LYR文庫作品一覧
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5.0「俺の言うことを聞けば、黙っててあげるよ」 貴族だけの学校である『クリスフォード学園』に通う、田舎育ちのおてんば令嬢・ララ。両親のためにいい縁談を貰うべく、幼少期に交流のあった儚げ美少女『シー』をお手本に、お淑やかな令嬢のフリをしていた。しかしそんなララの過去を知る謎の美男子・シリルが現れる。過去をネタに脅してくるシリルの正体に、ララは気づくことができるのか__!?
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-エドワルド・エーデルシュタイン伯爵の見合いがまとまらない。連日世間をにぎわすその話題に、魔女のエルセはやきもきしていた。なぜなら皆に恐れられる彼の顔が、彼女にはドストライクだったのだ。しかし、魔女が見合いに呼ばれるはずもない。そう諦めていた矢先、見合いに召喚され、しかもエドワルドと共に生活をすることになる。「次の見合いをするまで」という期限付きのはずが、その日は一向に訪れず、エドワルドがしだいに距離を近づけてきて……!?
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4.6伯爵令嬢のフィミアは、「推し」であるトラヴィスとの結婚式を迎えるが、そこでこれが期間限定の結婚だと告げられる。そのショックで前世の記憶が蘇った彼女は、ここがゲームの世界であり、自身がトラヴィスに嫌われる悪妻であることを思い出す。そこで彼女は前世からの推しであるトラヴィスに嫌われないよう、必死に彼を支える。やがてトラヴィスから、買い物や観劇の誘いを受けるようになるが、悪妻ルート突入を恐れるフィミアは、なかなかその真意を理解できなくて!?
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5.0――記憶がないままの俺でも、いいだろうか。 ――彼を忘れるために、僕を選んだらいいんだよ。 行方不明になった幼馴染のアベルを探して、兄のような存在の魔道士ヴァレリーと共に王都で情報収集をしていたシュゼット。しかし、ようやく見つけた彼は記憶を失い、騎士として新しい人生を歩んでいた。 いつか記憶が戻るかもしれない――淡い期待を抱きながら、記憶がないままのアベルと距離を縮める一方で、優しく穏やかだったヴァレリーの表情にかげりが見え…。
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-「ずっとここにいていい。聖女の力がなくても大丈夫。僕は君を大切にするから」 孤児として育った聖女の力を持つコルネリアは、金儲けにしか目がないルセック伯爵に引き取られた後年、力を失って牢の中にいた。感情を失い、死に伏していく窮地を知った公爵、レオンハルト・ヴァイスに身請けされ、救い出されるコルネリア。 今まで受けたことのない優しさと愛に触れ、失った感情を取り戻していく彼女は、次第に夫であるレオンハルトの役に立ちたいと思いはじめる。しかし、彼には誰にも言えない秘密があって…。