伊東七つ生 - シャレード文庫作品一覧

  • 初恋の諸症状【特別版】
    3.8
    心臓バクバクいってるのは不整脈? 初恋の久我に十年ぶりに再会した秋人。破れた恋心がちっとも完治していないことを実感してしまい……。 久我の側にいると気分が高揚し、離れると落胆するのは躁鬱。胸が苦しくなるのは狭心症――。原因不明の病の正体が「そういう意味」での恋だと気づいた中学卒業間際、久我はすでに皆の人気者だった。一世一代の覚悟を決めて書いたラブレターは想い人に渡ることなく、初恋をこじらせたまま製薬会社の研究職に就いている秋人。連絡を断って十年。その久我がなんの前触れもなくMRとして転職してきて、「お前俺のこと好きだろ?」って――!? 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSS小冊子を収録した特別版!
  • 八木沼酒店にロマンスは売っているか?
    4.3
    悪いと思ってるなら、可愛い声でイきな 八木沼酒店の二階は女性限定物件。その理由は店主がゲイだから!? 店子になった敦哉の新生活は… 会社を早期退職し、八木沼酒店の二階で新生活をスタートさせた敦哉。家主の八木沼はゲイで、生真面目な眼鏡のサラリーマンがタイプと聞き警戒を強めたものの、商店街のイベントや店舗の手伝いに関わっていくうち、彼の役に立ちたいという気持ちが生まれてくるように。先に求めたモンの勝ち、だろ――教えられた言葉に初めて、苦手な酒を知り恋を求めたいと思うが、事故のような口づけの後、八木沼は敦哉をあるべき場所に帰らせようとしているようで……。間借りから始まるほろ酔いラブ?
  • 片翼の皇子<上>
    3.7
    広大な領土を誇り権力を恣にした翰帝国が衰退の兆しを見せ始めた頃――異形の少年が今夜も貴人の館で賓客に供されていた。少年の名は佳宵。かつては皇子だったが、鳥と不義をなした女の子供として地位を剥奪されて以来、銀髪に特殊な瞳孔、背に羽根が生えた人型の性奴という扱いを受けている。その佳宵が北方の異民族・匡祖氏へ下賜されることに。体のいい厄介払いに、父・帝をいまだ恋い慕う佳宵の心は深く傷つく。長の泰誠は精悍で心優しく、なにくれとなく佳宵を気遣うが、心を閉ざす佳宵は厚意を無にするような行動に出てしまい…。

    試し読み

    フォロー

最近チェックした本