ライトノベル - 冬臣 - マイナビ出版作品一覧
-
3.0質草は、新たな哀しみを引き寄せる―。 物に宿った記憶を読み解くダークミステリー! 「僕はね、自分のコレクションを奪われるのが大嫌いなんだ」 本当に怖いのは力で“視る”ものじゃない。 目の前にあるのに見落としている真実だ―。 『質屋からす』の店主・烏島は、店の1階で客から物を買い取り、2階では情報を売っている。 彼の質草コレクションは高価な物より人の不幸や欲望にまみれたワケアリの品ばかりで、烏島はそれらを一人ひっそりと愛でるのが趣味。 店で働く目黒千里も、彼がある能力ごと“買い取った”モノのひとつだ。 あるとき、そこに赤いかたわれ靴が加わった。 持ち主が謎の死を遂げていると知り、うっとりと微笑む烏島だが、ある日それが盗まれて…。 大人気! 物に宿った記憶を読み解くダークミステリー、待望のシリーズ化。
-
-人形(ドール)は秘密をすべて知っている―― ワケアリ品ばかり買い取る質屋で働く、千里。 ある日、高校の元同級生が訪れて……人気シリーズ最新作!
-
4.0現代――。あやかし達だって、悩みながらも一生懸命、生きています。 配置薬販売のニワトコ薬局No.1販売員の河野遥河(かわのはるか)は、容姿端麗、物腰柔らかで女性社員から大人気。だが大きな秘密がある。それは真の姿が「河童」だということ。 河野の顧客はクーラーで冷え症になった雪女や、ゲームにハマりドライアイになった山神など、現代病に悩む「物の怪」。河野は彼らに薬を届ける傍ら、悩みを聞いているのだが、口々に語られるのは人間との切なく悲しい過去で――。 くすっと笑えて、じーんと考えさせられる、現代を生きるあやかし達の物語。 ※懸場帖……かけばちょう。配置薬の販売員が持つ台帳のこと。薬を置いてもらっている顧客情報が書かれている。