長山久竜作品一覧

  • あの夏に捧ぐ逢いことば
    値引きあり
    5.0
    「わたしを連れてってくれませんか。誰もいない、どこか遠くへ」  何かを「願う」ことにトラウマを抱える修也へそう願ったのは、緑色に輝いて、人気youtuberでーーそして、AIの少女・愛岳ユウ。  「逃げ出してきた」と言う彼女に押される形で始まった、夏の逃避行。仄甘い共犯者と駆け抜ける夏は、全てがどうでも良くなるくらい、美しくて。その日々が、修也の心の傷を優しく縫い合わせていく。  しかしある時、ユウが修也の元を訪れた本当の目的を知りーー 「それでも僕は、ユウと一緒にいたいよ」  だから、このことばを捧ぐ  たった一ヶ月しかなかった、間違いだらけのあの夏に。
  • 星が果てても君は鳴れ
    3.9
    「見つけてあげるわよ。正しい音色の、奏で方」  他者の影が纏うノイズに侵され、命を絶とうとした俺の前に、突然そいつは現れた。元国民的女優の、星宮未幸。素顔は勝気で、時々猫かぶりで……そして、未来が視える少女。  俺の自殺を止めるため始められた、奇妙な同棲生活。過去の傷を優しく上書きするような日々には、小気味良い音色が鳴り始めーー  だけど、俺は何も知らなかったんだ。あいつが走り続けた意味も、その足を止めてしまった理由も、未来に隠したたった一つの悪戯でさえも。  これは、過去と未来を乗り越える別れの青春譚で、そして、悠久の時を超えても響き続ける愛の物語。

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