ミクロの決死圏作品一覧

  • 血液魚雷
    -
    1巻495円 (税込)
    放射線科医・石原祥子のもとに搬送されてきた心筋梗塞の患者は、かつての恋人・羽根田医師の妻、緑だった。だが、冠動脈に詰まった血栓の除去手術中、透視画像に映り込んだのは、血流に逆行して移動する不気味な影。羽根田医師の強硬な主張により、その正体を解明すべく試験稼働中の“アシモフ”が投入されることになった。それは、挿入したカテーテルからナノ単位のビームを照射し、血管内をリアルタイムに撮影する世界初の装置だった。“アシモフ”のゴーグルを装着し、血管内世界を体感していく祥子。やがて彼女の眼前に現われたのは、ミサイルのごとき形状とプロペラのような鞭毛を備えた謎の物体であった…。  人体という異世界を舞台に、極小存在と人類との息詰まる攻防戦を描いた、現代版『ミクロの決死圏』。 ●町井登志夫(まちい・としお) 作家。1964年生。日本SF作家クラブ会員。1997年、『電脳のイヴ』で第3回ホワイトハート大賞〈最優秀賞〉を受賞し、デビュー。2001年に『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞。他の作品に『爆撃聖徳太子』『諸葛孔明対卑弥呼』『倭国本土決戦』などがある。最新作は『改革者蘇我入鹿』。
  • タイヤ
    完結
    4.5
    全1巻502円 (税込)
    ナンセンスギャグの名手・吉田戦車による、16編の短編&中編、4コマ漫画「タイヤ」からなる作品集。小津安二郎的ほのぼのあり、ミクロの決死圏的SFあり、ロシアのアニメから触発されて生まれたというファンタジーあり、OLマンガあり……シュールな笑いを存分に堪能できる、盛りだくさんの一冊!
  • バイオベンチャー列伝2―週刊東洋経済eビジネス新書No.139
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    「バイオベンチャー列伝」第2弾!今回もさまざまなバイオベンチャーを紹介する。  米国で設立後に日本で上場、中国で創薬を行う異色ベンチャー・ジーエヌアイグループ、遺伝子治療薬の開発を行うアンジェス MG、がん治療薬を開発するナノキャリア……。  創薬系バイオベンチャー企業は高い成長が期待できる反面、新薬開発には長い年月と多額の研究費用を要するうえに、すべての開発が成功するとは限らず、リスクも高い。  はたして今回紹介する中から大化けする企業は出てくるのか!?  本書は、東洋経済新報社のサイト「会社四季報オンライン」に掲載された連載「大化け創薬ベンチャーを探せ!」を加筆修正のうえ制作しています。   ●●目次●● 異色の創薬ベンチャー、ジーエヌアイグループの展望 Interview「アイスーリュイに続く戦略」ジーエヌアイグループ社長●イン・ルオ アンジェス MG、世界初の遺伝子治療薬の実力 Interview「遺伝子治療薬のこれから」アンジェス MG社長●山田 英 「ミクロの決死圏」。がん治療の先端技術磨くナノキャリア Interview「創薬研究開発の中期展望とナノキャリアの今後の戦略」ナノキャリア社長兼CEO●中冨一郎 リプロセル、「門外漢」が描くバイオビジネスの最終形 Interview「iPSを核にしてリプロセルが目指すバイオビジネスの『最終形』」リプロセル社長●横山周史 「第2の創業」で悲願の黒字化、研究用マウスのトランスジェニック Interview「黒字化を果たし、次の戦略は?」トランスジェニック社長●福永健司
  • ふしぎ盆栽ホンノンボ
    3.7
    何だ? これは!? 岩の上にミニチュアが! ベトナムのヘンな「盆栽」の謎を探る紀行エッセイ――「仮にも一国の伝統文化が、こんなおもちゃのようなマヌケな感じでいいのか!」…ベトナムに旅した著者の琴線を揺さぶった、「ヘンな岩」ホンノンボ。それは、山か島のようで、家や人物のミニチュアがのっており、水を張った鉢のなかにある。もっともっと多くのホンノンボに出会いたい。幻の傑作紀行エッセイ。 ◎「私も宮田さんの真似をして、ホンノンボの中に入ってゆきます。まずは自分が、ミクロの決死圏のように小さく縮んだことを想像します。そうしてホンノンボの中にぴょんと着地してみます。すると水盤上の岩石は、あたかも中国の高僧が描いた水墨画の幽玄の世界に感じられます。なるほどなあ。」<浅生ハルミン「解説」より> ※本書は2007年2月、ポプラ社より刊行された単行本に加筆訂正したものです。

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