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5.0ある日突然、17歳の高校生・藤井千春の自宅と異世界の王宮が繋がってしまった。今のところ千春限定ながら、行き来も持ち込みも自由自在。これをきっかけに、千春と異世界の人々との交流が始まる。交流は、専属の付き人が二人もつくという破格の待遇ながら、学校の放課後や休日に合わせて訪問すればいい緩やかなもので、千春は日々楽しく地球の知識を伝えていく。その中でも特に料理――ふかふかのパン、オムライス、唐揚げなどが大好評で、やがて王宮の厨房で作り方を指導し、王族の食卓に並ぶようにもなった。そのうえ、千春は王妃に気に入られ、養女にならないかと誘われて――!? ネットで大人気の異世界お気楽往復ファンタジー、ここに開幕!
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-悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅。 悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。 ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。そのために彼は、生と死を支配する悪魔・ガーガヴルドと契約を交わしたのだ。人理を外れた望みを叶えるには、それ相応の代償を払わなければならない。絶対的な契約の元、かつての記憶を失ったアリアに真実を伝えられず、悪魔退治を担わせなければならない日々。ダヤンは本心を隠して、あくまでもアリアを金稼ぎの道具として扱い、露悪的に振る舞い続ける。 旅の中で訪れた新たな街。その街の住人はどことなく生気を失ったような様子で、病院を訪れる患者が後を絶たないらしい。そして、その病院に勤める医師の家で、瀕死の重傷を負った娘が奇跡的に回復し、その代わりに息子が死んでしまったという奇妙な噂が囁かれていた。そこに悪魔の匂いをかぎつけた二人は、さっそく調査を開始するのだが……。 悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。――これなるは忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語。 ※「ガ報」付き! ※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。