空木ヨウ作品一覧

  • お飾り妻は白い結婚じゃ満足できない
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    流行り病で一家全滅し、唯一生き残ったエヴリーヌは神殿で下働きをしていた。 そんな中、神殿に寄付をしている侯爵のランベールが彼女を引き取りたいと申し出てきた。 てっきり貴族邸でメイドだと思っていたエヴリーヌだったが、ランベールが申し出たのは、彼女を妻にしたいという申し手だったのだ。 お飾りの妻だったら他にもいい人がいるのでは? 白い結婚を続け、ランベールに愛でられながらも途方に暮れるエヴリーヌ。 だんだんそれだけで満足できなくなった自分は欲張りですか?
  • 陰の花 陽の月
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    夫に先立たれ、生まれたばかりの子を抱えて困り果てた月子。そこで舞い込んできたのは、陰陽師の弓削家の乳母の仕事だった。 そこに入って子と一緒に仕事に励んでいるところで、妻に先立たれたばかりの当主、義行に惹かれていく。 しかし乳母が当主に惹かれるのは前代未聞と、気持ちに蓋するつもりだった月子だが。 子が結ぶ不思議な縁の物語。
  • そして王子は、王女と恋に落ちました。~黒猫賢者の昔語り~
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    賢者マオフィに「呪いをかけられた姫を助ける」と予言された王子ヴィオレス。周囲に流されて会いに行ったカレナ王女の『呪い』は、思いがけないものだった。 彼女と風変わりな友情を結ぶに至ったヴィオレスだが、五賢者の一人が接触してきたことにより思わぬ事件に関わることになる。 一方ヴィオレスを助けるため行動を始めたカレナは、旅の途中で自分自身と向き合うこととなる。 ヴィオレスとカレナが辿り着いた答えは、大陸の隠された歴史を暴くこととなる。
  • つくって食べて恋をする
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    好きな料理はおいしい。 大切な人と食べる食事はもっとおいしい。 つくったりつくってもらったりしながら、少しずつ恋を育んでいく短編集。 ・「食ドウラク恋ドウラク」 仕事帰りのライターが行き倒れたお隣さんに餌付けしたことからはじまる、恋の物語。 ・「ジャム、瓶、私の恋」 人見知りなジャム屋に声をかけてくる甘党バイヤーとの、じれじれな甘い恋。 ・「限界女子は食事でエロくなる」 限界が過ぎて彼氏と別れてしまった女子と同級生料理研究家の、再会からの恋。
  • 儚火
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    神童と期待された美青年、一条未春(いちじょうみはる)は、原因不明の病により顔の半面が腐敗し父に見限られ、毒を盛られる。生きるために未春は父を殺害するが、後悔と罪の意識に苛まれることになった。 死の迫る自らに悲観し、父の葬儀に出ることも叶わず俯いていると、遠縁の親戚だという少女に話しかけられる。「私を恋人にしてほしい」という少女、響花火(ひびきはなび)には、知られてはいけない秘密があった。

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