小松志乃（45）は10年前に夫を病で亡くし、娘と二人で懸命に暮らしてきた。この春から一人娘の渚が社会人になり、今は開いたばかりの小さな食堂「定食こまつ」を切り盛りすることが生きがいになっている。これから恋愛をしようなんて少しも考えていなかったのに、偶然お店にやってきた売り出し中の若手俳優、永瀬丈（25）と出会って、まさか全力で愛されることになるなんて…！これは奇跡としか言いようのない恋のお話。 ※本作品は『キセキノコイ【単話】』（１）～（４）が収録されています。

小松志乃（45）は10年前に夫を病で亡くし、娘と二人で懸命に暮らしてきた。この春から一人娘の渚が社会人になり、今は開いたばかりの小さな食堂「定食こまつ」を切り盛りすることが生きがいになっている。これから恋愛をしようなんて少しも考えていなかったのに、偶然お店にやってきた売り出し中の若手俳優、永瀬丈（25）と出会って、まさか全力で愛されることになるなんて…！これは奇跡としか言いようのない恋のお話。

不動産の営業マンとして働く律は、幼馴染の緒望に対して長年伝えられない気持ちを抱きながらも親友として過ごしてきた。 ある日、半年前に離婚した緒望の新居探しを手伝うことになったのだが、突然緒望が家に転がり込んできてそのままルームシェアを始めることに…。 そんな中、会社の後輩から好意を寄せられて悩んでいた律。 すると緒望は「期間限定の恋人ごっこ」を提案してきて――！？ 「――自分の番なんてこうへんと思ってたのに」 アラサー幼馴染どうし、ひとつの嘘から始まる近距離BL。

「君がここにいるだけで僕は嬉しいし幸せだよ。それだけで君には価値がある。」 専業主婦の祥子は、とっくに男女の関係ではなくなった夫と、幼い娘の三人で平凡だが穏やかに暮らしていた。しかし記念のつもりで受けた名門私立に娘がまさかの合格。有頂天になったのも束の間、高い授業料やお付き合いの習い事で家計は徐々に苦しくなっていった。そんな折、ママ友の真理から＜秘密のバイト＞を持ちかけられる。それは唸るほどお金を持っているおじいさん相手に、隣に座って接客を行うという内容のものだった…。高齢者向けサロン、夫の職場恋愛、名門私立校のママ友界隈ーー。それぞれの生活の中にひっそりと広がる＜秘密の花園＞。足を踏み入れた先で待ち受けているものは…。様々なドラマが絡み合うミドルエイジ群像劇！