鏡川作品一覧

  • 鏡川(新潮文庫)
    5.0
    私の胸中にはいくつかの川が流れている。幼き日に見た真間川、蕪村の愛した淀川、そして母の実家の前を流れる鏡川だ――。明治維新から大正、昭和初期までを逞しくも慎ましく生きた、自らの祖先。故郷・高知に息づいた人々の暮らしを追憶の筆致で描く。脱藩した母方血族、親族間の確執と恋慕、母が語ったある漢詩人の漂泊……。近代という奔流を、幼き日の情景に重ね合わせた抒情溢れる物語。
  • 小説 永遠の京都
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    古都京都の中で、 竜は静かに 淵に潜んでいた。 いつか天に昇る日が 来ることを 心に誓いながら……。 人生の岐路に立った 主人公・鏡川竜二が、 自分を見つめ直し、 信念と努力によって たくましく成長していく。 美しい京都の自然風物と ともに描かれる人情や、 青春期の苦悩と葛藤。 時代をこえて共感を呼ぶ、 人生の教訓に満ちた物語。 【『小説 竹の子の時代』  『小説 若竹の時代』につづく  待望の書き下ろし教養小説】
  • 小説 とっちめてやらなくちゃ ―タイム・トラベラー「宇高美佐の手記」―
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    【「鏡川竜二シリーズ」外伝】 未来からあなたに、 愛を届けようとした。 『小説 内面への道』と 『小説 遥かなる異邦人』で 登場した謎の美女・宇高美佐。 大学時代の竜二を 見守り、励まし続け、 そして突然消えてしまった 彼女の“秘密”とは。 それは、時空を超えた 神秘的な愛の物語。 【「私は、若き日の  あなたを守るために  未来から来た人間」】 ☆小説に登場する 鏡川竜二と宇高美佐をつなぐメロディ 「十年目の君・十年目の恋」 →https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2857
  • 小説 内面への道
    4.7
    1巻1,540円 (税込)
    「竜二は、喫茶店一つにも、  人生勉強の場があることを  痛感した。」 忘れられない、 あの言葉。 心の力について 思いを深めていった、 あの出来事……。 徳島から上京し、晴れて 大学生になった鏡川竜二。 学問に打ち込む努力の日々 東京大学の授業と教授たち 友人たちのこと、剣道部の思い出 そして運命を変える出会い―― 大学生活を通し、もう一段 青年へと脱皮していくなかで 竜二のその透徹した眼には 何が見え、心は何を 感じ取っていったのか。 『竹の子の時代』『若竹の時代』 『永遠の京都』に続く、 待望の書き下ろし教養小説 「鏡川竜二」シリーズ第4弾。
  • 小説 遥かなる異邦人
    4.5
    1巻1,540円 (税込)
    「ああ 誰か知らんや   千丈の海の底の  我が魂の叫びを」 東京大学法学部に進んだ竜二。 自分が一歩、一歩成長している ことを確かめながらも、 どんな未来を生きるべきか 壁に打ち当たっていた……。 広がっていく自分の“内的空間” そして、突き上げてくる熱い想い 「何が正しいか」を探究しつづけ、 自分の力で運命を切り拓くと決意した 竜二が選んだ厳しい道とは―― 大好評の書き下ろし小説 「鏡川竜二」シリーズ 待望の第5弾――完結編。
  • 小説 若竹の時代
    4.5
    1巻1,540円 (税込)
    【書き下ろし最新刊】 少年から青年へ― 竹の子が若竹へと成長してゆく。 「脱皮」と共に。 大いなる志を秘めた青春の日々を描く、教養小説。 自分がいったい何者であるか。 それを探り、突き止め、悟ることが 思春期の使命―。 感受性に満ち満ちた “若竹の時代”を生きる主人公・鏡川竜二。 中学・高校期に起きた 小さな事件の一つ一つを 彼は、どのように乗り越え、 どう心に刻んだのか。 『小説 竹の子の時代』待望の続編。
  • 少年の日の覚悟―かつて日本人だった台湾少年たちの回想録
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    古き良き日本時代の台湾で育ったかつての少年兵が「日本へのご恩返しに」と語った、日本の本当の歴史 大東亜戦争末期の台湾。 日本は苦戦を強いられ、当時日本だった台湾への米軍上陸も間近と予想されていた。 その台湾で、内地の学徒兵と同様、まだあどけなさの残る 15歳、16歳の学生たちが祖国を守ろうと立ち上がった。 ある者は志願して、ある者は召集令状を受け取って。 皆が抱いたのは「僕たちがやらなければ、誰が国を守るのか!」という悲しくも強い想いだった。 平和しか知らないあなたに読んで欲しい 国とは戦争とは、人間とは、 そして生きるとは何か <目次より抜粋> 第一部 日本統治時代の語り部として-蕭錦文氏の証言 日本が変えた世界地図 日本軍に志願した理由 激戦の跡シンガポールへ上陸 ビルマから必死の撤退 日本が植民地に勇気を与えた 日本の台湾統治は良かった 今後の日本への不安 大和魂の大切さ 第二部 私は今でもサムライです-許江陶氏の証言 私は今でもサムライです 毎日暗誦した軍人勅諭 戦友たちが私に宛てて書いてくれた寄せ書き 終戦後の台湾の運命 第三部 終戦間際の北京は平和だった-李延益氏の証言 終戦間近の北京 ラッパと共に起きる軍隊生活 中国人と日本兵の交流 北京で聞いた玉音放送 国民党員としての戦後 同期の日本人、先生との交流 第四部 十五歳、命の覚悟-郭鏡川氏の証言 高雄が空襲で全壊 自然に芽生えた信仰心 陸軍歩兵の本当の意味 命懸けの重労働 生死は一瞬で決まる 日本軍の誇り 中国人への落胆 シリーズ「日本人の誇り」刊行によせて

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