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  • 不完全宣言
    3.5
    離婚はぜったいお父さんのせいだ。ドジで頼りなくて、あやまってばかりで。こんなお父さんなんて、もううんざり。わたしは家出する。親友のなくしもの探しを口実に。 【あらすじ】父と二人暮らしだが、不器用で頼りない父親にうんざりしている香保(かほ)。そんなある日、たまたま父と叔母が、離婚した母について話している場面に遭遇してしまう。離婚は父の責任であると早とちりした香保は、親友が失くしてしまったぬいぐるみを探しに行く、という口実のもと、家出を企てて――。 【目次】I 右向きゃ左/II ペケペケ親子/III 雨にゆれれば/IV 正義の味方に気をつけろ/V ぼへみ庵につれてって/VI 神さま、このまま終わらせて/VII 雨上がりの夕空/VIII ありがとうを、たそがれに
  • ブルーラインから、はるか
    3.6
    夏休みが始まって10日目。 家を避け、市内の図書館に避難していたコタは、なまいきな小4の風馬に声をかけられる。 「もしひまだったら、ぼくの自由研究を手伝ってほしいんだ」 ほとんど話したこともない後輩からの頼みは、二人が住む広島-尾道から愛媛-今治を結ぶ「しまなみ海道」をチャリで渡りきること。 反発しながらも、風馬と一緒にしまなみ海道を渡り始めたコタ。 大きな橋、広がる海──。 さまざまな経験を共有し、互いのこともわかり始めたころ。不意に風馬が誰かを探しはじめ……。 孤独を癒す夏の日を爽やかに駆け抜ける、青春ロードノベル。 第25回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。 [選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]
  • 星屑すぴりっと
    3.9
    第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞作、待望の書籍化! ●主な内容 広島県尾道市に住むイルキは、親戚から"イルちゃんは、せいちゃんにひっつきもっつき(人にべったりくっついて離れない)じゃのう"と言われる中学一年生。 しかし大好きないとこのせいちゃんは、多発性硬化症という難病にかかっており、体だけでなく心も弱っていた。 そんなせいちゃんがある日、「映画が観たいのう」とぽつりと漏らす。だがせいちゃんは、頑なに映画のタイトルを言おうとしない。 せいちゃんの望みをかなえてあげたいが、しかし──もやもやを抱えたイルキは、大阪出身の大人びた同級生・ハジメと知り合う。 ハジメの力を借りて、どうやらその映画はせいちゃんが大学時代に作っていたものではないかと突き止めるイルキ。 しかもその映画はいま、京都で上映しているらしい。 少ない軍資金。何やら事情があるらしい同級生。不安と期待を抱えた二人の、京都までの旅が始まる!
  • 欲望で捉えるデジタルマーケティング史
    4.5
    欲望が人を動かし、マーケティングを変えてきた。 インターネットが広がったのも、インターネットが広告メディアとなったのも、黎明期のインターネットユーザーの欲望によるものでした。また、既存のメディアに比べて、懐疑的に見られていたインターネット広告の概念を覆し、価値を認めさせたいというインターネット広告の担い手の欲望がテクノロジーの進化を後押ししました。さまざまなコミュニケーション手法、インターネット広告の自動化、効率化も、生活者や広告主の欲望に応えて生まれたものです。 ――「おわりに」より コミュニケーション・ディレクター さとなお 絶賛!! 「流行っては廃っていくテクノロジーやノウハウに右往左往しなくなるための武器。それは「欲望」の大きな流れを読む「俯瞰力」だ」――佐藤尚之 インターネット広告が登場したのが1990年代。それから20年あまりのうちに、「イ ンターネット広告なんて」と施策から切り離されていたところから、「インターネット広告も」と存在価値を認められる時代へ。さらには、タッチポイントのプランニングや予算を考えるときに「まずはインターネット広告から」へと、インター ネット広告は立場を大きく変えました。そして今や、マーケティングにデジタルが使われないことはほぼなくなりました。そんなデジタルマーケティング史を軸に、広告にまつわるテクノロジーや当時の社会情勢など30年分の「知っておくべき」がこれ一冊にギュッと詰まっています!

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