GAEA BOOKS作品一覧
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5.0「いつかこの手で、この台湾で、 新種を見つけるんだ!」 台湾人と日本人―― 植物研究者たちの情熱溢れる人間ドラマ 1924年、大正時代の台湾は、植物研究の黄金時代だった。 薬草堂の跡取り息子・涼山(リョウザン)は、 自ら起こした過失の尻ぬぐいのため 台北の植物園で小間使いとして住み込みで働くことに。 そこには厳格な童顔の植物研究助手、温厚だが一癖ありそうな植物絵師、 植物バカの天然研究者など、個性あふれる面々がいた。 涼山は責任感の薄い今時の軽い若者に見えるが、 幼い妹の死と、父親との関係という苦悩を抱えていた。 そして植物に一途な彼らもまた、 生きるが故のそれぞれの背景を持ち――。 台湾の植物を通して描かれる、植物採集の魅力、 研究者たちのたゆまぬ努力と情熱、苦悩…… そこにはいつも人間たちの熱きドラマがある。 明るくも、時に切ない みずみずしい筆致で描きだされる、植物と人間の賛歌!
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-台北城の百画堂喫茶店には 幽玄怪奇な事件が舞い込む―― 一九三五年・台湾博覧会の開催時代、 モダンで華やか、活気あふれる台北に 一軒の喫茶店『百画堂(ヒャッガドウ)』があった。 甘い香りと優雅な空気に魅かれて、 『百画堂』には多くの文化人たちが集う。 そして時には常人には視えない 不思議な存在が訪れることも。 彼らはみな、大事な人への想いを抱えていた―― 謎めいた店主が今日もてなすのは、 さてどんな「この世ならざるもの」だろう?
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-鉄道と陸上を結ぶ 「まだ何者でもない」少年たちの成長物語! 第二次世界大戦後期、 台湾の空は軍機がひしめいていた。 爆音が轟き、硝煙の匂いが充満する―― そんななかで2人の少年が ランナーとして出会う。 彼らは走る列車に想いを馳せ、 「日本の陸上史に名を残す!」 夢を心に秘めていた。 戦局がますます悪化してゆき、 2人は想いをかなえることができるのか? 鉄道と陸上を重ねながら、未熟で熱い少年たちの 青春を真摯に映しだす!
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-第二次世界大戦後期、 台湾の空は軍機がひしめいていた。 爆音が轟き、硝煙の匂いが充満する―― そんななかで2人の少年が ランナーとして出会う。 彼らは走る列車に想いを馳せ、 「日本の陸上史に名を残す!」 夢を心に秘めていた。
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-台湾原住民の伝統 ✕ 日本の故郷の味 台湾東部・花蓮の風味! アミ族の少女料理人の癒しのメニューをご賞味あれ 刺葱(カラスザンショウ)入り卵焼き、 月桃の花の天ぷら、パンの実と小魚のスープ…… 今もなお原住民・アミ族の人々が多く暮らす 台湾東部の町・花蓮。 第二次世界大戦中に、アミ族の少女・バナは 日本人家庭の家政婦として雇われる。 物資が乏しいなか、バナは創意工夫を凝らして 土地の食材と原住民の食文化を組み合わせ、 日本人の口に合う料理を作りだす。 その味は、日本を遠く離れた一家の心に 懐かしさと、新しい記憶を刻み込んでいく――
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-台湾原住民の伝統 ✕ 日本の故郷の味 台湾東部・花蓮の風味! アミ族の少女料理人の癒しのメニューをご賞味あれ 今もなお原住民・アミ族の人々が多く暮らす 台湾東部の町・花蓮。 第二次世界大戦中に、アミ族の少女・バナは 日本人家庭の家政婦として雇われる。
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-台北城の百画堂喫茶店には 幽玄怪奇な事件が舞い込む―― 一九三五年・台湾博覧会の開催時代、 モダンで華やか、活気あふれる台北に 一軒の喫茶店『百画堂(ヒャッガドウ)』があった。
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-一九四〇年代、 僕らはエリート学生じゃなく、 ただの二等兵だった。 一九四〇年代、空には戦闘機の轟音が鳴り響き、 戦争への序曲を奏で始めた。 戦争は、自由で明るい空気を剥奪してゆく。 台北高校に憧れていた 文学を愛する少年・猫野は、 エリート学生としての幸せを 享受できると思っていたのに…… 戦局は急変し、ルームメイトの犬山は 徴集されフィリピンの前線へ。 同級生の未川は空襲で瀕死の重傷を負う。 そして猫野の身にも戦争の恐怖が 刻々と近寄るのだった――
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-戦争は、自由で明るい空気を剥奪してゆく。 台北高校に憧れていた 文学を愛する少年・猫野(ねこの)は、 エリート学生としての幸せを 享受できると思っていたのに…… 戦局は急変し、ルームメイトの犬山は 徴集されフィリピンの前線へ。
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-一九三〇年代台北高校青春記! 自由の音を鳴り響かせる 「俺たちの雑誌を創ろーぜ!」 最難関の台北高校に合格した 台湾人・葉星橋(ヨウ・セイキョウ)。 地元の期待を一身に集めて意気揚々と入学したものの、 「自分の本当にやりたいことって…?」と思い悩む日々。 中等部からの持ち上がり組、 日本人の南城雲太郎(なんじょううんたろう)は、 豪放磊落、傍若無人、授業にも出ず 寮であらゆる本を貪り読んでいる。 そんな相反する性格の二人がルームメイトに! 旧態依然の高校の規則などぶっ飛ばし、 誉れ高くも今や志は地に落ちた学校誌 『翔風』を蹴落とそうと、手を取りあう。 彼らが目指すのは「新しい、自分たちの雑誌」 その名は『鐘の音』。 続々と個性的なメンバーが『鐘の音』編集部に集っていく。 大人たちの無理解、同級生との確執、資金難…… 艱難辛苦を乗り越えて、『鐘の音』は無事創刊されるのか!? ハツラツとほろ苦く甘酸っぱい――嗚呼、台北高校青春記!
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-名門校に入れば人生は安泰? 社会や家族からの期待に押しつぶされそうな葉星橋(ヨウ・セイキョウ)。 まわりは天才だらけで迷いの中にいた彼の前に、学校一の問題児・南城雲太郎(なんじょううんたろう)が現れる——!
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-「いつかこの手で、この台湾で、新種を見つけるんだ!」 台湾人と日本人―― 植物研究者たちの情熱溢れる人間ドラマ