砂漠のバラ作品一覧
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-ローズは、石油の国ラス・アルハジャールで王室の馬の面倒を見ている獣医の兄ティムのもとを訪れていた。ある日、友人から招待を受け、兄と一緒に車で出かける途中、突然暗闇から乗り手のいない馬が現れた。ティムは急ブレーキを踏んで車を停止させ、馬を捜しに行った。厩舎に連絡しようと携帯電話を持って車から出たローズは、近づいてきた人影に口を手でふさがれ抱き上げられた。男は全身黒ずくめで、顔にも黒い頭巾をかぶり目しか見えない。彼女はその目を見て直感した。ハッサン王子だ。この国に来る飛行機の中で見たあの灰色の瞳は、忘れようがない。なぜ彼が私を誘拐するの?ローズは恐怖に震えながら、必死に頭を働かせようとした。
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-「困難にぶつかるほど燃えるたちなの」 が口癖の、敏腕ジャーナリスト・ローズ。だが、多忙すぎる生活から体を壊し、療養をかねて兄が勤める中東の国ラス・アルハジャールを訪れる。そこでローズは偶然、黒い髪と瞳の貴公子・ハッサンに出会う。 ─砂漠の太陽よりも熱い光を放っていたあの瞳が忘れられない─再会を願うローズに、そのチャンスは意外にも早く訪れた。突然、誘拐されたのだ─当のハッサン王子に・・・!!ローズは知らぬ間に、この国の政変に関わってしまったらしい。だが「誘拐」などという手段とは裏腹に、紳士的で国を愛するハッサンに、ローズの心は急速に引き寄せられていき・・・!?
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-1,450円 (税込)父と息子が見た、生きものと乗りもの 著者紹介 2017 [00]無意識の光 目次 [01]ラトバラくんの顔 [02]イタリア人のうた [03]ドライバーたちの息子 [04]ランチアのこと [05]インディの風 [06]ル・マン365日間 [07]むきだしのF1 [08]セナ解禁日 [09]モータースポーツの兄弟 [10]フィンランド・ラップ [11]1000キロの大きさ [12]スペイン生まれの夢 [13]鈴鹿の剣さん [14]靴を脱ぐ日 [15]雨の記憶 [16]めざめたサーキット [17]横綱へのエール [18]赤と白のクリスマス [19]トミカの富田さん 2018 [20]ふたつのダカール [21]ダカールの微笑み [22]冒険のはじまり [23]雪の結晶 [24]F1のかっこよさ [25]あふれてくる [26]ニッポンのGGT [27]うなるミツアナグマ [28]うかびあがる [29]ジャイアント [30]ポータブル [31]跳ねまわる馬 [32]あたらしい3分 [33]なにかが起こる [34]ドイツうまれ [35]はじめての前に [36]未来のドライバー [37]スタートライン [38]キミ語 [39]知ってしまった [40]ニューウェイさん [41]レースそのもの [42]名場面 [43]歴史のはなし [44]乗りものと生きもの 2019 [45]赤いイノシシ [46]砂の上で強く生きる [47]魔法の時間 [48]翼のはえた目玉 [49]驚異の新人 [50]まあたらしい心臓 [51]漆黒の地響き [52]雨の天使 [53]スピードの向こう側 [54]富士が愛でる [55]透明な「閾(しきい)」 [56]父と子の物語 [57]絶えざる時間 [58]自然をこえる [59]服=細胞膜 [60]まるで映画 [61]三十一歳のヒーロー [62]深い瞳 [63]番狂わせではない [64]ほんとうの声 [65]集まってくる [66]ありがとう [67]つながっている [68]銀色の横綱 [69]天才たち 2020 [70]砂漠のバラ [71]理想のラップ [72]砂漠の井戸 [73]やるべきこと [74]自分オリンピック [75]無音の熱狂 [76]生命のアクセル [77]分母と分子 [78]透明な手 [79]命あるもの [80]未来の香り [81]呪いを払う [小説]ブルドッグのアイルトン 奥付 裏表紙