流星刀作品一覧

  • 流れ星 外道剣
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    内藤新宿界隈で大店の娘ばかりが通り魔に犯される事件が続けざまに起こった。しかもその手口は、娘らを凌辱するのみならず、刃物で下腹に何人目であるかを示す数字を刻むという残酷なものだった。 九人目の被害者・咲が佐久間道場の女剣術師範・梢の知り合いだったことから、道場を手伝う流一朗太は岡っ引きの末吉らとともに探索に乗り出す。だが聞き込みを続けるうち浮びあがったのは自社奉行鏑木家の次男・鬼十郎だった。一朗太は町方の手に負えない相手を現場で捕えるべく、剣に秀でた梢を囮にして誘き出そうとするのだが…。 無敵の業と男女和合の力をもたらす流星刀を携えて、鬼十郎と対峙した一朗太。だが敵の手にも、もうひと振りの流星刀が…!
  • 流れ星 斬妖剣
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    持ち主を自ら選び、唯一認めた主人にのみ無敵の業をもたらす流星刀。天から降ってきた隕石で作られ、男女の和合をも掌るその刀を手にした者は、どんな女性とも情交できる力を持つという。 刀匠の修業のため美濃を旅する道中、山賊に拐かされていた町娘・雛を助け、江戸まで同道してきた流一朗太。だが、江戸に戻った一朗太を待ち受けていたのは、雛を攫った当の山賊の女頭目・琴音だった。伊賀の素破の出である琴音は、流星刀の秘密を知り、自らの出生の謎を握る神秘の刀と一朗太を我が物にすべく江戸まで追ってきたのだ。しかし江戸には一朗太と懇ろな女剣士・佐久間梢が…。梢を亡き者にしようと動き始めた琴音の妬心に一朗太は!?
  • 流れ星 邪淫剣
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    刀自身が意志を持ち、持ち主を守ると言われる神秘の刀・流星刀。唯一の主人にしか抜くことができず、持ち主に無敵の業をもたらす流星刀は、さらに男女の和合を掌り、その持ち主はどんな女性とも情交できる力を得るという。伊賀の女素破・緋月の手引によって、流星刀と巡り合った太刀拵え細工の彫金師・清吉。早速、緋月と情交し、初めての絶頂を経験した清吉は、なかば邪な気持ちで女体に溺れてゆく。だが、快楽の一方で流星刀が彼を導いた先は仮借ない剣の世界だった。大火で身寄りを亡くした孤児たちを食いものにする人買い。その背後で我欲を貪る寺社奉行。彼らの悪行を暴くべく苛烈な戦いに挑むことになった清吉は…。
  • 流れ星 純情剣
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    上意討ちの藩命を受け、安房の小藩から江戸にやってきた月岡冬馬。下手人を探して半年さまよった挙げ句、内藤新宿の近くで行き倒れになりかけた冬馬は佐久間道場の梢と弥生に助けられ、道場に寄宿することになった。剣術も弱く、役目から逃げようかと思案していた冬馬だったが、道場を手伝う流一朗太から流星刀を預かったことから運が向いてくる。流星刀の淫気に導かれ柔肌の匂いを知り、気力も充実して無敵の剣技を得るようになったのだ。下手人・山科兵衛の所在をついに突き止めた冬馬。だがその矢先、父親の仇を討つべく江戸に出てきた娘・菜々が山科に攫われてしまった。菜々の危地を救うべく冬馬は流星刀を携えて敵地に乗り込むが…。
  • 流れ星 魔性剣
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    一の身寄りだった刀鍛冶の祖父を亡くし、天涯孤独の身となった流一朗太。彼は祖父の死の間際に一振りの脇差を渡された。流星刀と呼ばれるそれは、彼が生まれた晩に天から降ってきた隕石で作られたもので、不思議な力を秘めた刀だった。人間を選ぶ流星刀は、唯一の主人にしか抜くことができず、その持ち手に無敵の業をもたらすのだ。さらに、男女の和合を掌り、その持ち主はどんな女性とも情交できる力をも持つらしい。 江戸に新天地を求める旅の途中、一朗太は野盗を斬り、彼らに襲われそうになっていた美貌の女武芸者・梢と肌を合わせて童貞を喪う。初めて人を殺め、初めて女体と一つになる悦びを知った一朗太。魔性の剣の淫気に導かれ、和合の神秘に目覚めた少年が抱いた無窮の欲望とは…。
  • 注文の多い美術館 美術探偵・神永美有
    3.2
    人気の美術ミステリー、シリーズ第3弾! 舌に感じる味覚で美術品の真贋を見分ける美術コンサルタントの神永美有と美大の准教授・佐々木昭友、佐々木の元教え子で芸術家の卵・イヴォンヌのトリオが大活躍。 函館戦争で戦死した先祖を悼んで榎本武揚から贈られた、隕石を鍛えなおして作られたというサーベル。刀身の成分を調べてみると、隕石に含まれていたはずのニッケルが検出されず、偽の流星刀と断定された。だが、サーベルを前にした神永の舌はこの刀の意外な部分に甘みを感知していた(「流星刀、五稜郭にあり」)。 佐々木が密かに思いを寄せていた教え子・琴乃が結婚。いやいやながら結婚式に出席した佐々木の前で、琴乃は嫁ぎ先の家宝、支倉常長が持ち帰ったというローマ法王の肖像画を偽物と断じた。真贋の判定を託された佐々木は?(「B級偉人」)。 そのほか、志賀島の金印と同時代の「銀印」が京都から出土した。果たして本物か?(「銀印も出土した」)。北海道の農家から見つかったモザイク画は、本当にカエサルの時代のものなのか?(「モザイクで、やーらしい」)。ペリーが日本に持ち込み、将軍に披露したという蒸気機関車の模型は本物か。鍵を握るのはスケッチブックに残された「sen.T」の署名(「汽車とアスパラガス」)。神永が味覚で美術本の真贋を見極めるきっかけが明かされる青春記(「春のもみじ秋のさくら」)。
  • 流星刀しのび恋
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    内藤新宿の本屋『東西屋』に勤める夕吉は、下総生まれの百姓の末っ子。江戸で奉公を始めて三年になる十八歳だ。夕吉は手習いの頃から学問が好きで、読み書き算盤はもとより、読み物が何より大好き。そして中でも、不思議な話に目がなかった。そんな夕吉は、ある日、隣の空き家で二百四十年先から来たという謎の女刀鍛冶・美百合と出会う。怪異も畏れず、美百合から流れ星の隕石で作った「冥王丸」という脇差を預かった夕吉。女将に頼まれて、喘息が快癒したという『東西屋』の娘・多恵を迎えに療養先の鎌倉に迎えに行くことになった夕吉だったが、そこで彼を待っていたのは!? 好評江戸あやし官能シリーズ第三弾。
  • 流星刀ぬめり花
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    病弱だった藩主の娘・小夜姫の危篤を知らされ、蘭方修学のため留学していた長崎から急遽江戸藩邸に戻ることになった長塚藩の下級武士・浅見順吾。だが、途中数人の山賊に襲われ、逃げるうちに迷い込んだのは青梅の山中だった。そこで出会ったのは、二百六十年先の世から来たという謎の女刀鍛冶・美百合。事情を聞いた美百合は、流れ星の隕鉄で作られた[冥王丸]と、和合によって授けられる人智を超えた力を順吾に与えてくれた。流星刀の妖力に導かれ、小夜姫の命を救った順吾。だが、本復までの治療を続けるうち、姫にせがまれた順吾はついに一線を越えてしまう。さらに、主君の正室・和泉までも娘の恩人である順吾に執着して……。好評シリーズ第二弾!
  • 流星刀みだら蜜
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    関ヶ原の合戦で西軍に与したため家康の追及を受け、国許から逃れた常陸国麻生藩の真奈姫と数名の家臣たち。逃亡のさなか一行とはぐれた雑兵の山中耕太は、武蔵国青梅の山中で不思議な女と出会う。山小屋で刀を打つ彼女は不思議なからくりを使い、類いまれな剣技をもつ神仙のような美少女だった。美百合と名乗った少女から流星刀[冥王丸]と妖しい力を授かった耕太は姫たちと再会し、お家再興の道をめざす。そんな耕汰に手を貸す美百合だが、はたしてその正体は?耕太は彼女の不思議な力と美貌に惹かれるが、一方で真奈姫に藩の跡取りを産ませるという大役を仰せつかって…。待望の江戸あやし官能、新シリーズスタート!
  • 流星刀みだれ露
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    牧田小四郎は微禄の家の冷飯食いだが、学問所の成績を見込まれて、中井徳之進という典薬頭の手伝いをしていた。典薬頭は江戸城の奥医師たちの上位にあり、医術と典薬の全てを掌る高禄の家である。取引先の薬種問屋「山葉屋」の女将と娘、そして徳之進の娘・志穂が、青梅の山中に薬草を採りに行ったまま行方知れずになった。徳之進に命じられ、彼女らを探しに青梅にやって来た小四郎だが、山中で未来から来たという女刀鍛冶・美百合と出会う。美百合から淫気と流れ星の隕石で作った流星刀「冥王丸」を授かった小四郎は、山賊に囚われている女たちを発見し、冥王丸の力でみごと救出。無事江戸に戻った小四郎だが、いままで目もくれなかった志穂に言い寄られて…。
  • 流星刀夢しずく
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    時は幕末、慶応四年。倒幕をめざす薩長の東征軍が迫るなか、江戸の西の入口にあたる青梅村の人々は、戦乱の予兆に戦々恐々としていた。そんなとき、村の百姓の五男坊・甚介は山中の小屋で謎の女刀鍛冶・美百合と出会う。美百合は百五十年後の未来からやって来たという美少女。甚介は美百合から流れ星の隕鉄で作った流星刀「冥王丸」を授かり、不思議な力を身につけることになった。男女の和合と剣技を掌る流星刀に導かれた甚介は、今後、歴史がどう動いていくかを美百合に教わり、戦乱を避けるべく、幕軍と薩摩軍のあいだを取り持つことになるのだが……。時を駆ける神秘の剣を巡る時代ロマン、完結編!

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