八生愛綺作品一覧
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-軽薄イケメン男×小悪魔ピアニストの駆け引きラブ。 高校最後の夏。 ピアノコンクールの重圧に押しつぶされそうだった僕は、弱い自分を滅茶苦茶に壊すために、ひとつ下の軽薄そうな美術部員の獅子山公暁(ししやまくぎょう)の絵のモデルを引き受けたーーフリをして、煽って自分を襲わせた。 純情ぶって怯えてみせて、奪わせて。 君に罪を着せたままそこから逃げ出し、そうして僕はコンクールの優勝を勝ち取った。 それから8年。 ピアニストとしての充実した日々を送りながらも、僕はあの夏の興奮を忘れられずに人を誘惑してはからかって遊ぶようになっていた。そして、ある日の最終電車で大人になった君と再会したのだった。 「八年前も、俺を利用していたんだね?」 「僕が知りたい?ーーなら、朝までじっくり教えてあげようか?」 軽薄なくせに真面目ぶるこの男を、さて、どうしてやろうか。 【登場人物】 美月紫苑:芸能事務所所属のピアニスト。美しい外見とその技量は認められているが、本人はプレッシャーに弱く過剰に評価を気にしており、人を誘惑してからかうことで気を紛らわせている。 獅子山公暁:人気のCGクリエイター。女性とのライトな関係を繰り返すが、紫苑を忘れられずにいる。
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3.0
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3.230歳を目前に、婚約者から婚約破棄され田舎に逃げ帰ってきた紬生は、駄菓子屋を営む祖母の家でくすぶっていた。そんなある日、祖母の代わりに店番をしていた紬生の前に、6歳年下の幼なじみ・陸翔が現れる。眼を見張るような美青年に成長した陸翔は昔と変わらぬ気安さで紬生に接してくるが、そんな陸翔に紬生は戸惑うばかり。戸惑いの原因は、10年前の夏の日の出来事だった。祖母の家の縁側で、眠ったふりをした紬生に陸翔がくれた、触れるだけの幼いキス。あのキスに込められた感情を確かめることもせず、逃げるようにして都会暮らしを始めた紬生は、10年後の夏、またこの地へ帰ってきてしまった。「どうして帰ってきたの」 10年前、本当の弟のように可愛がっていたあの頃と同じ、幼い膨れっ面で問う陸翔からは雄の匂いがした。歳上の大人として、兄として。陸翔の将来のために離れなければと思うのに、求められれば強く拒絶することができなくなってしまう紬生。10年越しの初恋の行方は……。
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-BL小説投稿サイトの人気作品が待望の単行本化! “僕を貴方の花嫁にしてください。そして僕の命をもらってください” 人間と人外が共存する現代日本。ニホンオオカミを祖先にもつ人間・白狼(はくろう)は、ある日、山で倒れている着物姿の美青年と赤ちゃん狐に出会う。 謎の美青年・蘇芳は目を覚ますなり“白狼の子種がほしい”と妖艶に迫ってきて――?! 謎の美青年は絶滅寸前の「紅妖狐」で、一生に一度だけ子を産むことができるが出産と同時に命を失ってしまう運命だった。 白狼は愛する嫁のため、神に背くことを決意する――。 ※本作品は同タイトルの分冊版1~18巻の本文に書き下ろしSSとイラストを追加したものです。
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3.0「僕を貴方の花嫁にしてください。そして僕の命をもらってください」 人間と人外が共存する現代日本。ニホンオオカミを祖先にもつ人間・白狼(はくろう)は、ある日、山で倒れている着物姿の美青年と赤ちゃん狐に出会う。 彼は目を覚ますなり“白狼の子種がほしい”と妖艶に迫ってきて──?! 謎の美青年は絶滅寸前の「紅妖狐」という人外だった。一生に一度だけ子を産むことができるが、出産と同時に命を失ってしまう運命…。 愛する嫁を死なせたくないから絶対にセックスしたくないオオカミ×死んでもいいから子種がほしくてたまらないキツネ。 運命に逆らいたい2匹のケモノの、スクランブルハッピーBL☆
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