エマ・ワイルズ作品一覧
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-「甘美なほど不道徳でありながら、優しくロマンティック……永遠に読んでいたい」セレステ・ブラッドリー “魅力的な恋人”を競う賭け。 放蕩公爵と伯爵に応募してきたのは……? 名作ロマンスシリーズ 電子版も新規配信開始! 〈あらすじ〉 1812年、ロンドン社交界はとある賭けの噂でもちきりだった。有名な放蕩者でその対照的な容姿から、“悪魔の公爵” “天使の伯爵” と呼ばれるニコラスとデレクが、どちらが魅力的な恋人で、女性を悦ばせる【悦ばせるに傍点】ことができるかを競うことになったのだ。人々の話題は、結果もさることながら、誰が審判をつとめるかということ。騒ぎの中、匿名で応募してきたのは意外なことにお堅いと有名な“氷の美女”――若く美しい子爵未亡人キャロラインだった。 この賭けは幼いころから知っているアナベルの婚約にショックを受けたデレクが、酔った勢いで言い出したものだった。恋愛に本気にならないようにしているニコラスは、軽い気持ちで乗ったのだが、キャロラインを見た瞬間に胸がざわめき、先に過ごすのは自分からだと持ちかける。どうしようもない独占欲が芽生えるのを感じながら……。 キャロラインとニコラス、アナベルとデレク。ふた組の恋の行く末は? 無作法な賭けは、いつしか永遠の愛へと変わってゆく――。ホットでロマンティックな名作ロマンス小説をお届けします。
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4.0親友を醜聞から守るため、 結婚することになったのは初恋の人―― 寝室の外では他人のような夫を ふり向かせることはできるのか……? 1814年、ロンドン。どしゃ降りの雨の夜、公爵家の次男ジョシュアの屋敷を伯爵令嬢チャリティがたったひとりで訪ねてきた。通常ありえないことだが、彼女はジョシュアの妹エミリーの親友で、妹がパーティを抜け出してろくでなしの貴族と駆落ちしたことを伝えに来てくれたのだ。チャリティはそのままこっそりパーティに戻る計画だったのだが、大雨のおかげでずぶ濡れのひどい恰好に。ジョシュアは放っておくこともできず、チャリティを家まで送った後に妹たちを追いかけた。なんとか駆落ちをくい止めることはできたが、伯爵令嬢が付添人もなしに屋敷に来たところを人に見られ、噂を立てられてしまう。 チャリティの名誉を守り、かつ妹の醜聞が明るみに出るのを防ぐためには、ふたりは結婚するしかない。双方にとって望まぬ結婚と思われたが、実はチャリティにとってジョシュアは初恋の人だった。 寝室では激しく愛し合うが、一歩部屋を出ると儀礼的な夫として自分を避け続けるジョシュアにチャリティは傷ついて……。やむを得ず始まった結婚生活の行方は――? エマ・ワイルズのロマンティック・ヒストリカル!! 著者略歴 エマ・ワイルズ Emma Wildes アメリカ、ミネソタ州生まれ。幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。現在はインディアナ州で夫と3人の子ども、たくさんのペットと一緒に暮らしている。 訳者略歴 大須賀典子 Noriko Osuga 1969年神奈川県生まれ、香港育ち。雑誌編集者を経て英米文学翻訳者に。主な訳書にエマ・ワイルズ『放蕩子爵からの愛の花束』『禁じられた「恋の指南書」』『不埒な公爵と恋の賭けを』、『見知らぬ侯爵と結ばれて』『ささげられた夜の乙女』、レイチェル・ヴァン・ダイクン&リー・サンダース『壁の花とワルツを』、キャスリン・ラロック『麗しの子爵ときまじめな令嬢』『囚われの令嬢と愛をささげる伯爵(竹書房)、エリザベス・ボイル『愛しの伯爵と秘密のひとときを』、エミリー・カーマイケル『恋は天から舞いおりて』(宙出版)など。
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-半年ほど前からソフィアの元に謎の崇拝者から花や香水が贈られてくるようになった。いつも一緒に大胆な内容の手紙を添えて。ソフィアはその手紙を不適切だと思う一方、率直な情熱に惹きつけられるものを感じてしまう。贈り主は放蕩者として悪名高いブレトン子爵ジュリアスではないかという確信が彼女にはあった。会話は交わさなくても、いつも熱い視線をソフィアに向けていたからだ。ある夜の舞踏会で、彼女は贈られたバラを髪にさして、謎の崇拝者の正体がジュリアスだとたしかめる。そして、ついに真夜中の逢瀬に応じたソフィアは、感じたことのない情熱を知るが、彼女はまだ気づいていなかった。年下のジュリアスがどれほど彼女に恋焦がれているのかを――。