阿江忠作品一覧

  • 人工偽脳 AIがつくるのは偽の脳
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    【AIの実体は大したことはないので、何も恐れることはありません】 「最近はすごい人工知能も登場していますが、その背景にはコンピューター性能の飛躍的な向上があります。  人工知能は脳科学という観点からは偽脳つまり偽の脳にすぎず、真の脳ではありません。偽脳では印象は悪いかもしれませんが、「本物か偽物か」となれば「偽物」と言っていいでしょう。人間の脳を模した擬似的な脳になるなら、偽脳は十分役に立ちますし、特定の分野では人間の能力をはるかに超える力を持っています。」 「偽脳を人工知能でつくる技術の変遷はコンピューターの歴史そのものです。ですから、コンピューターの発展と同じようなものですが、技術にはブレークスルー的な変化があるため、ブームという表現が用いられます。  人工知能はコンピュータープログラムの1つですから、コンピューターの実用化が始まった1950年代から研究されてきましたし、そのころすでに人工知能のブームはありました。」 《第0次AIブーム(1955年ごろからの10年間)~人工知能の原理がつくられた時代》 《第1次AIブーム(1985年ごろからの10年間)~人工知能プログラミング基本の時代》 《第2次AIブーム(2015年ごろから現在進行中、2025年ごろまで?)~人工知能プログラミング実用化の時代》 「筆者は第0次ブームの終焉期から人工知能コンピューターの研究に関与してきましたので、今回のブームの“終焉”を2025年と予想しています。」 「ごく大雑把に今回のブームの骨幹をまとめると、人工神経回路網つまりニューラルネットワークでの学習方法が進歩したこと。と同時にコンピューターの発達により、ビッグデータ処理が可能になりました。  ここで人工知能の教科書を書くつもりではありませんので、メディアで取り上げられるような項目、つまり人工知能の応用分野から眺めるようにします。」 (「プロローグ」より)

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