通常運転作品一覧
-
4.0「哲学」と聞くと、ああ何か難しそう…と思いますよね。僕も若い頃はそうでした。 高校は日本史選択で西洋の歴史・文化は中学止まり。 それにそもそも倫理や倫・政の授業なんてあったっけ? というレベル。 けれど、さすがに先生と呼ばれる職業柄、完全逃避はやめ、なぜ難しいと思うのか? を考えてみたのです。 自分なりに答えが2つ出ました。 1「哲学」って何? ということを知らないから。 2 各思想の流れというか、転換点を知らないから。 そっか…、そうなんだ。ま、いつか勉強しよっと。 と、そこで思考は停止しました。そして戻る通常運転の日々…。 ああ、当時の自分に教えてやりたい。そこで止まっちゃ、もったいない。 若い頃の僕に、現在の僕が説明したいと思います。 まず1について。「哲学」は「人間とは何か?」を考える学問です。 そして「世界とは何か?」を考える学問です。 次に2について。転換点を知らないなら、流れがわかる図をお見せしましょう。 この本には思想の一覧表を掲載しています。まずは“鳥の目”で全体を見渡す。 そのさい、絶対に必要な人物や論だけは目立つようにしておきました(各章のイントロにも書いています)。 ここで気付いてください。あなたは今、やはり「テツガク」しているのです。 混迷を極めているように見える世界でも、古今東西、あることは必ず行われています。 人間は正解なんてないことを好き勝手に考えてきたし、今も考えてる。「テツガク」している。 本書を読めば、色んな考えの人と仲良くできるかも、と思えるかもしれませんよ。 いや、やっぱり嫌だ、でもいいです。どんな考えの人と距離を取りたいのかも、はっきりしそうですよね。 何にせよ「哲学」に正解はないのでお気楽に。
-
3.8
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ボイラーの種類や構造からボイラー技士の仕事内容までわかりやすく解説】 日常生活の中でボイラーそのものを目にすることは少ないものの、病院やホテルなどの大きな建物の冷暖房のほか、蒸気で作動する機械や発電に利用されるなど、ボイラーは我々の生活にとって非常に重要な役割を果たしています。しかし、一定の基準以上のボイラーを取り扱うためには、ボイラー技士、あるいはボイラー取扱技能講習修了の資格が必要になります。実は毎年約3万人の人たちがボイラー技士(特級・一級・二級)の試験を受けています。本書は、ボイラーについて学習する初心者のために、ボイラーを扱う上で必要になる基礎知識を万遍なくピックアップして、図解でわかりやすく解説していきます。また、既にボイラー関連の業務に就いてる方にも、業務上の参考手引きとして活用できる書籍です。 ■こんな方におすすめ ・ボイラー 二級技術者、ボイラー技士試験の受験者、ボイラー関連の業務に就いている方、もしくは就こうとしている方 ■目次 1章 ボイラーの基本 1 ボイラーの構成 2 炉(火炉) 3 ボイラー本体 4 ボイラーの容量と効率 2章 ボイラーの構造 1 ボイラーの分類 2 丸ボイラー 3 水管ボイラー 4 鋳鉄製ボイラー 5 特殊ボイラー 3章 計器と制御 1 圧力計 2 水面計 3 流量計 4 通風計 5 安全弁 6 送気系統の装置 7 給水・吹出し装置 8 付属設備 9 ボイラーの制御 10 フィードバック制御 11 シーケンス制御 12 圧力と温度の制御 4章 取り扱いと管理 1 点火前の準備 2 点火 3 圧力上昇中の取り扱い 4 通常運転中の取り扱い 5 運転時の異常への対応 6 付属装置の取り扱い 7 ボイラーの保全 8 ボイラーの水管理 9 ボイラー水中の不純物 10 ボイラー補給水の処理 5章 燃焼のしくみと燃料 1 燃料の基本 2 液体燃料 3 気体燃料 4 固体燃料 5 燃料装置 6 気体燃料の燃焼 7 固体燃料の燃焼 8 通風 9 燃焼と排ガス 6章 関係法令 1 労働安全衛生法に定めるボイラー 2 ボイラーの使用目的 3 蒸気ボイラーの適用区分 4 温水ボイラーの適用区分 5 貫流ボイラーの適用区分 6 製造、設置、検査までの規制 7 ボイラー技士・ボイラー取扱作業主任者 7章 ボイラー技士の仕事 1 ボイラー技士1日の仕事 2 ボイラー技士の主な仕事 3 ボイラーの安全な運転と保守 4 ボイラー技士の主な仕事 ホテル・旅館 5 ボイラー技士の主な仕事 建設現場 6 ボイラー技士の主な仕事 病院・医療施設 7 ボイラー技士の主な仕事 工場・施設 8章 ボイラー技士の免許取得 1 ボイラー技士免許試験 2 二級ボイラー技士の免許取得 3 一級ボイラー技士の免許取得 4 特級ボイラー技士の免許取得 5 ボイラー実技講習 付録1 知っておきたい熱と上記の基礎知識157 付録2 ボイラー技士のための知っておきたい用語集 ■著者プロフィール 飯島晃良(いいじま あきら):博士(工学)、技術士(機械部門)、甲種危険物取扱者。日本大学理工学部 教授。大学において、高効率エンジンの燃焼研究を通じ、危険物取扱の実務にも従事。講義では、熱力学、内燃機関、エネルギー変換工学、伝熱工学、機械工学実験、機械設計製図などを担当。学外向けには、危険物取扱者試験の受験対策講師を担当。次世代内燃機関の研究により、日本機械学会奨励賞、自動車技術会浅原賞、日本燃焼学会論文賞、日本エネルギー学会奨励賞、SETCBest Paper などを受賞。
-
5.0コロナとともに始まった令和。 しかし、戦時下で育った者にとって、コロナ禍などものの数ではないのだ。 他にすることもないので一人外に出れば、 散歩道を極めたダライ・ラマとおぼしき幼児に出会う。 マスク姿で行き交う人々を仔細に観察すれば、 「人間は本来、顔を露出させてはいけない生き物だったのだ!」という 衝撃の新事実を発見。そして、これまた誰も気づいていなかった 令和のレン・チン疑惑に気づいてしまい……。爆笑エッセイはまだ続く。 コロナでも、令和でも、東海林さだお通常運転中です。 「タンマ君」傑作選も併録。 解説=ジェーン・スー ※この電子書籍は2021年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。