太宰治 - オリオンブックス作品一覧

  • お伽草子
    -
    1巻110円 (税込)
    太宰治の短編小説。5歳の女の子のために絵本を読んで聞かせるという言葉で始まる物語。 「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」といったお馴染みのおとぎ話が太宰流にアレンジされている。 太宰治の解釈によるお話は、平成の時代を生きる我々が読んでも面白い。読みやすくするため、現代の言葉に近づけました。
  • 女の決闘
    -
    1巻110円 (税込)
    人妻コンスタンチエが亭主の浮気相手と決闘する。浮気相手のロシア医科大学生、芸術家の亭主、三者からこの物語が描写される。森鴎外訳のオイレンベルグ「女の決闘」を太宰治が解説し更に新たな物語を創造する。太宰治の小説論が垣間見える。
  • グッド・バイ
    -
    1巻110円 (税込)
    太宰治の未完の遺作。内容はユーモラスで面白く評価は高く、非常に惜しまれる作品。洒落男の田島は妻がありながら10人もの愛人がいる。なんとかすべての愛人と別れようと画策する。そこへとびきりの美人が現れて……。
  • 斜陽
    2.0
    没落していくある貴族の家庭を描いた太宰治の代表作の一つ。「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」いつまでも悲しみに沈んではおられない。かず子は戦闘を開始する。「斜陽族」という意味の言葉を生みだすほどの影響力があった作品。日本版「桜の園」。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 新釈諸国噺
    -
    1巻110円 (税込)
    太宰治が世界一と惚れ込む作家井原西鶴。その原作を太宰治が現代風に仕上げた作品十二編。独特な人間観察と皮肉な面白いお話のなかにも洒落が効いている。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 女生徒
    4.0
    1巻110円 (税込)
    ある女生徒の、朝起きてから夜寝るまでの一日を描いた作品。思春期の女子の繊細な感情が独白形式で綴られる。目に映ることや気分が次々に移り変わる不可解な乙女心。現代の女性にも圧倒的な支持される太宰治の作品。
  • 正義と微笑
    -
    1巻220円 (税込)
    進路に悩む少年が選んだ道は?揺れ動く16歳の進の気持ちを日記形式でつづった小説。家族や回りの人たちとの関わりや心情が手に取るようにわかる。明るく希望に満ちた青春小説。表題作他、「女類」を収録。
  • チャンス
    -
    1巻110円 (税込)
    太宰治が男女の出会いについて繰り広げた恋愛論。なるほどと、思わずうなずいてしまう人も多いはず。 太宰治らしい作品を原文のまま読みやすく改編しました。

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  • 津軽
    -
    1巻110円 (税込)
    「なぜ旅に出るの?」「苦しいからさ」太宰治の自伝的小説。出版社からの依頼で幼少期を過ごした青森県津軽地方を旅する。思い出を交え当時の世相や風景歴史的な考察をしながら旅する。行く先々で大酒を飲む太宰の姿が痛快。真面目にその町の歴史やエピソードを語りながら、実家や親戚、兄弟とのやりとりの中に太宰の心情、原点がしのばれる。そして幼少の頃、育ててもらった「たけ」との感動の再会。
  • 人間失格
    3.5
    1巻165円 (税込)
    恵まれた家庭環境に育ちながらも、幼い頃より人間に怯え、嫌悪感を抱く主人公。そんな男の崩壊していく人生を鋭く描いた太宰治の代表作。原文のまま読みやすく改編しました。

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  • 葉桜と魔笛
    -
    1巻110円 (税込)
    余命わずか百日。18歳の美しい妹には秘密の文通相手がいた。しかしその男は、妹の病気を知ると手紙を寄こさなくなってしまう。やがて死の迫った病床に男からの手紙が届く。それは愛情に溢れた手紙だった。美しい姉妹の愛情の物語「葉桜と魔笛」。ある読者の勘違いから恥を掻いたお話。自分をモデルにした小説だと勘違いし、ある作家を訪れるが……「恥」。青森の大地主の六男として生まれた太宰治。その兄たちのお話。若くして死んだ三男との兄妹愛「兄たち」。
  • 走れメロス
    -
    1巻110円 (税込)
    自分が戻らなければ、王との約束で友人が殺される。メロスはくじけそうになりながらも、走り続けた……。 太宰治の名作を、原文のまま読みやすく改編しました。

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  • パンドラの匣
    -
    1巻110円 (税込)
    「健康道場」と称するある療養所で病いと闘っている二十歳の男の子から、その親友に宛てた手紙の形式になっている作品。そこで働く竹さんとマア坊との恋心。回りの人々との交流を通して描かれる手紙形式の文面を通して主人公の心の動きや親友に対しての表面的な説明や言い訳の中に本音が見える仕掛けになっている。太宰治には珍しい明るく希望にみちた青春小説。過去に何度も映画化されている。
  • 美少女 桜桃 帰去来
    3.0
    1巻110円 (税込)
    「美少女」妻と一緒に甲府の大衆浴場に出掛けた私はそこで青い桃実のような美しい裸体の少女を見た。その感動と後日談。「桜桃」「子供より親が大事」ではじまる父親の苦悩と夫婦のすれ違いのお話。妻から言われる「涙の谷」も切ない。「帰去来」ある事情で故郷の津軽に顔向けできない主人公。それを北さんと中畑さんが相談して実家の母親に会わせてやる心温まるお話。自伝的小説。
  • 雪の夜の話
    -
    1巻110円 (税込)
    私と兄夫婦の話。雪の夜にお使いの帰り道にスルメを落としてしまう。失意の私だったが美しい雪景色を目に焼き付けて帰宅する。「雪の夜の話」私は100円札。使い古された私の辿った数奇な人生。お札が主人公のお話。「貨幣」子どものころは才能があったかもしれないお話。12歳の頃、作文がある雑誌に掲載される。すると周囲は必要以上に騒ぎだし、作文が嫌になってしまう。「千代女」※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • ヴィヨンの妻
    5.0
    1巻110円 (税込)
    貧しいながらも、奔放で勝手気ままな詩人の夫を支える健気な妻の物語。映画化もされた太宰治の名作を、原文のまま読みやすく改編しました。

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