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4.5OLの美咲は、ある日帰宅しようと会社を出たところで「姫様!」と、自分を呼んでいるらしい声を聞く。その声の主は、美咲が10年前、異世界に転生して勇者となり、魔王の手から救ってやった王国の仲間、アルフレッドだった。彼がニホンを訪ねてきた目的は、異世界の王国エルディアスと美咲の務めている商社との業務提携を進めること。思いがけない再会に、美咲の胸は熱くなる。それは、エルディアスの王太子・ローラントへの秘めた思いがあったからだ。エルディアスとニホンを頻繁に行き来することになった美咲は、ある陰謀の匂いを嗅ぎつけるのだが…。愛しい男のため、10年ぶりに勇者として立ち上がる美咲の愛と戦いのファンタジー。
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4.3彼氏の浮気の現場に遭遇した若葉は、ひどい言葉で罵られ、元カノ宣言をされてしまう。昨夜も一緒にいたのに、いつから私は元カノになったの? 一言も言い返せないでいると、いきなり後ろから抱きしめられた。そしてその人は言う。「いらないなら俺が貰うけど?」そして彼は続けて「君は俺の物だから」と。彼の名は草薙大介。その瞬間、若葉は大介の彼女になった。会うほどに大事にされ、今までどれだけひどい目に遭ってきたのかを自覚する若葉。同時に、なぜ大介がこんなにも大切にしてくれるのかが不思議で仕方がない。大介に問えども答えは「だからお前は俺の物だから」。その言葉に隠された真実を聞かされた時、若葉は――
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4.0スポーツジムのトレーナーだという英に勧誘され、つい入会してしまった美空。英の笑顔があまりに爽やかで、また肉体美が素敵で、ついうっとりしてしまったが、実は彼がマンションのお隣さんだったことにビックリ! 英は美空のことを知って声をかけたらしい。そして運命の人的告白まで。グイグイ押してくる英に、自分の何が彼をこれほど惹きつけるのかわからない。だが英はここから「部屋に来てから付き合うかどうか決めてほしい」と不可解なことを言う。キスまでしておきながら。どういうこと? そしていざ部屋に入ると英は驚くべき行動に出る。驚愕して言葉を失う美空に向け、自らの秘密の性癖を語るのだが――その性癖あなたはOKですか?
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3.5貴族の姫・馨子に仕える白露は、和歌が苦手な姫から、恋文の代筆を頼まれる。優れた和歌を美しい文字でしたためた白露の文のおかげで、馨子と相手の公達・時雅の間で文のやり取りが始まった。ところが白露は、文が返ってくる度、目にする時雅の歌に、次第に惹かれていく。主の恋人に想いを寄せるなど、あってはならないことと、自分を戒める白露。間もなく、時雅から馨子に婚姻の申し入れがあり、彼は馨子の邸を訪れる。ふたりが語らう部屋の隣に控えていた白露だったが、突然、時雅が現れ、文を書いたのは白露だと言い当てられてしまう。想いを心の奥に隠し、主人に仕える白露を、思いがけない運命が待っていて…。
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2.3ジーヌ子爵家の長女ユーリは、18歳という若さながら祖父の作った私塾を継いで人材を育成し、領地の発展に尽くしていた。しかし、彼女が変声器で声を変え男装していたのは、そういった役目からではなく、美貌を売り物にする母や妹に反発を感じていたためだった。ある日、塾の卒業生が失踪したという連絡を受け、捜索に乗り出す途中で、前国王のシャルルに出会う。彼も知人の次男が駆け落ちしたらしいと聞き、探していたのだ。シャルルはユーリと行動を共にすることになり、彼女の意思の強さと秘めた恋の悲しさに心惹かれていく。やがて二つの事件は一つの結末を迎えるが…。人捜しの旅を続ける若い女性2人と青年3人の思惑が複雑に交錯するファンタジック・ロマンス。
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-賢者マオフィに「呪いをかけられた姫を助ける」と予言された王子ヴィオレス。周囲に流されて会いに行ったカレナ王女の『呪い』は、思いがけないものだった。 彼女と風変わりな友情を結ぶに至ったヴィオレスだが、五賢者の一人が接触してきたことにより思わぬ事件に関わることになる。 一方ヴィオレスを助けるため行動を始めたカレナは、旅の途中で自分自身と向き合うこととなる。 ヴィオレスとカレナが辿り着いた答えは、大陸の隠された歴史を暴くこととなる。
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-いずれ平安京と呼ばれることになる、斜陽の都。下級貴族の青年俊道の周囲には、不可思議な出来事が起きる。だが、彼は目をそらす。己の平穏な暮らしだけが大切だから。鬼がそばを通り過ぎても、決して彼には見えはしない。見ることなど、しない。
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-生まれながらに人と竜の架け橋となることを己に課していたサリエルは、貴族たちの陰謀により国内の竜が利用されようとしていることを知り、阻止すべく行動することになった。 そんな中、彼の護衛として任務に当たったリアリスが陰謀の首謀者に捕らわれてしまう。さらに自由を求める竜アハレインの単独行動により、王国は脅威にさらされることになる。 危険な状況の中アハレインと想いを通わせたサリエルは、改めて石師としての自分の生き方を見つけ出す。 感情を失い生きてきたリアリスは、相棒の竜ドゥーガルダの愛を初めて理解する。 竜と人、それぞれの想いが開いた新たなる共存の道とは。
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-奴隷として生きてきたタリスは、メルガ王国の王子メドゥに救われる。彼のもとで様々なことを学んでいたタリスだが、ある日百年前にメルガに滅ぼされた国の王族の末裔ミラルドに出会い、ともにメルガを出奔することになる。しばらくは平穏な日々が続いたが、ミド六国連合がタリスの血筋を利用しようと接触を図ったことで、ミラルド共々大陸の諍いに巻き込まれることになる。自身の無力さに打ちのめされ翻弄されるタリス、王たる者の道を模索し続けるメドゥ。そして、己の生きる場所を求めるミラルド。交差する彼らの苦悩は、争いの続く大陸の未来を楽園へと導くのか。
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-右目にモノクルをし、あまり表情を変えずに趣味に勤しむテッドは「変わり者の伯爵」と呼ばれている。そんなテッドのもとに嫁ぐことになった田舎育ちの男爵令嬢ランジュは、彼の一挙手一投足が気になり、またそれを面白く感じてしまう。とはいえ相手は伯爵。失礼があってはいけないし、田舎娘の自分が伯爵の妻になることに戸惑いも大きい。なんとか気に入られようとするものの、うまくいっているようには思えない。落胆するランジュとは裏腹に、テッドはかつて経験したことのない妙な胸の高鳴りに戸惑っていた。互いに戸惑いを抱えつつ、ゆっくりと距離を縮めていくうぶくて純粋な二人の恋の物語。
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-平安の世、都では鬼が出没するという噂が立ち、人々は恐れおののいていた。治部省に勤める藤原清継は、そんな世の乱れを沈めるための舞比べの舞人選びを任され、雅楽寮頭の家を訪れる。そこで出会ったのは、夜の桜のようなはかない雰囲気の舞人・尭季だった…。どうしても、自分を舞人に選んで欲しいと清継に懇願する尭季。その熱意に翻弄される清継も、ある日鬼に襲われて、あやうく殺されそうになる。彼を助けたのは、帝の寵愛を受けている美しい白拍子・尾花だった。彼女は尭季に近づいてはならないと清継に忠告するが、彼は聞き入れず、また悲劇が…。何年も花をつけない桜の木の下で鬼が舞う。いったい誰のために――!?
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