社会問題 - 株式会社dZERO作品一覧

  • ガザの空の下 それでも明日は来るし人は生きる
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    1巻1,782円 (税込)
    20年近くパレスチナとその周辺取材を続けているジャーナリストによる入魂のノンフィクション作品 【著者が撮影したパレスチナの貴重な映像(約10分)と写真(約100点)を視聴できるVideo on the Book付き】 紛争が長く続くなか、筆舌に尽くしがたい過酷な環境で生きるガザの人々の深い悲しみと強い怒り。 一方で、日本人の私たちと同じような日常と人生がある。「それでも明日は来る」ことは希望なのか残酷なのか。 【目次】 序 章 一九八〇年代、大阪・在日の街 第一章 二〇〇二年冬、パレスチナ 第二章 二〇〇五年冬、メディアに飽きられた戦争 第三章 二〇〇六~二〇〇八年、ユダヤ人の声 第四章 二〇〇七年夏、レバノンのパレスチナ難民 第五章 二〇〇八年、大阪市生野区 第六章 二〇〇八年夏、停戦中のガザ 第七章 二〇〇九年冬、ガザ戦争 第八章 二〇一四年夏、ガザからの電話 終 章 二〇一五年、目が覚めたらまた一日が始まる 【著者】 藤原亮司 1967年、大阪府に生まれる。1998年からパレスチナ問題を追っている。ほかに、シリア、イラク、ウクライナ、アフガニスタンなどの紛争地や、国内では在日コリアン、東日本大震災、原発問題などの取材を続けている。 著書に『ガザの空の下』(dZERO)、『戦争取材と自己責任』(安田純平との共著、dZERO)がある。
  • 中東特派員はシリアで何を見たか 美しい国の人々と「イスラム国」
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    1巻1,496円 (税込)
    中東に駐在し、危険な目に何度も遭いながらも泥沼化するシリア内戦と「イスラム国」拡大をつぶさに現地取材。そこから見えてきたシリアの真実とは。 2012~2015年、共同通信社外信部記者としてカイロ支局に駐在した記者による書き下ろし。 休日にダマスカスを歩くと、公園のよく手入れされたきれいな芝生の上で談笑するカップルの姿もあるし、バーベキューを楽しむ家族連れからも話が聞けた。二〇一二年当時のダマスカスはまだ比較的、治安も保たれていた。米国がテロ支援国家に指定しているシリアに対して「怖い国」という漠然としたイメージしか持っていなかった私は、市民らとふれ合い、美しく広がる地中海や山々を見ているうちに、この国に魅了されていった。 取材で知り合った市民の一人は、米国や親米国のメディアが現地取材をしないまま、シリアの悪いイメージを作り上げようとする報道をしていると訴えた。 「あなたが自分の目でシリアを見るために、取材に来てくれたことに感謝する」との言葉は、後々まで私の胸に深く突き刺さったままとなった。――本文より 【付属写真集と動画について】 本書には、購入者のみ閲覧できるクラウド写真集「美しい国の人々と戦争」が付属しています。著者がシリアとその周辺で撮影した貴重な写真90点とそれらのスライドショー動画、著者のメッセージ動画も収録。 【目次】 序 章 「日本にとっての悪夢が始まるのだ」 第一章 過激派の温床と化した美しい国 第二章 そして出現した「国家」 第三章 各国メディア、記者たちの苦悩 第四章 追走「邦人人質事件」 終 章 日本はだれと戦うのか 写真集「美しい国の人々と戦争」 脅かされる日常 争乱に負けない笑顔 美しい国々 【著者】 津村 一史 共同通信社記者。1979 年、鹿児島県に生まれる。2003年、共同通信社に入社、カイロ支局での中東紛争地取材を経て、2015年から本社特別報道室。国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の公式メンバーとなり、ICIJは2017年ピュリツァー賞を受賞。同年からローマ支局長(~2022年)。2023年から名古屋編集部次長を務め、2024年に起きた能登半島地震を担当している。著書に『法王フランシスコの「核なき世界」』(dZERO)、『総理を夢見る男 東国原英夫と地方の反乱』(共著、梧桐書院)がある。
  • バチカン機密文書と日米開戦
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    1巻1,672円 (税込)
    バチカンの極秘史料群には、歴史の表舞台には現れることのなかった数々の秘話が克明に記されていた――。 バチカン美術館の地下に眠る膨大な数の極秘史料群のうち、ローマ教皇ピウス12世に関する機密文書が2020年に公開された。ピウス12世の在位は1939~1958年であり、第二次世界大戦の時期に重なる。ただし、閲覧を許されたのは学者、学識経験者、各国政府関係者のみで、メディア関係者は公開の対象外だった。 それでも著者はあきらめることなく史料群の閲覧に成功。そこには、日米開戦前夜の日米和平交渉についてなど、驚くべき記述が含まれていた。 限られた時間、厳しい閲覧規制、困難な判読、苛烈を極めたコロナ禍のローマというなかで、一人の記者が3年をかけて、太平洋戦争にまつわる極秘文書を解読し、まとめあげた労作。 【目次】 第一章 原爆投下三カ月前の「極秘電報」 「ヒトラーの教皇」の機密文書/世界最多の死者が出る街で/「あるアメリカ人」とは何者か/黙殺された二本の電報 他 第二章 それは「一枚の紙きれ」から始まった 立ちはだかる壁/最初の〝発掘〟文書/偶然とは思えない符合/「大本営発表」とバチカン日刊紙 他 第三章 「生き残ったら奇跡」というバチカンへの報告 バチカン宛ての極秘裏の手紙/二通目の手紙 他 第四章 バチカンに和平仲介を求めた松岡洋右 バチカン国務省文書館での〝発掘〟/日米開戦前夜、パウロ・マレラからの手紙/バチカンの情報収集力/「存在しないはず」の史料 他 第五章 それでも止められなかった破滅的な戦争 ピウス一二世への〝直談判〟/バチカンナンバー2の直筆サイン/「きわめて内密な考え」とは/日米不戦の意志 他 第六章 「バチカンは満州国を承認した」は本当か 上海からバチカンへのテレグラム/「最悪の迫害が行われている」/日本にとっての意味/歴史を塗り替える発見 他 【著者】 津村 一史 共同通信社記者。1979 年、鹿児島県に生まれる。2003年、共同通信社に入社、カイロ支局での中東紛争地取材を経て、2015年から本社特別報道室。国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の公式メンバーとなり、ICIJは2017年ピュリツァー賞を受賞。同年からローマ支局長(~2022年)。2023年から名古屋編集部次長を務め、2024年に起きた能登半島地震を担当している。著書に『法王フランシスコの「核なき世界」』(dZERO)、『総理を夢見る男 東国原英夫と地方の反乱』(共著、梧桐書院)がある。

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