水澤純作品一覧
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-榊智弘は循環器外科の医師。 友人の循環器内科の医師の光原から頼まれて、真行寺財閥の総帥である実頼の治療に協力することになるが、そのとき出会った長男の実篤に見初められてしまう。 強引に屋敷に連れて行かれ、監禁、拘束されて凌辱されてしまうが、その快楽が忘れられず自ら実篤に体を開く。 やがて、肉体だけでなく、榊は実篤を心の奥底で愛するようになるが、実頼の全快祝いの席で、実篤が婚約したことを知り、身を引くことを決意する。 一人、離島へと渡る榊。しかし、島での生活に慣れたころ、再び実篤が榊の前に現れて…… ※本作品は、まほろば文庫で配信していた作品を再販した作品です。
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-十七歳から付き合い始めた智也と野崎は、今年で八年目を迎える恋人同士。同棲するために、実家から遠く離れた大学に進学し、四年間甘い生活を送ってきた。卒業後、野崎が弁護士に、智也が会社員になって社会に出ても、その四年間の蜜月を手放すことができず、東京に戻ってからも新居を借りて一緒に暮らしていたが、野崎が初めて一件の事案を任されたことから、順調だった二人の生活が大きくすれ違っていく。そのせいで二人の心も微妙にずれ始め、多忙を極める野崎は苛立ちを隠せない。そんな野崎を智也は黙って見守っていたが、日々大きくなる孤独感に堪えられなくなっていた。そんなとき、智也は寂しさと不安から同僚の立花に強引に押し切られたかたちで浮気をしてしまう。そのことを知った野崎は、智也を一人残して部屋を出ていく。絶望と悲しみからくるストレスで智也は会社で倒れ入院するが、そこは野崎のクライアントの白峰会総合病院の系列病院だった…… ※本作品は『白昼の月のように』を改訂し、書下ろしSSを加えた再録になります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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-高校生だった島岡一樹は、冤罪を訴えて自殺した両親の復讐のためにゲイホストとなって新生会総合病院の副院長の京山に近付く。しかし、紳士で優しいが、強引な京山にいつのまにか魅かれていく。そして真実が明らかになったとき二人は…17歳と35歳の年の差カップルラブ。【登場人物】島岡一樹(17歳)受け 元高校生で現在はホストクラブLA・SAISONS〈ラ・セゾン〉でホストをしている。冤罪を苦に自殺した両親の復讐のために京山に近付くが、京山を愛するようになる。京山貴幸(35歳)攻め 新生会総合病院の副院長。香月と一樹が同一人物だと知らずに真剣に愛してしまう。浦野 新生会総合病院の事務長。医療費の水増し請求で私腹を肥やし、その罪を一樹の父に全て擦り付けて逃げている。元はノンケだが輝が独立して始めたホストクラブに通っている。輝〈ひかる〉(28歳) 元LA・SAISONSのNO.1ホスト。今は独立して自分の店を持っている。