なりた・ひろゆき作品一覧

  • トレードの資金管理入門 ──運用資金をトレードの実践にどう結びつけていくか?
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    皆さん、こんにちは。なりた・ひろゆきです。30年以上、トレーダーとして、さまざまな相場を経験し、分析しています。 皆さんは「トレードの資金管理」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 何やら小難しそうな印象をもつ方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実際のところ、その本質は非常に「単純」です。 また、損切りができれば、それで十分と思われている方もいらっしゃるかもしれません。確かに、トレードで長く生き残るためには非常に大切な習慣です。しかし、それだけでは足りません。単に先細りの時間を延ばしているだけかもしれないからです。 実は、トレードを続けていくためには「資金を効率的に増やす運用」を考えなければなりません。そのカギとなるのが資金管理なのです。 では、資金管理の本質とは何か? それは「このトレードにいくら使うか?」です。 当たり前すぎると思うかもしれません。しかし、その当たり前が「おろそか」になっている方たちが実際には多いのです。 トレードを始めるとなると“相場に勝てる手法”の研究ばかりに目が向かいがちです。しかし、個人的にトレーダーとして一皮むけるために最も役に立った知識が資金管理でした。トレーダーが相場で計画的に管理できるのは運用資金だけです。それができなければ、どのような“勝てる手法”であれ、最終的には運用として成功しないでしょう。 また、よく「トレードでは心理のコントロールが重要」といいますが、最近は詭弁として使われているきらいがあります。実際のところ心理とは、自分なりの手法だけでなく、自分なりの資金管理を明確に構築し、一貫して実践できる状態になって初めていえることなのです。 私が知り合った長年実績を積み上げてきたトレーダーたちも「このトレードにいくら使うか?」をはっきりとルール化していました。私は資金管理こそがトレーダーが最初に学んでおくべきこと、一丁目一番地だと考えています。だからこそ今回、電子書籍をいくつか出版するにあたって最初のテーマとさせてもらったのです。 なお「このトレードにいくら使うか?」ですが、実は探究し始めると非常に難解な世界が広がっています。本書は、そこまで立ち入らずに、トレードを始める方が知っておくべき、単純ながら重要な知識だけに絞りました。本書が皆さんのトレード成功への足掛かりになれば幸いです。
  • TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方
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    TFメソッドの「TF」とはトレンドフォロー(Trend Follow)の略です。相場のトレンドに従い、上昇トレンドのときには買いを仕掛け、下降トレンドのときには売りを仕掛けます。いわゆる「順張り手法」です。 TFメソッドは極めて単純な理論と売買ルールから構築されているため、いろいろと応用しやすい手法といえるでしょう。私自身20年以上にわたり活用しています。 しかし、TFメソッドに基づいた売買システムを機能させるためには、非常に重要な点があります。 それは「トレンドとは何か?」というものです。「何がどうなったらトレンド発生・転換か?」を明確に定義し、確信しておく必要があります。 これがなければ「仏作って魂入れず」の売買システムになってしまうでしょう。これまで何度かセミナーを開催してきましたが、はっきりと「自身のトレンド」を定義している受講者は、ほとんどいませんでした。 「トレードで結果を残すためには、自身が納得できるルールで売買システムを構築し、一喜一憂せず、継続的に実践する必要がある」――そう私は自らの経験から確信しています。それは単に他人のシステムを真似するだけでは難しいでしょう。 そこで本書では、まずトレンドの定義について解説していきます。さらに、ルールからシステムを構築していくために必要な知識と心構えについて紹介します。そのうえでTFメソッドの基本ルールについて詳説し、その検証方法と改良方法の方向性を案内する流れとなっています。 本書では、検証例として米ドル円FXのデータを用いました。しかし、TFメソッドは株式、先物、CFD、暗号通貨、あらゆる相場に応用できます。むしろ、さまざまな金融商品・銘柄で有効性を確認してみてください。ご自身で構築されたTFメソッドの応用法がトレード成功の一助となりますことを願ってやみません。

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