金川英雄作品一覧

  • 日本の精神医療史 明治から昭和初期まで
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    1巻2,200円 (税込)
    明治期の西洋医学の導入以降、精神病者の治療・保護・監視に関する法律が制定されて、精神病院が作られていく精神医療史を追い、呉秀三らによる『精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察』を精読する。国内や朝鮮半島を視野に精神医療史をレクチャーする。
  • 三浦半島の医療史 国公立病院の源流をたどる
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    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高齢化が本格化した現在、地域医療の連携が叫ばれ、その実現に向けて課題が議論されている。そもそも、地域の医療の受け皿になっている病院は、どのような歴史的な背景から根づき、地域に医療を提供してきたのか。 軍都だった三浦半島の陸軍や海軍の病院、軍需工場に付随して作られた病院が、敗戦を挟んで国立病院や共済病院、キリスト教系病院になった歩みをたどる。また、済世会病院や赤十字病院、掖済会病院、労災病院などの展開も掘り起こす。 軍港があり、工業地帯も有し、内陸と湾岸という地形的な特徴もある三浦半島の病院の歴史を、街と病院を微細に探索して当時の資料をひもとくことで明らかにして、一地域の医療史から国公立病院の具体的な社会的な背景と展開を見通す。
  • 感染症と隔離の社会史 避病院の日本近代を読む
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    1巻2,640円 (税込)
    コレラ、赤痢、ペスト、スペインかぜ……近代以降、様々な伝染病・感染症が流行してきたが、医学はどのように対応して、どう克服してきたのか。 明治期に作られた伝染病・感染症を専門にする「避病院」に光を当てて、尾崎紅葉『青葡萄』や正宗白鳥『避病院』、与謝野晶子「感冒の床から」、現・都立病院の当直日誌などの作品や資料を現代語訳・要約しながら紹介し、感染症や医療現場の実態、防疫体制の地域格差などを掘り起こす。 著者が勤める国立病院機構埼玉病院の臨床現場から、現状や風評被害の実態、新型コロナウイルスの集団免疫による収束についての小論も収めて、感染症と隔離の日本史から「いま」と「あした」を考える視点を提供する。
  • 精神病院の社会史
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    1巻3,080円 (税込)
    「精神病」患者を受け入れて癒しの場になっていった高尾山の滝治療、私立の精神病院の数々、精神病院を開設した人々。多くの史料をもとに「精神病院」の歴史を描き、精神病院と地域の関係性、当時の患者たちの苦悩と支えた人々の努力を浮き彫りにする。

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