11勝作品一覧

  • 幸せになる百通りの方法
    3.5
    1巻600円 (税込)
    人生は11勝10敗と心得よ! このムズカシイ時代を、滑稽だけど懸命に生きる人たち――。自己啓発書を読み漁って空回る若きサラリーマン、お見合いパーティーに参加しても動物の行動を観察するように冷静になってしまう三十代女性、リストラされたことを家族に言いだせない二代目ベンチマン……。短篇の名手が描いた、ユーモラスでビターな7つの物語。
  • 増補改訂版 消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡
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    2011年度JRA賞 馬事文化賞受賞作品の増補改訂版。 新たに見つかった手紙など、新事実に基づいて大幅に加筆!! ウオッカのダービー制覇の64年前、牝馬としてデビューわずか3戦目でダービーを制したクリフジ。この名牝の11戦11勝すべてで手綱を取り、今もなお破られぬダービー最年少勝利の記録を持つ男がいた。 たった2年半の騎手生活ながら、四冠達成、生涯勝率3割超などの成績を残し、第二次世界大戦で戦病死した彼の足跡は多くの謎に包まれており、関係者でさえも調べる手立てがなく、ほとんど忘れ去られていた。しかし、2006年夏、ある出来事をきっかけに、彼の謎に満ちた人生が明らかになる。 著者の6年にわたる取材から、少しの幸運と多くの悲運により23年の生涯を終えた“幻の天才騎手・前田長吉”のすべてが、ここに蘇る――。 競馬史をも書き換える歴史集として、伝説の天才騎手の謎を解き明かすミステリーとして、主人公の知られざる数奇な運命をたどるドラマとして、いくつもの楽しみ方ができる読みごたえのある一冊。
  • 「我が道」浅香山博之(元大関・魁皇)
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    気は優しくて力持ち。昭和の終わりから平成にかけて、大相撲は若貴兄弟、曙・武蔵丸らのハワイ勢、朝青龍・白鵬らのモンゴル勢たちが真剣勝負で土俵を沸かせました。今回の主役はそんな強敵たちと数々の好勝負を繰り広げた元大関・魁皇、浅香山博之氏。スポーツニッポン紙上での自伝連載を書籍化した「我が道」に、満を持しての時間いっぱいで登場です。  浅香山氏は1972年(昭47)7月24日、福岡・直方市出身。直方二中卒業後に友綱部屋に入門し、88年春場所で初土俵を踏みます。前場所を優勝して迎えた00年名古屋場所で11勝4敗の好成績を残し、大関に昇進。幕内優勝5回。幕内出場1444回、通算勝利1047、幕内勝利879はいずれも現役引退当時の史上最多と、記憶にも記録にも残る名力士です。  周囲の大人たちに勧められるまま、半ば流されるように入った大相撲。想像を絶する厳しい世界で、15歳の少年は歯を食いしばりながら猛稽古に耐えて成長していきます。立ちはだかるライバル、度重なるケガに泣かされながらも勝利を重ねて番付を上げていきました。史上2番目のスローペースだった75場所目の大関昇進は、「魁皇に頑張ってほしい」というファンの声援に後押しされた輝く足跡です。  現在は自らの部屋を持ち、後進の指導にあたる浅香山親方。後継者の誕生を心待ちにしながら、魁皇の相撲人生を本書でひとときお楽しみください。

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