栗城偲 - ガッシュ文庫作品一覧

  • 蛍火
    4.2
    大学教授の宮地洸一と小説家の束原千里は、学生時代から連れ添って二十年の「恋人」。しかし、ここ数年は一緒に暮らしながらもセックスどころかまともな会話もない日々。ある日、些細な諍いから洸一は煙草と財布だけを手に家を飛び出し北へ…。一方、千里は独り残された部屋で互いを想い合っていた頃を思い出す。かつてはあんなに愛しく想い、添いとげようと決めた相手だったのに…。二十年の歳月を経て、凍りかけた想いに再び火が灯る――。不器用な男たちのラブ・クロニクル。
  • アルファの恋人【イラスト入り】
    4.0
    オメガの幸人は、かつて好きだったアルファの男から酷い扱いを受けたことで発情期が来なくなっていた。 男性への恐怖心も拭えずにいたが、勤務先の学童保育施設に通う子供を交通事故から庇って怪我を負い、なりゆきでその子の叔父でアルファの西森 都に世話をされることになる。 はじめは苦手意識もあったが、紳士的で優しい西森の傍は不思議と居心地が良く、惹かれていき――。
  • おにいちゃんといっしょ【イラスト入り】
    3.8
    高校生の和佐と中学生の涼史は、5年前に親同士の再婚で義兄弟になった。 幼い日は「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と懐いてくれて可愛かったのに、格好良く育っている涼史は反抗期のようでそっけない。 呼び捨てにしてくる涼史に「なんでお兄ちゃんって呼んでくれなくなったの?」って訊いても、はぐらかされるばかり。 それでも義弟が可愛い和佐はしょんぼりだったが、ある日、涼史に突然キスをされ…!?
  • きみがすきなんだ
    3.5
    「俺、生まれたときからずっと夏月が好きだよ」――高校1年生の夏月と小学5年生の冬弥は、マンションでお隣同士の幼なじみ。小さい頃は“夏月おにいちゃん”とか呼んでくれて可愛かったのに…今ではすっかり呼び捨てだし、声変わりして身長もめきめき伸びている冬弥は生意気だ。…でも、いつもは意地悪なのに、夏月が弱っているときは気づいてそっと慰めてくれる。そんな大人びた冬弥に、なんだか夏月はドキドキして…!? 二人の成長編も収録♪
  • きみはぼくのつがい【イラスト入り】
    4.0
    オメガであるがゆえに両親から敬遠され、高校生で一人暮らしの遥。 そんな遥の目下の悩みは、ストーカー被害に遭っていること。 それを5才下の弟・都に知られると、遥に懐いている都はボディーガードをすると言ってきた。 助っ人として連れてきたのは、地元名士の子息でアルファの少年・嗣英。 出会い頭に「俺と付き合わない?」と迫られびっくりするが、小学生なのに大人びていて甘い匂いがする嗣英に遥はどきどきさせられて…!?
  • きみはぼくのもの
    3.9
    「俺のこと、好きになっちゃえよ。先生」大学生にしてキスすら未経験の栖川には秘密がある。それは、恋愛対象が同性であることと、地味な自分を偽る変装をしてバーに通っていること。ところがある夜、講師を務める進学塾の生徒にうっかり秘密を知られてしまった! しかもその子は、成績はすこぶる優秀だが悪ガキで、栖川が大の苦手とする小学生・椿吏貢。おののく栖川だったが、あろうことか吏貢は好きだと告げてきて、秘密をタテに迫ってくるようになり…!?
  • stand up, please!【イラスト入り】
    4.0
    AV会社に所属し性器修正に従事するモザイク職人の創丙は、多忙で食にも睡眠にも無頓着。 しかも勃たなくなって久しい。 そんな折、友人の保証人になり借金取りに追われるハメになった青年・覚馬をなりゆきでかくまうことになる。 覚馬はゲイ向けの元AV男優で、映像の中ではSキャラだったのに実は真面目な好青年。 同居するうち創丙の面倒をあれこれ見てくれるようになるが、ある日「本当に勃たないか、俺と試してみます?」と下半身の世話までされ…!?
  • たちまち、おちる【イラスト入り】
    3.9
    テレビ制作や舞台関係など幅広く活躍しているAV監督の間野は、ほぼ勃たなくなっていた。 とはいえ、当面使うアテもないし気にしてはいない。 そんな折、新しい舞台の仕事で、6年前にネコ男優として人気がありながら突然引退した佐藤と再会する。 小柄で可愛かった佐藤は長身イケメンに育ち、すっかり面変わりしていた! しかも実はバリタチで、昔から間野が好きで押し倒したかったと告白され、エロ技(テク)で懐柔されてしまい――!?
  • ちょっと並んで歩きませんか【イラスト入り】
    3.5
    会社員の桜町は、1歳の娘を残して妻が出て行ってから育児に翻弄されていた。 娘は目に入れても痛くないくらいとても可愛い。 でも、お父さん、ちょっと疲れちゃったな…。 そんなある日、ひょんなことからマンションの管理人の久保田と親しくなる。 桜町と同じくシングルファザーで、年下でチャラく見えても二人の息子の父親をしっかりこなしている久保田。 パパ友として頼りにしていたのに、「桜町さんみたいなタイプ、好みなんですよねv」と迫られるようになり…!?
  • 追憶の庭
    4.0
    「少し怖い人」だと思っていた彼は、思いのほか可愛らしい人だった――。大学生の大和は、亡き祖父の家で捜し物をしている。それは日本画家だった祖父の唯一の人物画。けれど、祖父の同居人だったその家の現在の住人・閑野の不摂生を見かね、家事もすることに。涼やかな美貌の閑野と夏を過ごすうち知らず惹かれていった大和だが、閑野が祖父の愛人だったらしいことに気づいてしまう。祖父に心をとらわれたままの閑野の姿を見るにつけ、大和は苛立ちを覚え――。
  • ぼくのすきなひと
    3.9
    「君、王子様みたいでかっこいいねえ」塾の特別進学クラスでも成績がトップの小学生・茂永渓は、ある夜、男に殴られていた高校生の七水を助けた。二度と会うことはないと思っていたのに、それがきっかけで七水に懐かれてしまう。手先はとても器用なのに勉強はまるでダメな彼に教授したりするうちに、男だし年上だしおバカなのに…いつしか七水が可愛く思えてきて!? 4年後の二人の続編も収録v

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