恋時雨作品一覧

  • いろは双六屋 明烏
    4.0
    時は文政時代――。 主人公は本所で口入屋を営む双六屋の若旦那。 仕事を探して訪れる人々に、新たな勤め先を紹介している。 しかし、若旦那が受け持つ客は、大店の元主、手癖の悪い男、身持ちの悪い女、博打好きな男などなど、「わけあり」の者ばかり。 勤め先を紹介してやったものの、騒ぎが絶えないのが常。父親にはいつも怒られているが、柳に風と気にする風もない。 人生は双六のようなもの。何度でもやり直せる。たとえ失敗しても、「いろは」からまた始めればいい。 これが若旦那の口癖。双六屋の奉公人たちも、ご多分に漏れず「わけあり」な男揃いだが、みな若旦那を慕っている。 困った客が引き起こす騒ぎに翻弄されながらも、懸命にそれを解決しようとする若旦那を、影から支えているのだった。
  • 恋時雨
    4.0
    昭和30年と2005年――。50年の時を超え、ふたつの恋が危うく交錯する! 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が好きなきみに贈るノンストップ・タイムマシン・ストーリー! 昭和30年の辻村琴美と2005年の森谷香織。愛してもいない許嫁からの求婚に、時を超え、同じように悩むふたり。そんな彼女たちの前に、見知らぬ青年が現れたことで、ふたりの運命の歯車が音をたてて、回りはじめた――。

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