夢中文庫セレナイト - 新刊(1ヶ月以内)作品一覧
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-「みなみのことを忘れた日なんてなかった」 外見も中身も完璧な利樹と付き合っているみなみ。平凡すぎる自分は不釣り合いだと思いながらも幸せな日々を過ごしていたある日、利樹に関する衝撃の事実を知らされる。 住む世界が違う。彼の邪魔にはなりたくない――そう思って身を引いた後で、妊娠が発覚。 兄姉の協力のもと娘のゆずりを育てて3年。利樹とばったり再会し、ゆずりのことも知られてしまったけれど……。 「あの頃から気持ちは変わってない。みなみと一緒になりたいと思ってる」 ――まっすぐ一途な言葉に諦めた彼への愛が溢れ、家族になりたいと望むみなみに、兄はとある課題を出してきて……?
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-旦那さまはいつわたしに飽きるかしら……。 没落令嬢のユーディットは、叶わない初恋を諦めて政略結婚をするはずだった――相手に裏切られ、婚約破棄されるまでは。 そんな彼女を娶ったのは、15歳年上で子持ちの資産家伯爵・ベルンハルト。 年齢も価値観も、すべてが大きく違う彼を愛せるはずがない。きっと向こうが先に自分への興味を失うはず――そう思っていたユーディットだったが、義息のエアハルトと家族仲を深めるうちに少しずつ夫への認識も変わっていく。 「きみが好きだ。愛しているんだ。だから嫌わないでくれ……」 初恋が燻り続けるなか、何度も愛を囁くベルンハルトの懇願に心を揺らすが……。
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-「抑えなくてもいいと言ったのは君だ。覚悟して」──ネイリストの春野真白は家庭環境や過去の痴漢被害から男性、そして弁護士が苦手。 ある日、顧客の財布を拾ったタイミングに居合わせた篠宮碧と知り合う。初めは怖くて戸惑いを感じたけれどなぜか彼には親しみを感じ、少しずつ打ち解けていくふたり。真白の抱えるトラウマにも「君に落ち度はない」と寄り添ってくれる碧から告白され、交際を始める。彼となら、もう一歩先へ進みたい──そう思っていた矢先、真白は彼の『向日葵のバッジ』を見つけてしまい……!? 「俺に必要なのは、君だけだから」 最愛を誓う堅物弁護士は、葛藤に思い悩む真白の想いを深い情熱でほどいて……。