突然、勇者パーティーから追放されたライム。 仲間や動植物などの成長を助ける特殊スキル『良成長スキル』を見込まれてスカウトされたのに、レベルカンストした仲間たちにお荷物扱いされ、旅の途中で島に置き去りにされたのだ。 しかし雨宿りした廃牧場で可愛い獣人の子供・ミリィとリューと仲よくなったライムは、酪農家だった前世の知識を活かし、荒れ果てた牧場を立て直して生きていくことに。 牛のミルクを搾ったり、鶏を育てたりのマイペース島暮らし。 島の領主・サティーヤも加わり、ライムののんびり異世界酪農ライフはますますにぎやかになって!? 【描き下ろしマンガ＆電子限定おまけマンガ付き！】

「パーティーを抜けてほしいんだ」 勇者パーティーの雑用係・ライムは、突然クビを言い渡された。 ただの村人だったライムは、特殊スキル『良成長』を望まれてスカウトされたのだが、上限までレベルアップした仲間たちに足手まといだと蔑まれ、無一文で島に置き去りにされたのだ！ だが、行く当てもなく雨宿りした島の廃牧場で、ライムは自分の前世を思い出す。 ライムは一流の酪農家だった。 前世の知識と、動植物までをも急成長させる『良成長』スキルを活かし、ライムは廃牧場に住み着いていた獣人の子供、ミリィとリューと一緒にこの牧場を立て直すことを決意する！

人生のどん底って、こういうことなの？　30歳の誕生日。その日、珠子は恋人・文也の部屋のクローゼットの中で絶望を味わっていた。文也はいわゆるエリートで、会社でも将来の幹部と期待される自慢の彼氏。いつも穏やかで優しい。誕生日の今日は、彼からプロポーズされるかもと思っていた。なのに、珠子は偶然にも目の前で恋人の文也と職場の後輩・杏璃との浮気現場を覗くハメになるなんて…。その夜、珠子が文也に浮気現場を押さえたことを告げると、逆切れした文也に暴言を吐かれ、珠子の心は限界に。――もうダメ。ここにいたくない！　珠子はさまようように夜の新宿へ向かい、ひとりでバーで飲んでいるとみじめで涙が止まらない。そんな時だった。「綺麗な涙だなぁ～」と声をかけてきたのは飄々とした雰囲気のイケメン。周太と名乗る彼はつかみどころがなく、話もオモシロくて珠子は心を許してしまい、気がつけばふたりでホテルに入っていた。恋人とのエッチでもほとんど感じたことがないと告げる珠子を周太は優しく抱きよせ、今まで経験したことのないような高みに導いてくれた。でもまさか、エッチのあとで周太が「気に入ってくれたら俺と契約しない？」と言い出すなんて！　周太は月50万円で女性の望みをなんでも叶えてくれる契約彼氏だと言うのだが？