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-継続は力と龍も虎も励 始まりは簡単そうな五七五でしたが、次第に奥の深さに気づき、書けなくなりました。辰年や寅年の大先輩はとにかく沢山読んで沢山書きなさい、そうしたら何かが見えてきますと激励してくれました。実際そうでした。今でもスランプに落ちた時はスランプ句、調子いい時はお調子句、五七五の駄句迷句と日々楽しんでいる最中です。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 台湾を代表する川柳作家・杜青春の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「炎天下台湾全土焼芋化」。 始まりは簡単そうな五七五 四苦八苦ようやくできた駄句迷句 この句どうチチチ・チチチと鳴く守宮 ねんねんころりあなたもころり彼岸花 経験を積んであなたを捨てました 大根をおろしあなたを引き立てる 一粒の飯に神ありという祈り
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-台湾川柳会の創立20周年を記念して編まれた、日本語と川柳を愛する台湾の人々と、日本の第一線で活躍する川柳作家との心温まる初の川柳交流句集。 第一章「台湾川柳会20年の軌跡」は台北俳句会会長・黄霊芝による同会設立にまつわる挿話からはじまり、さらに初代会長・頼天河、第二代・李琢玉、第三代・頼柏絃の在任時代を主軸として日台交流の設立と発展に尽力したキーパーソンの文を掲載。 第二章「日台交流川柳122人集」では、ひとり15句の読み応えある日台の代表作家の川柳作品が華やかに揃う。 第三章「台湾川柳会の嚆矢-『川柳國姓爺』について」では義守大学應日系専任講師・花城可裕による解説に続き、塚越正光撰「國姓爺」内の添削講座挙要を一部を除きほぼ全34回分を掲載。第三章「川柳作品から解読する ここが知りたい台湾あれこれ」は台湾川柳会の会員作品を通じて台湾の基礎知識が興味深く読める。ビジュアルで辿る交流史となるグラビア頁、日台作家の100字エッセイ「ぱすぽぉと」もあり充実の1冊。 《台湾に来て日本語を正される (江畑哲男)》 《白蟻がじっくり読んだ万葉集 (高 薫)》 《何故だろう冷たくすると追ってくる (下岡友加)》 《羅針盤幸せひとつ探せない (月波与生)》 《始まりは簡単そうな五七五 (杜青春)》 《再会のふたり互いに孫自慢 (遊人)》 《贅沢は敵と今でも思ってゐる (廖 運藩)》 《嫁がせて父は屋台の祝い酒 (加島由一)》 《消えかかる虹に向かって突っ走る (伊藤のぶよし)》 《日本語が上手といわれ苦笑い (吉岡桃太郎)》
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 紫陽花に 弾けて雨の 四分音符 ★ 手を伸ばす 目線の上に 柿の空 ★ 父さんも家族 冷蔵庫を開ける ★ メイドインワタシ 笑顔も 泣き顔も ◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ 俳句と聞くと学校で勉強してから もうとっくに忘れてしまったという方が殆どですね。 お子さんのいるご家庭では、 よく宿題に出るとか地域のイベントのチラシで 見かけるというお母さん方も多いかと思います。 俳句は日本人の心の故郷とでもいうような、 そんな懐かしさがありますね。 短い五七五の言葉のリズムが 日本人の想像力を掻き立てるのでしょう。 芭蕉の昔から今でも、変わることなく俳句は、 人の心を慰めてくれる優しい文芸だと思います。 昔の人の心を知ることで自分の心が癒され、 懐かしい風物詩が忘れていた郷土への愛情を 呼び覚ましてくれる。 そして、自分だけの言葉を 見つけ出す喜びに元気が出てきます。 あまり考え過ぎずに、まずはあなたらしい 俳句を詠んでみることです。 どんな名句にも負けないご自分の俳句が 生まれる喜びを大切にして下さい。 俳句ってこんなに楽しいものだったのかと、 きっと気が付きますよ。 俳句監修者 上野 貴子 きわめてユニークな企画である。そう思った。 そんなユニーク本を、こうして皆さんに お届け出来るのが嬉しい。 俳句と川柳の「違いと魅力がわかる」本。 両者のコラボレーション、 それも技法のコラボになっている。 それがこの本の特長である。 自らの俳句をステップアップしたいと考えている方、 川柳に興味を持ちながらも自己流で川柳を作っていた方。 そんな方々にオススメの一著がコレである。 俳人にとっても、川柳人にとっても 参考になるに違いない。 自信を持って、そう申し上げておく。 本著は、俳句・川柳の共通編11項目と、 独自編合わせて17項目とで構成されている。 ココが面白い。 この点がユニークなのだ。 初心者はモチロン、初級者・中級者の ステップアップにつながるものと信ずる。 そういう内容をふんだんに盛り込んでおいた。 川柳人は俳句の技法を、 俳人は川柳の息づかいを本著で学べる。 お隣に位置する文芸から学ぶ要素は少なくないはず。 ぜひそうして欲しいものである。 かくいう筆者。筆者も、 十代は俳句や短歌の韻律に 深く親しんだ一人であった。 それゆえに本著を監修させていただいたのである。 川柳監修者 江畑 哲男 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 第1章 俳句と川柳 共通点と違い、そしてそれらの魅力 * 俳句と川柳の形式上の共通点と相違点とは * 言葉の使い方 * あえて定型を崩す「字余り」「句またがり」など * 作句の技術 ・・・など ☆ 第2章 俳句のステップアップのコツ * 表現にリフレインの技法をうまく使いましょう * 言葉のセンスを磨きましょう * ときには、あえて破調にしましょう * 比喩表現をうまく使いましょう * 推敲のレベルを上げましょう * 「季語選び」を工夫しましょう ・・・など ☆ 第3章 川柳のステップアップのコツ * 「取り合わせ」の技法をうまく使いましょう * 「二物衝撃」の技法をうまく使いましょう * 「オノマトペ」をうまく使いましょう * 名句を鑑賞することも大切 * 句語の発見が大切 * ユーモア全開でいきましょう ・・・など ※本書は2017年発行の 『違いがわかる はじめての五七五 「俳句・川柳」上達のポイント』 の装丁を変更し、「新装版」として新たに発行したものです。
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-川柳協会副理事の著者が、五七五のリズム解析から日本語の特性をふまえ川柳の魅力を徹底解説。 全日本川柳協会副理事長の著者が、五七五のリズムの徹底解析から日本語の特性までも明解にしつつ「川柳」の魅力を徹底的に解説。楽しい例句も豊富に、自由で深い川柳の作り方、句会の楽しみ方を具体的、体系的に紹介。日本の短詩型文学の歴史的推移から、これからの川柳界のあるべき姿を忖度なしに提言しました。 【目次】 Ⅰ 川柳の魅力 1川柳は魔法の文芸 川柳で充実した日々を 他 2川柳に見る人間模様 Ⅱ 川柳の基本と日本語の特性 1創作にチャレンジ 2音数の数え方 3川柳のリズム 字余り・句跨がり 破調と自由律 「字足らず」感と「字余り」感 他 Ⅲ 川柳の技巧 1 比喩のいろいろ 2表記の工夫 3句語の発見、その他の技巧 4添削と推敲 5句会は「道場」です! Ⅳ 改めて川柳を考える 1ココが違う、俳句と川柳 2川柳史概観 ――「うた」から川柳が生まれた 3三つの提言 (1)日本語の魅力を活用しよう (2)ユーモア精神を取り戻そう (3)リアリズムを復権しよう 4頼もしや、ジュニア川柳 (真島久美子寄稿) 資料編 1どんな句が入選しているのか? 2全国主要結社とその指導者吟 3「全日本川柳協会」とは ? 4日本現代詩歌文学館ってどんなところ? 5川柳は行動する 6 Q&A あとがき 【著者】 江畑 哲男 昭和27年生まれ。早稲田大学教育学部国語国文科卒。 昭和50年千葉県公立高校教諭、私立高校講師 現在、東葛川柳会代表、全日本川柳協会副理事長。 主な著書に『アイらぶ日本語』(学事出版)『ユーモア党宣言!』(監修、新葉館出版)評論集『我思う故に言あり』(新葉館出版)『近くて近い台湾と日本日台交流川柳句集』(共著、新葉館出版)『よい句をつくるための川柳文法力』(新葉館出版)『はじめての五七五 俳句・川柳 上達のポイント』(共著、メイツ出版)ほか。
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-博学多識で日本をこよなく愛した、懐日家川柳人による“台湾初”の川柳句集。 台湾川柳会二代目会長で台湾川柳作家の巨匠・李琢玉(本名・テイ璋)氏による、現代日本で忘れられた美しい日本語でせつせつと訴える日本への郷愁と批判、リアリティ溢れる作品群。編者は全日本川柳協会会長(当時)の今川乱魚氏。序文・跋文には蔡焜燦氏(台北市李登輝友の会会長:当時)、頼柏絃氏(台湾川柳会三代目会長:当時)、黄智慧氏(台湾中央研究院員民族学研究所助手:当時)、日本からは川柳作家の村田倫也氏、山本由宇呆氏が文章を寄せている。 また頼天河氏(台湾川柳会初代会長)、医師で台湾歌壇を主宰、俳人でもある同会会員の呉建堂氏の文章も掲載。電子版の監修者は台湾川柳会四代目代表・杜青春氏。 台湾に日本文化という客土 酔い痴れてろれつ怪しきわらべ唄 自分史に戒厳という負のページ 一生に国籍三つとは非情 エノケンの悲しげな顔思い出し 強かったニッポン 埒もないニホン 過ぎ去った国の旨さを握り寿司 李登輝の長い顔タイワンの顔 ウイルスのようなラ抜き語カタカナ語 ニホン語を知らぬ孫にもネンコロリ