荻博次作品一覧

  • 超音波工学
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    1巻3,850円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 基礎編と応用編により構成しており、基礎編においては、弾性論の基礎から解説し、弾性論を習得していなくても、異方性固体内の超音波伝播挙動を理解することができるように工夫した。応力もひずみも二階のテンソル量であるが、結局は、6つの成分を扱えばよいことから、それらを抽出したマトリクス表記による議論を行っている。そして、テンソル表記は使用せずとも固体の異方性に対する正確な記述を省略することなく、弾性論の本質を理解することができるようにした。平面波の透過・反射・屈折挙動やガイド波についての解説においても、丁寧に支配方程式の導出を誘導しており、大学1年生の基礎的な数学をもって理解できるようにした。圧電現象にともなう超音波の挙動においては、基礎的な電磁気学の解説も加えており、本書のみで圧電現象の本質を理解できるように工夫している。応用編においては、他の専門書では見られない最近の計測法について紹介している。特に、国際的に重要な弾性定数計測法として定着している共鳴超音波スペクトロスコピー法(RUS法)や非接触超音波法の代表的手法である電磁超音波法(EMAT)、水晶振動子センサー(QCM)について、その原理から応用に至るまで詳しく解説している専門書は稀有であり、本書の重要な特徴である。
  • 超音波工学[基礎編] 分冊版
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    1~2巻2,090円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 製本版は基礎編と応用編から構成されている。本電子版においては、製本版から基礎編を抜粋し、固体内の超音波の伝播挙動の基礎的な振る舞い、各種超音波励起・検出法の原理、および、超音波減衰の起源について分かりやすく解説している。弾性論の基礎から述べており、弾性論を習得していなくても、異方性固体内の超音波伝播挙動を理解することができるように工夫した。応力もひずみも二階のテンソル量であるが、結局は、6つの成分を扱えば良いことから、それらを抽出したマトリクス表記による議論を行っている。そのため、テンソル表記はできる限り使用せず、6つの応力と6つの工学ひずみを起点として議論を進めることにより、固体の異方性に対する正確な記述を省略することなく、弾性論の本質を理解することができるようにした。電磁超音波センサーの章については、その原理から丁寧に解説している和書の専門書は見受けられず、本書の重要な特徴と言えよう。

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