小松左京 - セール作品一覧

  • 青い宇宙の冒険
    値引きあり
    4.0
    夜の11時になると、まもるの家の下から怪しい震動音が聞こえてくる――。調査に乗り出したまもるは、古文書などから、この地域には何百年も前から60年ごとに不思議な現象がおきていたことを知る。怪現象の中心地に調査にむかうまもるたちの前に、古い子守歌どおりのねじれた松葉や強い磁性をおびたくぎがあらわれ、謎はますます深まっていく。冒険、友情、そしてほのかな恋を、宇宙と人類という壮大なスケールの中で描く、小学生でも楽しめるSFエンターテインメント大作。小松左京がモリミノル名義で出版した漫画『ぼくらの地球』のワンシーンを引用した詳細解説つき。
  • 飢えなかった男
    値引きあり
    -
    遭難機に乗っていたのは百二十六人だったが、ジャングルを彷徨しているうち、生き残ったのは青年ただ一人だった。一体、なぜ彼ひとりが生き延びることができたのか……。表題作をはじめとする鬼才の異色SFのほか、落語等の古典芸能から材を得た芸道小説を収録。小松左京のめくるめく才能を味わえる短編集。 【収録作品】 I 飢えなかった男 出て行け! 迷い子 騒霊時代 ほか。
  • 宇宙漂流
    値引きあり
    -
    冥王星から500万キロ離れた宇宙灯台の緊急ブザーがけたたましく鳴った。巨大宇宙船が操縦不能におちいり、常識では考えられない光の30倍以上のスピードで、ジャンプを繰り返しながら突っ走っているのだ! 太陽系から何万光年も離れ、7人の子供たちを乗せたまま漂流を続ける「宇宙のよび声」号。食糧を食いつないでも、あといくらももたない。この原因不明の猛烈な宇宙船の推力の秘密は、いったい何だろう――? 少年少女だけが乗った宇宙船が広大な宇宙を突き進み、困難に立ち向かっていく、著者会心の宇宙冒険小説。ほかに、「カチカチ山」や「浦島太郎」「金太郎」など、おなじみの昔話をモチーフに独特のひねりをきかせた「SF日本おとぎ話」7編を収録。巻末には小松左京ライブラリによる詳細な書き下ろし解説が入った決定版!
  • 虚無回廊
    値引きあり
    3.8
    【電子オリジナル特典】・生頼範義イラスト原画2点収録 ・連載第一回の加藤直之イラスト入り「SFアドベンチャー」誌面 ・小松左京直筆原稿 ・小松左京ライブラリ解説 ●地球から五・八光年の宇宙空間に突如出現した巨大円筒形物体“SS”の正体は? 超AI開発プロジェクトの研究員遠藤秀夫は、完全自立型人工知能の開発中に、AI(人工知能)に魂を与えたAE(人工実存)という新しい概念に到達していた。やがてSS探査に送り込まれた“AE”が遭遇したのは、複数の地球外知的生命体の姿だった。日本SFの巨匠・小松左京が広大な宇宙を舞台に、「生命」「知性」「文明」の意味を問いかける、本格SF巨篇にして最後の長篇小説、ついに電子化! 堀晃×山田正紀×谷甲州巻末特別座談会も収録。
  • 氷の下の暗い顔
    値引きあり
    -
    氷結した暗い湖面の底に沈んでいる、青みがかった灰白色の巨大な「顔」。長さ十数キロ、幅7から8キロもある途方もない大きな「顔」だ。どう見ても、人間の、地球人の痩せた男の顔だった。今にも死にそうな重病人の、苦痛にみちた表情をしている。なぜ、そんな巨大な「顔」が、それも銀河系をはるか200万光年も離れているNGC244(アンドロメダ星雲)の中の小恒星のわびしい惑星上にあるのか。また、これほどスケールの大きい彫刻を、誰がどんな技術を駆使して作ったのだろうか。地球上のビーヴァーに似たこの星の原住民たちも、その成因をまったく知らないという。一惑星上にあらわれた巨大な「顔」の謎と心を感ずる木が解き明かす秘密とは? 本格SFの金字塔!
  • 小松左京“21世紀”セレクション1 見知らぬ明日/アメリカの壁 【グローバル化・混迷する世界】編
    値引きあり
    5.0
    〈小松左京は21世紀の預言者か? それとも神か?〉 コロナ蔓延を予見したかの如き『復活の日』で再注目のSF界の巨匠。 その“予言的中作品”のみを集めたアンソロジー第一弾。 米大統領の外交遮断の狂気を描く『アメリカの壁』、中国の軍事大国化『見知らぬ明日』、優生思想とテロ『HE・BEA計 画』、金融AIの暴走『養老年金』等。 グローバル化の極北・世界の混乱を幻視した戦慄の“明日”。 〈トクマの特選!〉第一回配本。 イラスト 田辺 剛 〈目次〉 未来から現在を見る法 [part.1]混迷する世界 グローバル化と保守化の拮抗/テロリズム アメリカの壁 四月の十四日間 または──日米もし“再び”戦わば  HE・BEA計画 返還 [part.2]欲望と資本の暴走 怪物化する通貨 黒いクレジット・カード 終わりなき負債 養老年金 未来とは何か 楽観論と悲観論 [part.3]衝突する世界 新たな冷戦/変わる対立構造 秘密計画 超人の秘密 見知らぬ明日 極冠作戦 解説 池上 彰
  • ゴエモンのニッポン日記
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    -
    あの、ゴエモンが、またニッポンへ帰ってきた! にわかじこみの奇妙な日本語、コウモリ傘を斜めに背負い、モーニングに下駄履きの宇宙人。一万年ぶりのニッポン探訪、見るもの聞くもの、すべて仰天することばかり。そんなゴエモンを自らの家に下宿させたのは、小松左京その人。ゴエモンがトイレットペーパーにひそかに書き記した日記を盗み読んで、わかりやすく紹介した異色の記録。痛快SF長編『明日泥棒』の姉妹編。本作の真骨頂、ゴエモンと小松左京の掛け合い漫才のルーツになったと思われる、ラジオ番組の台本のための直筆メモ画像を収録した完全版!
  • さよならジュピター
    値引きあり
    4.0
    【電子オリジナル特典】 ・加藤直之、張仁誠、宮武一貴の貴重なイラストや設定を高精細で収録! ・映画撮影前の「ミネルヴァ」号、「スペース・アロー」号 ・【初公開】小松左京直筆「さよならジュピター」脚本、小説原稿、シナリオ原稿 ・小松左京ライブラリ解説 時は22世紀。木星太陽化計画の調査主任・本田英二は、旧友でパイロットのホジャ・キンの来訪を受けた。ホジャ・キンは冥王星軌道外からやってくる彗星の数がここ数年激減している理由探査のため、2年余りの長旅に出かけるという。──これが彼らの最後の出会いであった。やがて明らかになる驚愕の事実。太陽系50億年最大の危機に、人類の英知はどう立ち向かうのか? 日本SFの金字塔が、さまざまな特典付きで電子化! (電子版では紙版の上下2冊分を、1冊にまとめています)。
  • 首都消失
    値引きあり
    4.5
    電子オリジナル特典】・生頼範義イラスト収録 ・劇場版「首都消失」ポスター ・小松左京直筆原稿 ・小松左京ライブラリ解説 ●S重工企画総務課長・朝倉達也は、役員会議へ新企画報告のため、名古屋を発ち東京へ向った。が、途中で新幹線がストップ、首都圏に大異変が起ったことを知る。都心を中心に半径三十キロ、高さ千メートルの正体不明な巨大な“雲”に覆われ、交通通信電波は遮断、死者も出たのだ。家族は友人は無事だろうか? この“封鎖”は一時的現象なのか? 国家中枢を失った日本の将来は…? 日本SF大賞受賞のパニック巨篇。(電子版では紙版の上下2冊分を、1冊にまとめています)。
  • 旅する女
    値引きあり
    -
    その女には、タヒチに到着した晩、ホテルのバーで出会った。「地球って、意外にさびしい星なのね……」と、なげやりに口にした彼女は、4年前のある日、パリの雑踏の中でひとり息子が行方不明になったという過去を語りはじめた。それ以来、子どもを探して旅を続けているのか、子どもを失った悲しみをまぎらわすために旅をしているのか、わからないのだと言う――。気品と威厳に満ちたちょっと風変わりな女との出会いから、学生生活の終わり近くに知り合った年上の女のことを思い出させられ、思いもよらぬ過去と現在とのつながりが、鮮やかにうきぼりになる表題作の他、女にまつわる短編全5編を収録。小松左京ライブラリによる解説つき。
  • 時の顔
    値引きあり
    5.0
    僕は40世紀の「時間局員」だ。自由自在に何世紀にもわたって、過去未来へ行き来できる超能力時代に生きている。そんな僕の親友のカズミが、ある一定の周期で、激しい疼痛感と痙攣発作に襲われている。特殊病理学者もサジをなげてしまった奇病だった。苦しみもがく彼をどうしても救ってやりたい。僕は、あてずっぽうに19世紀の幕末に病因解明の手がかりを求めた。しかし、大飢饉の余波が残っていた江戸の街で、僕はカズミの陰惨な過去、双生児にまつわる呪われた影を目撃してしまった――! 40世紀の人間の、呪われた複雑な過去を見つめる表題作のほか、デビュー直後の作品を含め、初期に発表された短編全7編を収録。書き下ろし解説つき。
  • 復活の日
    値引きあり
    4.5
    生物化学兵器を積んだ小型機が、真冬のアルプス山中に墜落。感染後5時間でハツカネズミの98%を死滅させる新種の細菌は、雪解けと共に各地で猛威を振るう。世界人口はわずか1万人にまで減ってしまい――
  • 見えないものの影
    値引きあり
    -
    もし、家の中や身の回りで、いろんなものが次から次へと消えはじめたら――? ある日、達夫の新品の腕時計がなくなった。次いで、朝まだ暗いうちに、妹の良子が悲鳴を上げて大騒ぎになった。何かグニャグニャした毛むくじゃらの手がふわっとさわったというのだ。その時、彼女の腕時計も消えていた。それからしばらくして、家でテレビが故障しはじめた。これは、何かとんでもないことの前触れなのか……? ひそかにしのびよる見えないものの影の正体とは? ジュニアSFの傑作! 貴重な手書きの生原稿画像と充実の解説を収録した決定版。

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