椎名宗一郎作品一覧

  • 虐める彼女と狂ったわたし
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    わたしには友達なんて一人もいない。 いつの間にか体育着が投げ捨てられていたり、鞄の中にゴミが詰め込まれていたり、そんな出来事が続くようになった。特に困ったのは、下駄箱の靴を隠されてしまい、その日は靴下のまま帰るはめになったこと。部室棟のトイレに呼び出されて殴られたりもしたけど、なんというか、彼女の暴力には痛みを感じなかった。 これは、記憶を失くしたわたしと、わたしを虐める彼女の切ない百合のお話し……。
  • 十海のとなり
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    都子と十海は、高校三年の春に出会った。友達の多い彼女と、いつもひとりでいる私。胸の大きさは、同じくらいだろうか。ふたりは変わらない日常を過ごしながら友情を育んでいくが、しだいに特別な感情を抱くようになり、おたがいが同性だと知りつつも、その関係が少しずつ変わりはじめる。はじめての気持ちに翻弄されながら、時には立ち止まり、時には駆け足で、不器用ながらも想いをぶつけ合う。そんな、都子と十海のあたたかいお話しです。

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