鷹羽結作品一覧
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-「いっそ、子種だけもらってひとりで産みたい」 フォンティーヌ侯爵令嬢であるエリーシアは、婚約者だった王太子に「色気がない」という理由で浮気され婚約破棄となった過去があった。そんなエリーシアは、弟が侯爵家を正式に継ぐまでの間、侯爵家の領土運営に携わってきたが、弟が隣国に婿入りすることになり、エリーシア自身が侯爵家を継ぐこととなってしまった。が、しかしロクでもない求婚者しかいないとエリーシアは頭を抱えていた。そんな時、非常に優秀な図書館司書で見た目も麗しい長年の友人でもあるロイから思いがけない提案を受ける。「どうしても子種がほしいっていうなら、僕のにしなよ」若くて健康で素性も明らか。地位も財産も領地も脅かさず、完全に子作りのためだけに婚約者として関係を持ち、子供ができなかったら婚約破棄で構わないという。都合の良すぎる話だと思いつつ受け入れたところ、想像以上にロイに優しくされて、子種契約なことを忘れてしまいそう。お願い、これ以上甘やかさないで!
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-「妻に娶った、ジゼルだ」 王城の大広間で、臣下たちを前にジゼルの腰を抱き、グランドール国王アレックスが宣言する。アレックス王の婚約者・ミレーヌの異母妹で、驚きすぎて声も出ないのは魔女ジゼル、本人だった。一週間ほど前から原因不明の病に苦しんできたアレックスは、なんと〝発情の呪い〟がかけられていた!一縷の望みをかけ、魔女ジゼルを頼るも、治療のためには滾った彼の男根をジゼルの手で射精させなくてはならない。しかし毎日、森の中へ通うことは困難な国王アレックスのため、ジゼルは城に滞在しながら治療することを提案する。思いがけず、偽花嫁の地位に据えられ驚きつつも、死神魔女ジゼルと国王アレックスは毎夜、寝所をともにしながら、力をあわせて敵の正体を暴いていく。敵の正体が明らかになったとき、偽の婚姻を結んだふたりの関係はどうなってしまうのか!?