山野紗織 - ハーレクイン・イマージュ作品一覧

  • アポロンと人魚
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    トレイシーはここ数年、金持ちのわがまま娘を演じてきたが、祖父が亡くなり、相続人として会社経営を引き継いだ今、状況は一変、重役たちを見返さなくてはいけなくなった。でもどうやって?そう、ニコスの助けが必要だ。ニコス――かつてトレイシーが憧れ、夢中になった男性。ビジネスで成功した彼なら、きっとどうすべきか教えてくれる。トレイシーはさっそくギリシアへ発ち、彼との再会に胸躍らせた。現れたニコスが別人のように冷ややかで、蔑みの目をして謎めいた言葉をぶつけてくるとは思いもしなかった。「僕の知ってるあの無垢な人魚はどこへ行ったんだ?」★ハーレクイン・イマージュを代表するベテラン作家が、人の心に勇気と希望をもたらす、すばらしい愛の世界を描き上げました。切ないまでにひたむきなヒロインの姿が熱い感動を呼ぶ一編です。★
  • 異国の誘惑
    3.0
    海運会社に勤める有能な秘書クローディアはボスのサムからタザティーンへの出張に同行するよう求められた。サムはアメリカにいるときはただの支社長でも故国タザティーンに帰れば、やがては首長国を治めるシークだ。クローディアにとって初めての飛行機の旅、初めて訪れる国。普通なら心躍るはずのその旅はひどくつらいものになりそうだった。サムが出張と同時に家族が決めた名家の女性と婚約するからだ。この二年間、クローディアはひそかに彼を愛していた。その思いを告げることもできず、彼が婚約するのを目の当たりにしなければならない……。★かなわぬ恋とあきらめつつもボスを愛さずにはいられないヒロインのせつなさを丹念に描いた作品。キャロル・グレイスがお届けする人気のシークものです。★
  • 絆のプリンセス
    -
    幼いころに両親を亡くし、車の整備士の伯父に育てられたイジー。その伯父も亡き今、彼女は独りぼっちだった。母のたった一つの形見は、家族に伝わるという古い木箱だが、鍵が行方不明なので、開けることができない。ある日、イジーの職場に黒塗りのリムジンが横づけされる。側近を従えて降りてきたのは、端整ながらもどこか野性的な男性だ。「きみがイザベル・ポーサードだね?」彼は親しい人しか知らないはずの本名をたずね、返事も待たずに続けた。「僕はニコ。ベルノニアの皇太子で、6歳のときにきみと結婚した」口をぽかんと開けたイジーをまっすぐに見据え、ニコは鍵を差し出した。■はたして鍵は木箱にぴったり合い、亡き母からの手紙やティアラを見つけたイジーはみずからの素性を知ります。けれど見知らぬ男性と結婚しているわけにはいかないと、婚姻無効の手続きのためニコとともに機上の人となりますが……。
  • 貴族嫌いのレディ 王宮への招待
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    ジョジーは格式のある旧家の生まれだが、家風になじめず、家族とは距離をおいて暮らしている。型にはめられたような生き方が大嫌いなのだ。ところが、マイペースな彼女の生活に変化が訪れた。彼女が勤める貴族の館の主が亡くなり、その親族のウィルが新しい主としてやってきたためだ。ジョジーが携わっている館内の観光客向け喫茶室の運営に、ウィルはあれこれと口を出しはじめた。そしてあろうことか、グレーの制服を着るよう彼女に命じる。お仕着せなんて我慢できない!ジョジーは制服に鋏を入れた。★ご好評いただいた〈王宮への招待〉第二弾をお届けします。イギリスの作家で、自他ともに認めるロマンチストのフィオナ・ハーパーが執筆しました。本作が記念すべき彼女の日本デビュー作品となります。どうぞお楽しみください。★
  • 魔法のハーブを求めて 恋人たちのレストラン
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    父親が経営するレストランの自慢メニューが危機に瀕している。娘のイザベラは、気が気でなかった。ソースに入れるバジルが、王家の城の庭だけに生える貴重なもので、いつもは父が忍び込んで摘んでいたが、病気で倒れてしまったのだ。バジル摘みは、店で働くイザベラの手にゆだねられた。城には王子のマックスが住んでいるが、こもりがちで謎めいた存在。村の娘をさらっては地下牢にとじこめているという噂もある。バジル採りに行って、もしも王子に見つかったら?イザベラはおびえながらも、月の夜になんとか庭に入り込んだ。だが、すぐに馬に乗った黒ずくめの男が彼女のほうに迫ってきた。あれが噂の王子なの? 大変、つかまったらどうしよう!
  • 幸せの青い蝶
    5.0
    ケルシーが六歳の少女マライアの家庭教師兼乳母になったのはダラスきっての実業家でマライアの父親であるライアンが高校時代のクラスメートだった偶然からだ。かつてひそかな憧れの的だったライアン。妻を亡くした彼に身近に接すれば、昔の思いがよみがえる。だが、彼女にはためらいがあった。結婚生活ははるか前に破綻していたとはいえ、夫を亡くしてまもない身なのだ。だいいち彼は娘のために私を必要としているだけ。私自身を求めているわけではない。
  • すべてはあの日から ドクターたちの真実 I
    -
    アニーが勤める病院に新しい診療科が創設されることになった。リーダーは著名な小児心臓外科医、アレックス・アトウッドだ。病院に現れた彼に会った瞬間、アニーは自分の目を疑った。私は五年前、この人に会っている! 夜、とあるホテルのバーで。互いに名乗ることもなく、テラスに出てダンスを楽しみ、そして、キスを交わした。ただそれだけ……。でも、あのキスのおかげで、アニーは勇気を得て夫の暴力から逃れ、名前も髪の色も変え、今の暮らしを手に入れたのだ。この生活を守るためにも、私の素性を知られてはならない。万一知られたなら、彼をも不幸にしかねないのだから。■シドニーのセント・ジェームズ病院に新設された小児心臓外科。幼い命を守るため、過酷な勤務に耐えるスタッフたちに訪れる恋の瞬間を、メレディス・ウェバーが五カ月連続で描きます。医療現場で生まれる感動のドラマに、どうぞご期待ください!
  • 切なさを抱きしめて 王宮への招待
    -
    十年前、マリアンはセブと出会い、運命の恋人と確信した。しかし彼はある日突然、行き先も告げないまま姿を消す。その後、マリアンは彼の素性を知った。プリンス・セバスチャン二世――アンドヴァリア公国の君主。王族と平民、結ばれるべくもない二人だったのだ。月日は流れ、歴史学者となったマリアンは、王室の招きでアンドヴァリアに滞在することになった。セブと再会し、マリアンの心は乱れた。彼への思いは消えていないどころか、つのるばかりで、しかもマリアンは、セブには言えない秘密を抱えていた……。★裏切られ傷つけられたマリアンは、必死にセブと距離をおこうとしますが、彼女の苦悩の深さを知らないセブは、何かと彼女にかまいます。マリアンのセブへの愛と、やり場のない悲しみ、絶望感がからみ合う、切ないラブストーリーです。★
  • 相続された妻
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    シャノンは夫のアランを亡くし、警備会社の共同経営権を相続した。そしてもう一人の共同経営者でアランの親友でもあるジェイスとともに、会社の経営にたずさわることになった。アランとは30歳近く年が離れていたが、穏やかな結婚生活が送れた。しかし年齢の近いジェイスを前にすると、どうにも落ち着かない。それは6年前アランとジェイスに秘書として雇われたときと同じだった。だがその気持ちを見定める前に、アランにプロポーズされ結婚した。今、私は夫の死を悲しみながらも、ジェイスに心残りがあるのだろうか?とまどうシャノンに追い討ちをかけるように、彼は意外な言葉を口にした。「6年前、僕は君とデートしたかった。だがアランのためにやめたんだ」■物語の舞台はサンフランシスコ。にぎやかな西海岸の街の様子と、美しい港や橋、公園をそぞろ歩く二人を、軽快な作風で人気のバーバラ・マクマーンが心をこめて描きます。
  • プリンセスの帰還 地中海の王冠 II
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    ニューヨーク。華麗に着飾った人々が集まるショーの会場で、雑誌編集者のアテナは、ファッションコラム用の取材に忙しかった。そんな会場に、着なれた白いシャツにジーンズ姿の男性が不意に現れた。アテナは、場違いでも魅力の際立つその男性が誰か、すぐにわかった。ニコス! 愛しながらも、私から別れを言い渡した人。亡き王から彼の身を危うくすると脅され、理由も告げず一方的に……。私は故国を捨て、この十年で必死になって今のキャリアを築いた。なのに、国王亡き今、王位の第一継承者である私に帰国を迫るなんて。分裂し、崩壊寸前の王国を救いたいニコスの気持ちはわかるけれど、アテナには、どうしても彼に言えない大きな秘密がまだあった。■国王亡きあと、崩壊の危機にある国を救おうと立ちあがった三人のプリンスたち。7月からお届けしている三部作〈地中海の王冠〉は、異色のプリンセスの登場で思わぬ展開に……。ロイヤル・ロマンスならではの、華やかな恋と冒険の世界をどうぞお楽しみください。

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