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文化人類学者の違和感だらけの日常
肉食文化が生んだ「ヘルシー」の概念、モンゴルのゲル居住区から生まれるラップ、博物館に寄贈された「アフリカの床屋」の謎……。 国立民族学博物館で働き、モンゴルを中心にフィールドワークを行う文化人類学者が、自身の違和感と感動に満ちた日々を綴る。 「フィールドワークは、そんな感動と違和感の間で揺れ動きながら、他者を理解していく仕事だといっていい。本書は、そんなフィールドワークを通じて私が体感した「感動と違和感」をもとに考えたエッセイを集めたものだ。(中略)文化人類学は、フィールドワークという旅と偶然性に支えられた学問である。フィールドワークを通じてさまざまな人と出で逢あう。出逢いの中で事件が起こり、感動したり違和感を覚えたりする。そんな中で他者の価値観と自分の価値観がぶつかりあい、精神が攪拌されていく。そうした経験が、考察につながっていく。」(「はじめに」より) -
憑依と抵抗
憤激の呪言(ライム)響く国。格差と抑圧に差し込む一筋の光とは。 高級・高層ビルが乱立し、加速度的に情報化する都市を 「感染するシャーマン現象」が侵食しているのはなぜか。 人々の熱い息吹を伝える、現代モンゴルの素描たち。 「排除/憑依/反抗」をキーワードに、 いまだ知られざる現代モンゴルの深層を明らかにする。 シャーマニズム、ヒップホップ、化身ラマ、民族衣装、 そしてチンギス・ハーン。現代モンゴルを理解する上で 欠かせない「貫く論理」をそれぞれの断片に見出す。 グローバル化と呪術化の間で揺れ動くその姿とは。 【目次】 第1部 グローバル世界を呻吟する 1:シャーマニズムという名の感染症 2:地下資源に群がる精霊たち 3:憤激のライム コラム あるマンホール・チルドレンとの出逢い 第2部 社会主義のパラドクス 4:秘教化したナショナリズム 5:社会主義が/で創造した「民族の英雄」チンギス・ハーン 6:呪術化する社会主義 コラム:深夜の都市でボコられる 第3部 連環する生と死 7:シャーマニズム、ヒップホップ、口承文芸 8:生まれ変わりの人類学 コラム 古本屋のB兄 第4部 民族文化のゆくえ 9:コスプレ化する民族衣装 10:“モンゴル化"する洋装と匈奴服の誕生 -
世界の呪術と民間信仰
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