わった少年少女の体験録は他に例がない。この著書を通していじめを産む教室、学校の素顔を知る事ができる。巻頭「鹿川君の見た風景・死への三十七時間の彷徨」と題した写真家五味彬のフォト・ストリー、巻末に同年3月facebookに投稿した「いじめを追って34年」全文を掲載。 【目次】 はじめに 鹿川事件判決(要旨) (平成六年五月二〇日言渡) 視角一二〇度の範囲に少年の居場所はなかった。 「八年間は何だったのか」控訴審判決まで 「シシ君は目で助けを求めていた」 「いじめが始まると、みんな『やれ、やれ』『もっといけ』と盛り上がった」 「いじめを下手に止めに入ったら、次に自分がやられる。 汚ねえようだが、生きる知恵だわ」 「自分が弱い人間であることを知られるのが、死ぬほどいやだった」 「シシが死んだとき、だれかが『みんなだよ、 みんなでやっちまったんだ』と言った。 「私もあのころ、なーんにも考えていなかった」 「おれって、情がねえのかなあ」 「あの時代がステップになった」 「私がおばさんになっても、シシ君は中学生のままなのよね」 「一人でがんばっても、どうかなるって状態じゃなかった」 「親同士、お互いによく知らないんですよ」 「あれを機に、私も人生観が変わった」 「学校が安心して子どもを預けられる場所じゃなかった」 「おれたちが死なせたんだ」同級生三人の座談会 他 【著者】 豊田充 1938年、東京生まれ。元朝日新聞記者。鹿川裕史君の自殺以前から、いじめ問題に取り組み、また、女子高校生コンクリート詰め殺人事件などを取材。著書に『いじめはなぜ防げないのか 「葬式ごっこ」から二十一年 』(朝日新聞社)『子どもの自己救出力—少年犯罪に迫るキーワード』(教育出版)『 清輝君が見た闇—いじめの深層は』(大海社)『子どもの自己救出力—少年犯罪に迫るキーワード』(教育出版)がある。2020年3月、NHK『事件の涙』に出演、いまもいじめ問題に取り組んでいる
  • 「チリに行こう!」と、マリアが言った。 South America
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    南米を巡る女子二人の旅。写真集と同時に、それぞれの国で体験したエピソードが盛り込まれている旅行記。 チリ、ボリビア、ペルー、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンを巡る女子二人の旅。写真集であると同時に、それぞれの国で体験したエピソードがふんだんに盛り込まれている旅行記でもある。横木安良夫がプロデュースした写真集を五味彬がデジタル化。巻末に作者が撮影した都市をGoogle Earthで見る事ができる。 【目次】 「チリに行こう!」と、マリアが言った。 日本を発つ日 チリ滞在1日目 チリの市場で買い物 アパートでのトラブル チリでの洗濯 サンティアゴ散策 出会いは突然に 美人の苦労 チリでは『ドン・キホーテ』が必読書 チリの独立記念日 サンティアゴで危機一髪 チリの交通事情 チリで二つ目のマンションへ 料理中のハプニングウユニ塩湖を四駆で爆走 2泊3日のツアーが終了 ウユニの町にて ボリビアで九死に一生 ボリビアの病院で受けたカルチャーショック ボリビアのラパスで世にも奇妙な体験 ペルーで年越し トイレはブラックホール」 トイレはブラックホールの真相は? ボリビアでの災難は続く 24時間以上の過酷な旅 南米の暑さと日本の暑さ ウルグアイでパスポートを紛失!? 怒とうのアルゼンチン巡り 南米最南端の町へ おじさんの家族と初対面 チリに別れを告げる。 【著者】 狩野萌 写真家・エッセイスト 1992年10月10日 群馬県生まれ。 2011年 津田塾大学学芸学部情報科学科入学 2013年 同大学2年次で中退 2013年 ビジネス・ブレークスルー大学経営学部ITソリューション学科入学 2014年の年末 一眼レフを購入。趣味で写真を撮り始める 2017年3月 南米二人旅を終え、写真の道へ進むことを決める。 2019年9月 同大学卒業
  • 木石の詩
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    新山清が亡くなっ時に浜谷浩、植田正治、鈴木八郎ら有志によって制作された新山清の遺作集。 新山清は旭光学(アサヒペンタックス)で東京サービスセンター所長を務めアマチュアカメラマンの指導していた。1969年5月13日、指導の帰りに目黒駅近くで精神異常者の兇刃に倒れて急逝する。この写真集『木石の詩』は新山と親しかった友人らによって作られた遺作集でその選者は浜谷浩、植田正治、縁川洋一、鈴木八郎と言った60年代を代表する写真家達が名を連ね、新山清の交友関係の広さが窺われる。(編集・デジタライズ:五味彬) 【目次】 語りつくしたかった新山さん岩間倶久 新山君の憶い出 植田正治 新山さんを偲ぶ魚住励 新山清氏を悼みて。 内田耕作 新山さんと全日写連大木栄一 富士フォトサロンと新山君大場栄一 新山氏のおもいで清岡惣一 芸の行きどまりを見せずして田中雅夫 新山さんのおもいで 濱谷浩 新山君よなぜ逝った緑川洋一 遺作集に八木治 新山さんと私 鈴木八郎 写真展 木石の詩に寄せて秋山青磁 Original Page Layout 新山 清 Biography 【著者】 新山清 1911年(明治44年)愛媛県に生まる。 東京電気専門学校卒業。 1935年(昭和10年)理科学研究所に就職。 1936年(昭和11年)パーレットF6.3付で写真をはじめる。 二科展、アメリカ・ポピュラーフォトコンテスト、パリサロン、東京美術協会展など入選、受賞多数。 全日本写真連盟役員・東京写真研究会審査員などとして全国アマチュアの指導に活躍。 1958年(昭和33年)旭光学に入社、東京サービスセンター所長を務める。 1969年5月13日(昭和44年)精神異常者の兇刃に倒れて急逝。

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