とあるきっかけから、前世を思い出した侯爵夫人セレーナ。前世の記憶と引き換えに現世の記憶を失うかもしれない、と自分の置かれた状況を急いで整理する。えっと……三年前にカリスト侯爵と結婚したけれど、白い結婚。義母からはプレッシャーをかけられ、使用人からは見下される。それでもと、与えられた仕事をこなし、毎晩来るはずのない夫を待ち続ける日々。ああ、なんて私は健気な……って、やってられるか！　さっさと婚姻を無効化し、屋敷から逃亡しますわ。そう決意したセレーナは新天地で自由な生活を目指すことに。一方、彼女の失踪に夫サイラスは愕然。自身の行動が招いた悲劇に打ちひしがれて――？　　※電子版は単行本をもとに編集しています

魔法薬開発研究室の助手ケイティと、天才研究者ジークは同じ研究室で隣の席。 しかしこの二人、日頃から上手く噛み合わない……。 ある日の夜、同僚からの差し入れと間違え、ジークの薬品を一気飲みしてしまうケイティ。 焦る彼からの意味不明な質問責めに困惑していると、身体が熱を持ち始めて――？ 「これは事故だから、全部終わったら忘れてもいい……。」 薬品の正体は少し素直になる薬、またの名を〝媚薬〟 朦朧とする意識の中、彼を求める気持ちが溢れ出し――!?

結婚してから三年。『白い結婚』に耐えた私は、さっさとこの家をあとにした。 私の人生はこれから。私は商会のオーナーとして稼いで稼いで稼いで稼ぎまくるのだ。 私の無二のパートナー、商会長リオンハルト（美貌の公爵令息。なのに、なぜか独身） と共に、化粧水、ハンドクリーム事業を成功させ、商売は正念場、王妃様主催の夜会で売り込みよ！ さあリオ、ついてらっしゃい！――のはずが、リオからまさかの真剣求婚！？ 「俺にヴィーを愛させてくれ、幸せにさせてくれ、ずっと君が好きだったんだ」 お金大好き、バツイチ（形式上）のヴァイオレットが溺愛され、求められる転生令嬢繁盛記、ここに誕生。

25歳までに異性と交わらないと賢者の印が現れる世界で――性奴隷として働くオレと、ひきこもりの24歳伯爵令嬢イザベラ。破格の大金で購入され、ジャンと名付けられたオレは、ご主人様を甘く口説くが聖女になりたかった彼女は振り向かない。抱かれなければならないのに……。抱かなければならないのに……。ついに訪れた24歳最後の夜、二人は……人気ＷＥＢ名作、待望の加筆完全版。

【目指せ！　任期最短の「光の巫女」！　ザンネン姫の奮闘ラブコメディー！】コバルト文庫で大人気の「ひきこもりシリーズ」が、待望のコミカライズ!!　闇の精霊にだけ心を許し、長年引きこもりを貫いてきた魔術師の少女・ビオレッタは、ある日突然「光の巫女」に選出される。光の巫女をやりたくないビオレッタの巫女修行をサポートするのは、アレサンドリ神国の王子・エミディオ。あれ？　エミディオは笑顔で話しているのに、なんだか全く違う声が聞こえてくるような……。一見きらきらと眩しく光を放つエミディオは、実は並外れた腹黒さを秘めていて…!?　※『ひきこもり姫と腹黒王子 VSヒミツの巫女と目の上のたんこぶ』1～5巻をまとめて収録したものです。重複購入にご注意ください。

王家の習わしによって、生涯国王を護る護衛王妃に選ばれてしまった辺境伯令嬢ルナ。 私、職業王妃にはなりません！　私の夢は冒険者として食堂を開くことなんです！ 狙い通りに婚約破棄され国外追放――夢の『ルナの気まぐれ食堂』ついに開店へ！ 最初のお客様は、訳ありクールな騎士団長のイシス様。 美味しい魔物料理と冒険が結ぶ、初恋同士のルナとイシス。 大人気WEB小説、書き下ろしスペシャルメニュー付きで召し上がれ！

その日、私は毒を飲んだ――グラント伯爵夫人セシリアの結婚生活は自死で終わりを告げた。 二人の子に恵まれ、仲睦まじく思われていたグラント伯爵夫妻の間に何が起きたのか？ ――数年後、隣国にて、グランド伯サイラスは、幸せそうな妻セシリアに再会する…… ＷＥＢで大人気を巻き起こした問題作への大幅加筆。さらに書き下ろしを二編を追加。 セシリアの祖母が回想する夫との愛の記憶。セシリアの孫娘アンジェラが挑む復讐劇。 仮死を装う毒。安楽死へ導く優しい毒。苦しみ抜く毒。毒を巡る三人の冷遇妻たちの物語。

おかしい……私は駆け落ちした姉の身代わりなのに。 どうして城主のワルター様は姉との婚約などなかったように振る舞うの？ なぜ歓迎されるはずのない私に激しく執着して、何度も愛してくれるの？ 囚われの花嫁を襲う溺愛監禁と、隠された想いの謎。 幸せになった身代わり花嫁ララの裏側で交差する人々の情念。 人気作家マチバリの名作――病んでいるほどに彼の愛が深い。

【目指せ！　任期最短の「光の巫女」！　ザンネン姫の奮闘ラブコメディー！】コバルト文庫で大人気の「ひきこもりシリーズ」が、待望のコミカライズ!!　闇の精霊にだけ心を許し、長年引きこもりを貫いてきた魔術師の少女・ビオレッタは、ある日突然「光の巫女」に選出される。光の巫女をやりたくないビオレッタの巫女修行をサポートするのは、アレサンドリ神国の王子・エミディオ。あれ？　エミディオは笑顔で話しているのに、なんだか全く違う声が聞こえてくるような……。一見きらきらと眩しく光を放つエミディオは、実は並外れた腹黒さを秘めていて…!?