哲学・宗教・心理 - 門林奨作品一覧

  • インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル
    4.7
    本書の著者であるアメリカの思想家ケン・ウィルバーが提唱した「インテグラル理論」は、人・組織・社会・世界の全体像をより正確につかむフレームワーク。「インテグラル(統合的)」であるとは、差異の中にある共通性を大切にすること、多様性の中にある統一性を尊重することを意味します。多様化、複雑化した世界を読み解き、人・組織・社会というあらゆるセクターで存在している課題に向き合うにあたり、大きなヒントを与えてくれるものです。現実的に、私たちが生きている社会は、複雑化の一途をたどっています。昨今目覚しい発展を遂げているAIやブロックチェーン技術の台頭は、新たな恩恵をもたらす一方で、新たな課題を生み出しているのもまた事実です。こうした現実に直面した私たちに対して、「インテグラル理論」が与えてくれる示唆のひとつは、「個人の内面、そして社会・文化の発達度合い」という視点です。哲学、心理学、人類学、社会学、宗教、生物学、システム科学など多様なテーマ、ジャンルを統合的に捉えることを通して、「人・組織・社会の健全な発達のモデル」を示しました。人材開発、組織開発、事業構想、社会課題の解決・・・・・・本書が示す成長モデルは、VUCA時代のリーダーに大きな示唆を与えてくれます。
  • インテグラル理論を体感する 統合的成長のためのマインドフルネス論
    4.3
    この複雑で多様な世界のなかで、私たちの自己は、かつてないほど多様な声を聞きながら、形づくられ、反応し、変化しています。 けれども、私たちはその中で迷子になっていないでしょうか。あるいは、迷子にならないために、心や世界についての何らかの「地図」を学んだかもしれません。しかし、その地図はどれほど包括的で、どれほど普遍的で、どれほど多様な見方に開かれたものでしょうか。 本書では、さまざまな声や視点にマインドフルな気づきを向けていきます。そうすることで、自分が無意識に従ってきた地図を意識化し、これまでよりも遥かに包括的で統合的な視野から、自己、他者、世界を捉えられるようになるでしょう。
  • インテグラル心理学
    5.0
    発達段階(レベル)、能力領域(ライン)、意識状態(ステート)、タイプ、自己(セルフ)、病理、スピリチュアリティ、心身、認知科学、文化、社会システム…… ≪すべてのものに正当な居場所を与える。≫ “意識研究のアインシュタイン”ケン・ウィルバーが心理学の新たな可能性を示す 【“インテグラル心理学”がもたらすもの】 1.多層的で多面的な人の「心」「意識」についての骨格・全体像 2.心理学・心理療法を学ぶうえでの良質な羅針盤 3.「インテグラル理論」の心理的な側面についての学びを深める教科書 「ティール組織」「成人発達理論」そして、「インテグラル理論」は、私たちに希望をもたらしてくれました。 それは、 「人・組織・社会は、より高次のものへと発達・変容する可能性をもっている」 というものです。 では、実際に、私たちはどのような道筋を通って発達・変容していくのでしょうか? 健全な発達・変容を促すために、一体何ができるのでしょうか? そのひとつの手がかりとして、古今東西の人の「心理」「意識」についての洞察・考察を、統合的な視点で織り上げたのが本書です。 ピアジェ、ロバート・キーガン、カート・フィッシャー、スザンヌ・クック=グロイター、クレア・グレイブス、アブラハム・マズロー、エリク・H・エリクソン、エーリッヒ・ノイマン、ドン・ベック(スパイラル・ダイナミクス)、ルドルフ・シュタイナー、ビル・トルバート、キャロル・ギリガン、ファウラー、ハワード・ガードナー、ハーバーマス、ボールドウィン等 ――こうしたさまざまな卓越した理論モデルの本質的な洞察を包含し、ひとつに結び合わせることで、心の複雑さと可能性を読み解く「統合的心理学」の可能性を示します。 【目次】 第1部 基本となる要素 第1章 段階とは何か――大いなる入れ子、構造と状態、認知の発達 第2章 ラインとは何か――統合的サイコグラフ、ヒエラルキーとヘテラルキー 第3章 自己とは何か――近接自己と遠隔自己、支点と重心、自己の機能 第4章 自己に関わる諸段階の発達――自己の発達、道徳と支点の発達、タイプ論 第2部 統合的アプローチへの道 第5章 近代とは何か――価値領域の差異化と分離 第6章 近代と前-近代を結びつける――フラットランドから「全象限、全レベル」へ 第7章 統合的アプローチへの道――近現代の先駆者たち 第3部 インテグラル心理学の概要 第8章 自己の発達――各段階での典型的な病理とセラピー、サブパーソナリティ、統合的実践 第9章 各ラインの発達――道徳、動機づけ、世界観、感情、ジェンダー、美、複数の認知、複数の自己 第10章 スピリチュアリティは段階的に発達していくか――5つの定義と5つの答え 第11章 子ども期のスピリチュアリティは存在するか――たなびく栄光の雲 第12章 社会と文化の発達――進化に関する5つの原則 第13章 後-近代とは何か――解釈と構築、文脈とホロン、非視点性 第14章 心身問題を解きほぐす――意識研究への一人称的、二人称的、三人称的アプローチ 第15章 統合的な抱擁へ向けて

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